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ここからまた、期間空けた後に書いたので変になると言っておきます


逃げてしまった…

”「あ”ーもう…」

俺は屋上に逃げてきた


『チーノ』

”「え、ショッピ?」

「なんでここに…」

気づくといつの間にか俺の目の前へとショッピが現れた

『ワイも前にここに来たから』

”「…せやな」

『お前は聞かなかったのかもしれなあたけど、俺はやっぱり聞くことにした』

『最近何かあったんやろ?』


”「はぁ…」

そういうところずるいよな

”「まぁ、ちょっとなぁ…」


トントンに呼ばれた日のこと


ドアをノックして、

”「チーノです」

と言った

「入ってどうぞ」

”「失礼します」

書記長室へ入る

「そこに座れ」

無言で俺は座る

すると、トントンは少し怒ったようにこう言った

「チーノ!なんでここに来たんや?!」

”「トントン様には関係無いことでしょう…?」

「おまっ…」

「俺のことを知らないふりするんか?!」

はぁ、うるさいな…

「俺は言ったよな?!軍に入るなと!」

うるさい、

「なんで来たんや、ここに?!」

うるさい、うるさい

「なんか言えや!」

うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、

「お前は弱いんやから、命を無駄にしたいっちゅうことか?!」

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

俺のことを、何も知らないくせに。







トントンと俺は、親戚だ。

幼少期の頃、俺はトントンに何でも負けていた。

勉強、運動、友達、教養、見た目、性格、容量、全てにおいて負けていた。

強いて勝てることなら、騙すことかな…

いや、トントンはハイスペックだから俺より上手く出来るだろうな。

俺の家は詐欺師の家系、しかし、トントンは立派な貴族の家の生まれだ、詐欺師の家系は代々、トントン家の傘下にあった。

歳の近いトントンと俺は比べられ、虐げられた。

だが、トントンはそれを知らない。

いつも、幼なじみだからと何かと俺のそばに居てくれた。

だが、ある日、トントンは急に軍兵になると家を飛び出してしまった。

慌てるトントンの両親、そして、俺の家も危機に陥った。

後継者はトントンしかいないため、トントンが家を出てしまえば俺の家の未来も危うい。

トントンは家を出るさい、こう言った

「お前は弱く、才がないから絶対に軍兵にはなるな」

と。

何も知らない彼の事情 〜完~

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