テラーノベル
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休日の朝。
めておらの家のリビング。
テーブルの上には、旅行雑誌やパンフレットがたくさん並んでいた。
らぴす「わぁ……!」
心音「今日は旅行先を決める。」
らぴす「楽しみ!」
ロゼ「候補はいくつかあるよ。」
らいと「らぴすの体調を第一に考えた場所やけん。」
メルト「休憩できる場所が多いところ。」
みかさ「みんなでいっぱい思い出を作れるところ!」
らぴすは目を輝かせながらパンフレットを見ていた。
その時──
ピンポーン♪
みかさ「来た!」
玄関を開けると、いつメンが勢ぞろいしていた。
莉犬「らぴぴー!」
らぴす「莉犬くん!」
てると「旅行会議しよー!」
やなと「いっぱい調べてきた!」
はりま「パンフレット持ってきたよ!」
まぜ太「候補増えた。」
らぴす「すごーい!」
みんなでリビングへ集まる。
莉犬「まずは温泉!」
てると「水族館もいい!」
やなと「自然いっぱいの場所!」
はりま「のんびりできる旅館!」
まぜ太「移動時間は短め。」
心音「それ大事。」
ロゼ「長時間移動は負担になる。」
らいと「休憩も必要だね。」
メルト「静かな場所もいい。」
みかさ「全部行きたい!」
らぴす「あははっ!」
みんなが真剣に考えてくれている。
それだけで胸が温かくなった。
らぴす「ねぇ。」
全員「?」
らぴす「僕ね。」
少し照れながら笑う。
らぴす「みんなと一緒なら、どこでも楽しいよ。」
シーン……
部屋が静まり返る。
莉犬「らぴぴ……。」
てると「それ反則……。」
やなと「可愛すぎる……。」
はりま「泣きそう……。」
まぜ太「……。」
心音「……。」
ロゼ「……。」
らいと「……。」
メルト「……。」
みかさ「可愛い…」
ぎゅっ
みかさがらぴすに抱きつく。
らぴす「わっ!」
続いて、
心音「俺も。」
ロゼ「おいで。」
らいと「よしよし。」
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メルト「嬉しいね。」
莉犬「らぴぴー!」
てると「らぴらぴ!」
やなと「最高!」
はりま「可愛い!」
まぜ太「……。」
らぴす「まぜたくん?」
まぜ太「……ほら。」
ぽん。
まぜ太は優しくらぴすの頭を撫でた。
らぴす「えへへ。」
心音「……決めた。」
ロゼ「ん?」
心音「旅行先は、らぴが安心して楽しめる場所。」
らいと「賛成。」
メルト「そのために予定もゆっくり組もう。」
みかさ「いっぱい休憩しながらね!」
莉犬「お菓子も持っていこう!」
てると「ゲームも!」
やなと「トランプ!」
はりま「カメラも!」
まぜ太「薬と飲み物は忘れるな。」
らぴす「うん!」
旅行の予定は少しずつ決まっていった。
その様子を見ながら、らぴすは思う。
(こんなに幸せでいいのかな……。)
兄たちも。
いつメンも。
みんなが自分のことを考えてくれている。
胸がいっぱいになった、その時──
らぴす「……っ。」
少しだけ視界が揺れた。
心音「らぴ?」
ロゼ「どうした?」
らいと「顔色が悪い。」
メルト「少し休もう。」
みかさ「ソファ行こ!」
莉犬「らぴぴ!」
てると「大丈夫!?」
やなと「無理しないで!」
はりま「お水持ってくる!」
まぜ太「ゆっくり呼吸。」
らぴす「ご、ごめ……。」
心音「謝らなくていい。」
心音は優しくらぴすの手を握る。
心音「今日はここまで。」
ロゼ「旅行の話はまたあとで。」
らいと「焦らなくていい。」
メルト「らぴすの体調が一番。」
みかさ「元気になってから続きしよう!」
らぴす「……うん。」
みんなに囲まれながら、らぴすはゆっくりと目を閉じた。
旅行はまだ先。
でも。
この時間もまた、大切な思い出になっていくのだった。
――続く。
第13話予告
「旅行前の定期検査」
旅行へ行くために、らぴすは病院で検査を受けることに。
しかし検査結果を聞いた兄たちの表情が曇ってしまい……。
コメント
1件
うわあ、このエピソード、めっちゃ温かい……!「みんなと一緒ならどこでも楽しい」ってらぴすが言ったところ、本当にグッときました。その直後の静寂と、みんなが次々に抱きついたり撫でたりする流れ、最高に優しい。でも最後に体調を崩すシーンで、「ああ、そうだこの子は無理してたんだ」って現実を突きつけられる感じが切なかった。次回の検査結果、すごく気になります。みんなの想いが報われる話でありますように。