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できればスイスに手を挙げたくはなかったアルけど…
そう思っているとスイスは我とは別方向を向き、そちらへ走っていく。
🇰🇵
「お、おい!!?何処行くんだ!!?」
背を向けるスイスを見ていると、包丁を大量に持っていた。恐らく、違う国を殺すのだろう。
追いかけたかったが、ウクライナをほっておくわけには行かなかったので、あきらめた。
🇺🇦
「……ぁ゛」
🇰🇵
「こいつ…生きてんのか?」
頭が刺されているならば、生きている時間も、もう長くはないだろう。
🇨🇳
「…やられたアルね…。」
🇰🇵
「くそっ……。」
二人してウクライナを覗き込み、体をさすったりしている。意味はないのに。
やがて、ウクライナのうめき声も止まった。
死んだのだ。
🇰🇵
「…………」
🇨🇳
「うめるだけでもするアルか?」
ノリで提案したが、北は頷きもしない。
そりゃそうアルけども、少しは反応してほしかった我がいる。
🇰🇵
「またかよ……。」
🇨🇳
「また?」
そんな北の言葉に違和感を感じ、気になった部分を返して言う。
🇰🇵
「…実は」
🇺🇦
「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ、」
🇰🇵🇨🇳
「!!!!?」
北が言葉を発したのと同時に、ウクライナは苦しそうな声を荒げる。
体が揺れ、目が充血している。
🇨🇳
「ウクライナっ!!?」
グチャッ
ブチブチブチブチ!!!
🇰🇵
「っ!!!?」
今、おぞましい光景を目にしている。
ウクライナの頭の飾りとしてつけている花の茎が、ウクライナの頭を刺しているのだ。
我と北は固まってそれを見ているのみ。
ブチブチブチブチッッッ!!!
クヂャグチャ…
🇺🇦
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!!!????」
そのうちにウクライナの顔の上半分から植物のツタのようなものがあふれ出てくる。
その傷口は大量の血が溢れ、痛々しい姿へと変貌していく。
🇰🇵
「…ぐろいぐろい…っ、」
🇨🇳
「…っ、」
そして、ウクライナは、顔上半分が植物に支配された異形な姿へと変わったのだ。
言葉が出なかった。
🇨🇳
「…何アルかこれ…。」
ウクライナは小刻みに震えており、ツタはうねうねと動いている。
こちらを狙っているように見える。
シュルルっ
🇰🇵
「…っ!!!?」
🇨🇳
「やっぱりアルか!!!!」
そのツタはものすごいスピードでこちらへ向かってくる。
狙いは北か。
カンッカンカンっ
我は北を守るため、再び中華鍋を手に取りツタを跳ね返す。
🇰🇵
「っ、」
🇨🇳
「北っ、なんかマシな武器ねーアルか!!?」
🇰🇵
「え、武器???」
正直中華鍋じゃなんもできねぇアル。
ぼーっとされて殺されるのは嫌アルから我は北へ武器がないか尋ねた。
🇰🇵
「…ッ、刀なら、」
🇨🇳
「それ貸せアル!!!」
何故刀があるかはあとで聞くとして、我は北にその刀をくれと手を差し出す。
北は腰元から刀を抜き出し、我に投げる。
それをキャッチして我はウクライナの方へと向かう。
北の腰に刀が差してあったのに気づいたのはこの時だった。
シュルルっ
シュッシュッ、
🇨🇳
「数が多いアルね、っ、」
スッスッ
🇨🇳
「、!」
北からもらった刀は、思ったよりも切れ味がよく、我でも驚いた。
こんな刀、どこからもってきたのだろうか。
🇰🇵
「俺、なんかしたほうがいい、!?」
🇨🇳
「…これを使っていた王に連絡しろアル!!」
我はそう言って、ポッケに入れた携帯を北へ投げ渡す。
見事にキャッチした北は、パスワードがわかんないのかオドオドしている。
我は続けてパスワードを叫んだ。
…これあとでパスワード変えないといけないアルね…。
🇰🇵
「、?なんかいた王からメッセージきてる…、」
🇨🇳
「まじアルか??」
我はツタを切り払い、ウクライナが怯んでるうちに北のもとへと向かう。
🇰🇵
「ほら…これ…」
ーーーー
そして今に至る。
メッセージの内容は、スペインに殺されたら可笑しくなるだとか可笑しくなった国に殺されても可笑しくなるという教えてもらったかのような情報だった。
🇰🇵
「でも…この状況…どうしたら…」
🇨🇳
「……、」
ツタが復活したのか、また攻撃を繰り出してくる。
そして我は北に言った。
🇨🇳
「いた王に電話をかけろアルっ!!! 」
ーーーーーーーーーー
🇮🇹👑
「、!中国、既読ついたよ!」
🩷
「え、!!?」
既読がついたということは、生きているということでいいのだろうか。
でも、既読がついたという事実だけで、僕の方は少し軽くなった気がする。
🕊️
「アイツ…生きてたか。」
🇵🇼
「よ、よかった…」
周りは安堵に包まれる。
プルプルプル……。
🇮🇹👑
「!電話かかってきた」
🇺🇸
「出てみろ」
🇮🇹👑
「おけ。スピーカーにするわ 」
🇮🇹👑
「もしもし?」
🇰🇵
「!!出た!」
電話越しに聞こえたのは、北朝鮮の声だった。
🕊️
「北!?中国と一緒にいるのか!!?」
🇰🇵
「うん、そっちは、誰がいるの?」
🇮🇹👑
「僕とカービィ帝ちゃんと鶴帝とアメリカとパラオだよ」
🇰🇵
「!中国、三人とも無事だよ!!鶴帝とアメリカもいるって!」
🇨🇳
「そーアルかっ!!」
ダンッ
🇮🇹👑
「なんか、すごい音してるけど…もしかして戦ってたりする?」
🇰🇵
「う、うん、!ウクライナが、スイスに殺されて……可笑しくなっちゃった、」
🇵🇼
「う、ウクライナまで!!?」
🩷
「スイス…中国たちのところにも行ってたんだ…」
🇺🇸
「い、今お前は何処に居るんだ!!?」
🇰🇵
「えっとっ、外!!ビルが沢山ある…とこ!地図送る!!」
🇮🇹👑
「ありがとう!!」
🕊️
「これでとりあえず、中国とは合流できそうだな。」
🩷
「そうだね」
北朝鮮も無事だったと考えると、少し安心する。
でも、向こうは危険な状況だ。
早くあちらへ向かわないと…!
🇨🇳
「っ!北、よけろアル!!」
🇰🇵
「え、ちょ、うわぁぁぁっ!!?」
🇵🇼
「えっ、北!!?」
ガタンッ
電話越しに、携帯が落ちる音がした。
北朝鮮の身に何かあったんだ。
助けたいが、まだ地図が送られていない。場所が分からない…。
🩷
「ど、どうしよう…」
ーーーーーーーー
🇰🇵
「うわぁぁぁぁっ!?」
くそ、地図送ろうと夢中になって気づかなかった…。
俺は今足を掴まれて逆さ吊りにされている。
最悪なことに、携帯も落としてしまった。
🇨🇳
「何やってるアルか、!?」
🇰🇵
「ごめんて!!!」
…地図が送れてないからここは自分でやらないと、中国も他のツタを相手にしている。
だが、今自分には武器がない。
刀を渡してしまっている。
🇰🇵
「チッ、どうする……?」
9話。
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