テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
そこへ剣闘士の監視役らしき大男が現れた。ユリウスを追い払うと、レオニダスに手錠と足枷を付けて連れて行ってしまった。ユリウスはその様子をどうすることも出来ずに眺めていた。その晩ユリウスはレオニダスが心配で眠れなかった。そしてキンキナトゥスにレオニダスを救う良い案は無いかと尋ねた。
キンキナトゥスはユリウスにある提案をした。それは、葡萄酒に眠り薬を入れて、剣闘士の監視役に飲ませ、その隙にレオニダスを助け出すことだった。この妙案を聞いてユリウスは喜んだ。さっそく、決行は明朝ということになった。
剣闘士の牢獄はコロッセウムの傍にあった。檻には鍵が掛かっており、前に監視役の大男が居座っていた。商人に化けたキンキナトゥスが大男に話し掛けた。「旦那、ちょいとひと休みしてはどうかな。景気付けに、葡萄酒でも飲んでは。」とキンキナトゥスは持って来た葡萄酒を勧めた。大男は退屈していたと見えて、「気が利くな。一杯貰うとしよう。」と言うと葡萄酒を一気に飲み干した。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ドラゴン店長
30
#感動
おんいむ
59
145