テラーノベル
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何故森に不釣り合いな建物の前にすまない先生達がいるのかと言うと、理由は数日前・・・
✵✵✵✵
すまない先生達は野宿をし、しばらく旅をしていた。
そんある日、すまない先生とブラックは焚き火の木を集めに行った。
ふと、枝を集めるために手分けしていたすまない先生の背後でガサリと何かがなった。
「?ブラックくん?」
と、すまない先生は声をかける。だが、草むらから出てきたのは、
「ヴヴヴヴ・・・」
「・・・赤ちゃん?」
草むらからは普通はいるはずのない赤ん坊が出てきた。すまない先生は怖がらせないようにしゃがみ、赤ちゃんに手を伸ばした。
「怖くないよ〜大丈夫・・・」
「ヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・ヴガァアアッ!!」
と、赤ちゃんの普通の爪が鋭く尖り、すまない先生の腹部を切りつけた
ぐしゃりと血が周りに飛び散る。
「ゲボッ・・・」
思わず口から血が零れた。思わず体が前に倒れる。
血がどろりと地面に流れる。
赤ん坊はぼんやりそれを眺めているだけだった。瞳は何も写っていない。ふと、赤ん坊は踵を返してどこかへと行ってしまった。その際、ひらりと何か布らしいものが落ちてきた。赤ん坊はそれに気づいていないのか、そのままどこかへと行ってしまった。
✵✵✵✵✵
「・・・ゲホッ・・・あぁ、痛かったぁ・・・」
と、すまない先生は体を起こした。腹部の傷は完全に塞がっており、腹部の服が血まみれに残っているだけだった。
─すまない先生は、“不老不死”だった。
いつからと聞かれると、いつからだったか分からない。レッドとブルーと会う前はぼんやりと生きていて、名前も、過去も自分も何者か分からなかった。
「とりあえず、レッドくん達の元に帰ろー♪」
と、呑気に枝をある程度拾い、そのままみんなの元へと戻ろうとした。ふと、近くに落ちていた布を拾い上げた。
「・・・なんだろう。これ」
と、すまない先生は首を傾げ、そのままポケットに入れ、みんなの元に戻って行った。
「うわぁ!?すまない先生!?それどうしたんですか!?!?」
「クマにでもやられたんですか!?」
帰ったら、軽く皆に驚かれた。
コメント
2件
赤ちゃん凶暴化してない!?まるで昔の赤ちゃんみたいに… てかなんですまない先生はそんな冷静なん笑?