すごろくから飛ばして(?)、
最近の話からスタート。
最近、さとみくんは「莉犬」という話題が増えたと思う。
僕との放送中だって、「莉犬とやってみたい」とかいい出すし。
なんなら、実況だって、
「~~~莉犬~~」
とか題名?に名前が入る。
コラボしてるわけじゃないのにな。
でも、超最近の莉犬つきの題名は、他のグループメンバーと一緒、だけどころちゃんもいた。
ほら、やっぱりさとみくんは、莉犬が好きなんだ。
なんとなくでも分かってたはずなのにな。
あ~あ、最悪。
ため息をついていると、いちごマイクラのメンバーたちがぞろぞろときた。
あの2人はいない、けど。
ころちゃんはひょこり現れて帰っちゃった。
そういえば、ここ会社だっけ。
「大丈夫ですか」
そういったのは誰なのか。
「へ・・・?」
思った以上に声が震える。
「るぅとくん・・・」
「ご、ごめ・・・」
いつの間にか大粒の涙が。
だめだよ、るぅと。
僕のこと信頼してくれてる子達の前で泣いちゃ。
でも、涙は止まってくれない。
「我慢しないで下さい、」
「るぅとくんの事情は師匠から聞いてます」
「ため込むと大変です、!」
「ひとりで苦しまないで下さいよ」
たくさん。たくさん。
優しい言葉をもらった。
でも、
「ぼくもうやめるね、」
「え?」
「は?」
「ん?」
「ちょ、るぅとくん!?」
必死に呼び止める声を無視して。
僕は。
会社に来なくなった。
もう二度と。
恋なんてしたくない。
No sind
いちごマイクラメンバー(すとぷり以外ころちゃんいます)
「るぅとくんが諦めた・・・」
「・・・ごめんなさい師匠」
「ううん。ありがとね」
「るぅとくんが諦めた以上さとみくんは・・・」
「よっ」
「さとみくん・・・」
「なに話してんの?」
「さとみくん、誰が好きなんだろって」
「はあ?るぅとだわ」
「そ、そうなんですか!?」
「ころん、教えとけよ」
「まあまあ・・・それより聞いたでしょ」
『るぅとくんが恋をやめたって』
「誰なのかはわかんねぇけど、」
((((いや、あなたですね))))
「俺だったら諦めてほしくねぇな」
「「「「・・・・・・・」」」」
「そっ」
そんなさとみの返事に軽く返せたのは、メンバーであるころんだけだった。
どんどん過酷な状況に陥る(おちいる)中。
るぅとは、あの人のもとへ急いだ。
ここは大阪。
るぅとは、活動休止中である、仲間のジェルのもとに駆け込んだ。
辺りは薄暗く、淡い空が終わりを告げているような感じがした。
橙sind
「るぅちゃん?」
今東京にいるはずのメンバーの彼がいきなり俺んちにやってきた。
「じぇるくぅん、ポロポロ」
「とりあえず中入ろ」
「ぅ、」
「なるほどなぁ」
前にさとちゃんからもるぅちゃんの相談事をされたことがある、というかラインでずっとだけど。
でも、両片思いなふたりがここまで悩むなんて。
さとりいぬ推しの俺でさえ、
哀れに見える。
今、なんならさとるぅと推しになりそうなんだけどな。
散々泣きまくったあと。
るぅちゃんは、ソファーですやすやと眠ってしまった。
「大変やなぁ、」
同性愛で。
しかも、同じグループで。
彼が違う子に目を向けるたびに。
黒い感情が溢れて。
兄のような存在ががらりと変わってしまって、好きな人に。
忘れたいのに忘れられない。
そんな現実。
憧れだと言っていた、「恋」というものをもらって。
でもそれは苦くてるぅちゃんが願っていた恋とはそれてしまったものを渡してきた神様に。
るぅちゃんのかわりに俺は。
暗くなった空を睨んだ。
コメント
7件
初コメ失礼します!! 主様の物語めっちゃ好きです😭 続き楽しみにしてます🍀*゜
いい忘れてましたが、 next→♡50です