⚠普通に不謹慎
⚠🇮🇱が病み気味
ヤンデレ下手なのと普通に筆者の国語力の問題で酷いことになってると思います
それでも良い方のみ先に進んでください
「僕達、ずっと一緒だね!」
向けられた笑顔が眩しく見える。
悪意なんて1ミリも込められていないその言葉に、俺はにっこりと頷く。
嗚呼、可哀想に。
こんな男が友達だなんて。
「そうですね。……〝ずーっと〟ね」
ただ、内なる真っ黒な感情だけをのせた言葉に、目の前の愛しい彼は笑って頷いてくれた。
「もうやめてよ…」
過去のことを思い出していれば不意に弱々しい声が聞こえ、顔を上げた。
目の前の彼は泣きじゃくっていた。
なんでそんな泣いてるの?
___嗚呼、俺がずっと君を閉じ込めてるからか。
「お願いイスラエル、ここから出して」
「無理な願いですね」
彼の懇願を即答ではねのける。
可哀想なことに、彼はまた大きな声で泣き始めた。
「なんで……なんで、」
〝皆に会いたいよ〟
最後に弱々しく吐き出された言葉を、俺は聞き逃しはしなかった。
皆に会いたい?
俺という存在がいるのにも関わらず?
突如感じ始めた苛立ちを抑えようと、大きな溜息をついてやった。
彼は俺が恐ろしいのか、俺がひとつ行動するたびにびくりと身体を強張らせる。
そして俺のことを死んだ目で見つめてくるんだ。
前までは希望に満ち溢れていたその目。
嗚呼でも、俺が全部全部壊してやったんだっけか。
そんな君の顔が可愛らしくてしょうがない。
もっと見たい。
その一心で俺は彼の顔をこちらに無理やり向けさせる。
最初は力強い抵抗を見せていた腕もくたびれたのか、それとも諦めたのか、もはや俺に対して何の意味ももたなかった。
「痛っ……」
だがその顔が痛みに歪んだのを見て、俺は一つ名案を思いついた。
何故もっと早くこうしていなかったのだろう。
素晴らしい、非常に素晴らしいアイデアに笑みを隠せない。
そんな俺の表情から何かを悟ったのか、彼はふるふると首を振る。
「嫌だ、やだ、やめてよ」
それを無視し彼の手を自身のネクタイで縛り上げれば、彼はさらに声を張り上げた。
「今のキミは……なんか、なんかおかしいよ」
おかしい?
疑問に思い顔を上げれば彼の目には光が戻っていた。
俺が絶望と愛情で黒く染めてあげた筈の目に。
希望が宿っていた。
「今…今ここで踏みとどまってくれたら
僕はキミを許せる」
優しく、でも力強く語り掛けてくるその声に、俺は黙秘を貫いた。
優しい声と対称に、俺の心が更に真っ黒な感情で埋もれていくのを横目に見ながら。
「僕は………僕は皆に会いたい
友達に会いたいんだ」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中で何かが切れる音がした。
可哀想に、君は俺の中の新たな扉を開いてしまったみたいだ。
「何を舐めたことを言ってるんだ」
彼の胸倉を掴み、思い切り地面に押し付ける。
驚きか、それとも恐怖からか彼からの反応が何もないことを良いことにとっととその上に跨る。
ようやく状況が呑み込めたのか、彼はそれに慌てたような表情を見せた。
「ま、待っ」
「君が最初に言ったんだろ。〝ずっと一緒だ〟って」
顔を思い切り近付けそう呟けば、彼は唖然とした表情のまま黙り込んでしまった。
「だから俺は君と一緒にいる為に邪魔になりそうな人間を遠ざけたし、君をここに閉じ込めた」
…だって、約束は守らないといけないでしょう?
何も言えない彼ににっこりと微笑んで見せる。
ネクタイで縛られた手を押さえつけ愛おしい彼の頬をそっと撫でれば、彼は「違う」とまた涙を流し始めた。
「僕が望んでいたのは、こんな形じゃない」
「大丈夫ですよ」
身体を震わせる彼に、そっと口付けをする。
「あんな奴らなんていらなくなるくらいに俺がちゃあんと愛してあげますから」
「俺がこの中東で一番強いことくらい、ご存知でしょう?」
「あの米国さえも今や俺には逆らえませんし」
……何も怖がることはありませんよ。
囁くたびに彼の身体が揺れる。
「……ひっ」
震える彼の身体を抱きしめれば、自分の腰にそっと手が回ってくるのを感じた。
嗚呼、可哀想に。
君は君を監禁した本人である俺を頼るしかないんだね。
そんな事実にぞくりとしてしまい、思わず舌なめずりをする。
自分の下で震える小さな身体をとても愛おしく思う。食べてしまいたいくらいに。
「パレスチナ」
名を呼べば、潤んだ瞳がこちらを見つめてくる。
「愛していますよ
これまでも これからも」
そっと囁くも相手からの返事はない。
だが俺は彼の頬がほんのりと赤くなるのを見逃さなかった。
満足気に上がる自分の口角を押さえることはせず、その代わりにもう一度口付けを落とした。
今読み直すととても恥ずかしい死にたいヒェー
読んでくださりありがとうございました🙇
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