「ー…」
「…如何したんだ、草薙…、不機嫌そうだが…」
「…なに、関係ある?」
授業が終わり、休み時間に入ると、とりあえず次の時間のものを準備し、椅子に座る
昨日の事もあり、眠れなかった瞼を必死に開ける
私には友達がいな………………
き、気の合う人が居ないので、適当に過ごす
目の前にいる青柳くんは、普段相方といるけど、今日は何故か話しかけてきた
「…そういえば、この前司先輩たちがー」
「…!っ…」
不意に出てきた仲間の名前につい反応してしまい、急いで顔を隠す
「…あ…っ!すまない…。」
気を遣うように慌てる彼を横目で見ながら、悪い気はしていたが、聞こえないふりをした
(……ほんと…。私って、弱い…な。)
視点→類
最近はみんなとショーが出来ていない。
みんな、あの事件があってから気力が無くなったかのように。
僕もなにも演出の案も出て来なかったし、変わることのない日常を過ごすだけだと思っていたけど、司くんが進んでくれた
流石座長だ、という気持ちで僕も復帰したが、気持ちが入れ替えることに失敗してしまった兎が一人
「…ねぇ、寧々……」
学校の校門の前で見慣れた姿を見かけた僕は、声をかけたが、声に気づいた様子もなく、そそくさと何処かへ向かった
「…如何したんだろう…。」
だとしても、いつものように待ち合わせ場所には現れる、
そう思い、僕は待ち合わせ場所に向かった
「あ、ごめんね〜…!司くん!演出の最終細工に手間がかかってね…」
「あっ…!類…っ!!大変だ…っ!!」
妙に慌てた様子の彼がいたのを不思議に思う
「どうしたんだい…?」
「ね…寧々が…、」
「まだ来ていないんだ……」
コメント
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出すの忘れてました。ごめんなさい。ここでまた一回止まります