夢が出来てから2日目。
図書館に行くことにした。
図書館と言っても施設内なのだが。
施設の外へ行くことは出来ない。
まるで監禁だ。
そんな事を思いながら図書館へと向かった。
科学について… 人間の仕組み… 心理…
人体を中心に本を読み漁った。
いつか滅亡させる事を思いながら。
木々が揺れ、心地よい風が吹く場所を
見つけた。
人間は大嫌いだが、自然は好きだ。
僕は図書館から借りてきた本を読もうと思い、
木に腰を掛けた。
『……ンーえ!?誰!?』
……誰だ?自己紹介の時にこんな奴は居なかったはずだ…
僕が警戒しているとそいつはヘラヘラと喋りだした。
『うぇ~?そんなに警戒しなくてもいいじゃ〜ん!君も逃げてきた感じ?』
…逃げてきた?
『逃げてきた…ってどういう意味ですか?』
僕がそう聞くと少しムッとした表情で
『堅苦しいな〜…タメで話せない?』
…何だコイツ。変な奴だな。
彼には困惑しているように見えたのだろう。
彼はこう言ってきた。
『ねぇ、ちょっと来てよ!』
『はぁ?ッちょッ』
僕は手を引かれある場所に連れてこられた。
『…何だここは…』
僕が唖然としていると彼が言った。
『研究所だよ。人類滅亡計画の為の。』
…は?人類滅亡…?まさかッ…
『…意思が…同じなのか?』
そう僕が言うと彼はニッコリと笑って言った。
『そーだよ!人類滅亡!2人で一緒に叶えようよ!』
そう言って微笑む彼は何だか…
汚い人間よりも恐ろしく見えた。
コメント
2件
は、お前天才だろ ‼️‼️‼️ 面白いんですけども !?