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第3話!
💙視点
、、、どういう状況?
「あれ、君お腹空いてるんだよね?食べないの?」
あれよあれよと店内に入れられて、目の前には見たこともない料理が置かれている。
「いや、これは何、、」
「ハンバーグだよ、知らなかったかな、」
初めて聞いたわそんな食べ物。
緑の野菜やら、たまに味噌汁に入ってるにんじんが知ってるやつよりデカかったりとか、とにかくなんだこの料理。
『ぐぉぉぉ』
あ、やべ。
「ふふふ、ほら、どうぞ召し上がれ?」
「あ、あ、いただき、ます、」
箸を肉に沈める。
中から汁が溢れ出して湯気が上がる。
その初めて食べるはんばーぐ、とやらを口に放り込んで、恐る恐る咀嚼する。
「こんな味濃い食べ物初めて、、」
なんだこれ。美味しすぎる。
肉ってこんな味だったんだ。
ちゃんとした水の量で炊かれた米を口に放り込んで、また噛み締める。
本当になんなんだ。
美味しい。
味がちゃんとする。
「あれ、今日味濃かったかな?」
あ、そういうことじゃない。
「いや、ばあちゃん、いつも味薄い味噌汁とおかゆしか作らないし、給食費払えないから給食食べたことないし。」
普通の家の子は毎日こんなご飯食べてるのかな。
あったかくて、ちゃんと味がするやつ。
美味しい、
おいしいなあ。
「美味しそうに食べるねぇ、君。名前は?」
「若井、滉斗」
「おっけー、ひろとね、おぼえた。おれは、藤澤涼架。りょうちゃんね。」
この人がこんな美味しいご飯を作っているんだなぁ。
あ、ここってお店だよね?
当たり前のように食べちゃってるけど、おれ、お金持ってないや、
「あ、あの」
「ん?どうしたの?」
「おれ、お金、もってなくて、」
やばいまじで、怒られる。
どうしよう。
「あ〜!全然大丈夫だよ!ここ、こども食堂だもん!」
コドモショクドウ?
これまた初めて聞いた。
「んふふ。子ども食堂ってのはね、君みたいなちんちくりんは無料でご飯が食べられるのさ。おかわりも自由!夕方から夜までやってるよ!」
「あ、、え、、、?」
無料?
あったかいのに?
こんなに美味しいのに?
お金、払わなくてもいいの?
もう、シャバシャバのご飯だけ食べる生活しなくてもいいってこと?
「遠慮しないでいっぱい食べてね!」
りょうちゃんがとても優しい笑顔で言う。
食べていいと言ってくれるなら、甘えてみてもいいのかな。
「あの、おかわり、してもいいですか」
「もっちろん!どんどんしちゃって!」
慣れない料理をたくさん食べたからか、次の日はお腹が少しだけ痛かったけど。
なんだか息苦しい世界に、居場所が一つ。できた気がした。
続きます!
バイバイ👋