テラーノベル
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らぴすが眠りについたリビング。
静かな寝息だけが聞こえていた。
心音「……。」
ロゼ「本当に寝た?」
らいと「うん。かなり疲れてたんだろうね。」
メルト「昨日のお泊まり会も楽しかったみたいだし。」
みかさ「でも、ちゃんと楽しめたならよかったじゃん」
心音はソファで眠っているらぴすを見つめる。
心音「……旅行。」
ロゼ「さっき言ってたやつ?」
心音「うん。」
らいと「どこ行くと?」
メルト「まずは、らぴすが安心できる場所じゃないとね。」
みかさ「人が多すぎる場所は大変かも。」
心音「移動時間も短い方がいい。」
ロゼ「休憩できる場所も必要だし。」
らいと「宿泊するなら部屋は静かなところがいいっちゃんね。」
メルト「食事もらぴすが食べやすいものがあるところがいいね。」
みかさ「らぴすが楽しめるところも必要でしょ」
心音「……よし。」
ロゼ「決めるの早くない?」
心音「らぴが喜ぶなら早い方がいい。」
らいと「心音、完全に溺愛モードだね。」
心音「いつもだろ。」
メルト「自覚あるんだ。」
みかさ「らぴす大好きだもんね」
心音「当たり前。」
ロゼ「即答。」
みんなが小さく笑った。
その時。
ピコン♪
心音のスマホに通知が届く。
心音「……莉犬君からだ。」
ロゼ「なんて?」
心音が画面を開く。
莉犬 『らぴぴ、もう寝た?』
心音『寝た。』
莉犬 『そっかぁ。』
莉犬 『ねぇ、さっき旅行の話してたよね?』
心音「……。」
らいと「聞かれてた?」
メルト「たぶん。」
みかさ「いつメンに相談する?」
心音「……するか。」
心音はすぐにグループチャットを開いた。
心音 『らぴすが寝た。』
莉犬 『よかった!』
てると 『疲れてたんだね。』
やなと 『今度はゆっくり休めるお出かけにしたいな。』
はりま 『旅行の話、詳しく聞きたい! 』
まぜ太 『計画するなら、らぴすの体調を最優先な。』
心音 『そのつもり。』
莉犬 『じゃあ、みんなで考えよう!』
てると 『賛成!』
やなと 『らぴす君に内緒で?』
はりま 『サプライズ?』
まぜ太 『……絶対すぐバレるだろ。』
心音 『それはそう。』
みかさ「らぴす、鋭いもんね。」
ロゼ「隠し事が苦手な人間が多すぎる。」
らいと「特にみかさ。」
みかさ「え?」
メルト「顔に出るからね。」
みかさ「出てない!」
心音「出てる。」
みかさ「……。」
ロゼ「出てる。」
みかさ「そんなぁ、」
みんなが笑っていると。
らぴす「ん……。」
全員「!」
らぴすがゆっくりと目を開けた。
らぴす「……あれ?」
心音「起きたか。」
らぴす「寝ちゃってた……?」
心音「うん。」
らぴす「ごめん……。」
心音「謝らなくていい。」
らぴす「でも、みんな話してたのに……。」
ロゼ「寝るのも大事。」
らいと「ちゃんと休めた?」
らぴす「うん……。」
メルト「それならよかった。」
みかさ「らぴすの寝顔可愛かったぁ…、」
らぴす「え?」
みかさ「めっちゃ可愛かった」
らぴす「見ないでよぉ、」
心音「見てた。」
らぴす「しおにぃも、…」
心音「だって可愛いから。」
らぴす「もう……!」
らぴすは頬を膨らませる。
ロゼ「可愛い。」
らいと「可愛いかね。」
メルト「可愛いね。」
みかさ「可愛い!」
らぴす「やめてよぉ、」
兄たちの笑い声がリビングに響く。
しかし。
らぴすはふと、何かに気づいた。
らぴす「……。」
心音「どうした?」
らぴす「なんか……みんな変じゃない?」
ロゼ「え?」
らぴす「さっきからスマホ見てるし……。」
らいと「気のせいじゃない?」
らぴす「みかにぃ、さっきからずっとニヤニヤしてる。」
みかさ「えっ?」
メルト「……。」
らぴす「めるにぃも目を逸らした。」
メルト「……。」
らぴす「ろぜにぃは今、何か隠したよね?」
ロゼ「……。」
らぴす「らいにぃも」
らいと「……。」
らぴす「しおにぃ」
心音「……。」
らぴす「絶対何かある、」
みかさ「な、ないよ!」
らぴす「みかにぃ、?」
みかさ「ないない!」
らぴす「怪しい、」
ロゼ「鋭いな……。」
らいと「やっぱり隠すの無理じゃない?」
メルト「うん。」
心音「……。」
らぴす「やっぱり何かあるんだ、」
心音「……。」
らぴす「教えて」
心音「まだ秘密。」
らぴす「えぇ~、」
心音はらぴすの頭を優しく撫でた。
心音「楽しみにしてろ。」
らぴす「……。」
らぴすは少し考える。
そして。
らぴす「旅行?」
全員「!」
らぴす「え、当たった?」
みかさ「すごい!」
ロゼ「バレるの早すぎる。」
らいと「まだ何もしてないのに。」
メルト「感が鋭すぎる。」
心音「……。」
らぴす「旅行なの…、?」
心音「……。」
らぴす「しおにぃ?」
心音「……行きたいか?」
らぴすの表情がぱっと明るくなる。
らぴす「行きたい、!」
心音「じゃあ。」
らぴす「ほんとに、?」
心音「みんなで行こう。」
らぴす「やったぁ!」
らぴすが嬉しそうに立ち上がる。
しかし。
心音「……。」
ロゼ「……。」
らいと「……。」
メルト「……。」
みかさ「……。」
らぴす「?」
心音「立ち上がる時はゆっくり。」
らぴす「あ。」
少しだけふらついた。
心音「ほら。」
らぴす「大丈夫だもん、」
心音「大丈夫でもゆっくり。」
ロゼ「急に立つと危ないよ。」
らいと「焦らなくていい。」
メルト「座ってから落ち着いて。」
みかさ「旅行は逃げないから、」
らぴす「みんな過保護ぉ……。」
心音「過保護でいい。」
らぴす「……。」
心音「らぴすが安全に楽しめるなら、それでいい。」
らぴすは少し黙った。
そして。
らぴす「……ありがとう。」
心音「ん。」
らぴす「俺、みんなと旅行行けるの楽しみ。」
ロゼ「俺たちも。」
らいと「絶対楽しい。」
メルト「無理のない予定を立てようね。」
みかさ「いっぱい思い出作ろう!」
らぴす「うん!」
その夜。
らぴすはいつメンのグループチャットにメッセージを送った。
らぴす 『旅行行くんだって!』
莉犬 『やったぁぁぁぁ!!』
てると 『らぴらぴと旅行!?』
やなと 『楽しみすぎる!』
はりま 『らぴす君と一緒に行けるの嬉しい!』
まぜ太 『無理しない旅行にしような。』
らぴす 『うん!』
莉犬 『らぴぴ、何したい?』
らぴす 『みんなと一緒ならなんでもいい、』
一瞬。
グループチャットが止まった。
らぴす「……?」
数秒後。
莉犬 『可愛すぎる』
てると 『好き』
やなと 『可愛い』
はりま 『らぴす君……!』
まぜ太 『……。』
らぴす 『え、なに?』
莉犬 『なんでもないよ!』
てると 『ただらぴらぴが可愛いだけ!』
らぴす 『えぇ、』
その頃。
兄たちも別の場所で旅行計画を始めていた。
心音「らぴすが一番楽しめる旅行にする。」
ロゼ「絶対に。」
らいと「無理はさせない。」
メルト「でも、思い出はたくさん作る。」
みかさ「らぴすをいっぱい笑わせる!」
そして。
いつメンも。
莉犬「らぴぴが楽しめる旅行にしよう!」
まぜ太「無理はさせない。」
てると「いっぱい遊ぶ!」
やなと「いっぱい食べる!」
はりま「いっぱい写真撮る!」
全員「おー!」
らぴすだけが知らなかった。
兄たちといつメンが。
自分のために。
本気で旅行を計画していることを。
そしてその旅行が――
らぴすにとって、忘れられない大切な思い出になることを。
――続く。
第12話予告
「旅行先を決めよう!」
候補が多すぎて大混乱!?
らぴすが「みんなと行けるならどこでもいい」と言ったことで、兄たちといつ
メンの溺愛がさらに加速する――!
Next❤200、🌾6
コメント
7件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
最高
#mtor
うさぎ(水滴)
19
ぴぴ
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