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ん…?あー?
少し頭が痛い中、目を覚ました。
…ここらへん暗いな…
周りを見渡すと公園で
時間帯的には夜のようだ。
そんな夜の公園に学ランに見覚えのある様な?緑色フードを着て、ベンチに座っている子がいた。
…とりあえず。状況整理だ。
えーっと、まず?
うざったい黒い奴が居た。
そして、視界が歪んで、治ったら執事姿の人?が居た。
その人から色々質問をされて
「…わかりました。確認する必要は、元からありませんでしたね
“零蛇小学校”。そこに貴方が望むものが、知れるかと。
そして名前を名乗るときは、猿山らだおと、
名乗らないようにしてください
そう…猿山さん本人だと知られては、いけません
では、よい生を」
と、言われた後に 零蛇小学校?に飛ばされて、
刑事と出会った。
…今考えると俺が望むものを知る鍵だったんだろうな。
あの刑事は。
そして確か俺に似た鬼?が居て…?
その後は全然覚えてないが
意識を飛ばして…
なんか執事の人?がなんか言っていた気がするが…
覚えてないな…
そして今、夜の公園に飛ばされ?
学ランにフードを着ている子がベンチに居ると…。
…あの子、鍵か?
周りを見渡しても大人どころか人が全く居ない。
あの子以外。
他に情報…そういえば生徒名簿…を持っていたな。
そう思い、手持ちを探ったが見当たらなかった。
……話しかけるかぁ…不審者にならないといいけど
「おーい、そこの緑フードを被ってる子。」
そう呼ぶとビクッとした後に此方を見やった緑フードの子
「猿山先生…?」
そう言われて今度は此方がビクッとした。
そして、なんで…と反射的に出てしまいそうだった声は
執事が「本人と知られてはいけない」
と言っていたのを思って呑み込んだ。
「…違うよ?俺は…」
あの刑事に使った偽名を使おうとしたが、何故か思い出せなかった。
そういえば状況整理の時、所々記憶が無かったな…?
そう少し考えていると、
少しずつ体が透けて、半透明ぐらいになった所で
透けなくなった。
…びっくりした。
緑フードの子をびっくりし過ぎで声が出ず
掠れた息が出ている。
…丁度いい…
「俺は、幽霊と名乗っておこうかな。」
「ゆ…幽霊がなんで…俺に…」
「そっちも自己紹介してほしいな。
緑フードの子なんてなんか違和感があるんだよね」
少し優しく声を掛ける
…優しく声を掛けることが違和感?
ぽまえらー?(^ら^💢)
っと。誰に言ってるんだか。
「お…俺はゾムって…言う」
「ゾム…ね。」
少し頭が痛く感じた。
「幽霊…さん?は、ほんとに猿山先生じゃ…無い?」
少しの希望を乗せたような声だった。
どれに希望を乗せてるのだろう。
…記憶のある俺だったらどう返答したんだろうな?
俺は記憶が無い猿山らだおだ。
記憶のある猿山らだおとは違う。他人と同位
執事の言葉の方を信じ、行動する。
「違うよ。断じて。」
ゾムは俺の否定の発言に少し目の奥が曇った。
「…はぁ…それとは関係ないんだが、
こんな時間にゾムがなんでこんな所に居るんだ?」
そう問いかけ、ゾムの隣に座る
「…なぁ、幽霊…さん。先生って呼んで…ええ?」
さっきまでの少し敬語が乗った標準語から関西弁へと変化した
俺の問を無視して、俺へ許可を求む質問だった。
「…いいよ」
それに俺は許可をする
「先生…俺は、ある人を…悪い奴を封印する為に…
犠牲にしたんや…。」
また、少し頭が痛い
「他にも方法はあったかもしれへん、でも一番早い方法…知ってる方法はそれやった…。
俺は…どうしたらよかったん…?先生」
多分、“俺”からの答えを求める問いかけではなかったんだろう。
ただ、気持ちを吐き出しただけだろう。
恐らく今は無い、記憶ではこの問の答えは解けただろう。
俺は…わからなかった。
俺はわからないから苦笑をし、わからないなりに答えを発言する。
「…俺はある人なんて知らない。
だから妄想なのかもしれないが、悪い奴は、悪い奴と言われるほど、
言えるほど、おまえ”ら”に危害を加えたんだろう」
つらつらと言葉が出る。
“なにもわからないのに”
「そんな悪い奴を封印する為に体を張った。
おまえらが、安全になった。
ある人は、それでよかった。と思うんじゃないか?
おまえが気にするほど、
大切にしてくれた人だったんなら
な。」
「悪い奴は、誰かを犠牲にして封印する方法しか対処が出来なかったんだろう?
おまえ”ら”を犠牲にするぐらいなら…って思ったんだろう。
まあ、予想通りだったら、
ある人は、おまえらをまだ守りたいと
思ってるだろうが。」
「まあ、つまりは、”それでよかった”んじゃないか?」
悪い奴を封印することに犠牲になったある人の思ったことと予想した言葉と
ゾムの問への結論が同じであったのは、誰が気づいたかな?
ゾムはそれを聞き、多めに息を吐き、1回、深呼吸をした後
「…少し気持ちが楽に…なりました…ありがとう…ございます。先生」
関西弁からまた敬語ありの標準語の喋りへと戻った。
“大人になったな。ゾム。”
少し寂しいようなそんな感じの声がしたような気がした。
「先生、俺は…このまま帰るんですが、先生はどうする…んですか?」
そういえばどうしようか。
今の身体だと霊感あるやつにしか見えないのか?
と、どうしようかを考えようとしたら真っ先にあんまり関係なさそうなことが浮かぶ。
…とりあえず俺の望むものを知りたい。
その鍵と予想されるゾムと居たい。
…いい案が思いついたぞ。今の身体が霊感あるやつにしか見えないなら使えるな。
少し、すこーし悪い顔が表情に出ていたのか、
少しゾムが引いていた気がした。
…いい案とは。
「俺もゾムについて行くよ。」
そう、ゾムに伝えた。
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終わりだよ!
どうも!ルクアです!
ハートがまあまあ集まったから続きを書きましたー。
続きが気になる?(誰も言ってない。)
まあまあ、気長に待ってなさいな。
ではではー