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『二章 勇ましき愚者共のファイターズ』
【次の日】
次の日のことだった。
朝起きると机の上に何か物が置いてあることに気づいた
秘「…モノクマパッド?」
捜査の時渡されるモノクマファイルのような物が机に置いてある
手に持つといきなり電源が付いて、映像が流れ始めた
【紅葉美麗の秘密大公開!】
紅葉美麗は実は超高校級の新体操選手
兎月千代と才能を交換して名乗っている
秘「…なんだよこれ。」
動機ビデオのつもりなのだろうか
美麗と千代の才能が交換されてるなんて…
じゃあ千代は超高校級の幸運で、美麗が超高校級の新体操選手ってことか?
その時、ドアが開いた
音「やぁ、おはよう。」
秘「…鍵閉めてたはずだけど」
音「ピッキングだよ。それで、これ見た?」
睡蓮の手には俺の物と同じモノパッドが握られていた
秘「…見たよ。」
音「だよね〜、見なきゃ何されるかわかんないし、何より人の秘密って覗きたくなるよね」
秘「…それで、ピッキングしてまで俺の部屋入ってきて何の用?」
音「みんな食堂に集まってるから呼びにきただけ、感謝してよね。」
秘「…」
俺は無言で睡蓮の横を通って、食堂へ向かった
【バイキング】
猪「あ、ハナビ。おはよう」
秘「勝吾!大丈夫なのか?」
猪「ボチボチってところ、ていうか見た?朝置いてあったやつ」
秘「あぁ…一応」
どうやらここにいる人は全員見たようで、各々がモノパッドを持っていた
羽「…これどうする?全員で見せ合う?」
愛「バカなの?こんなの見せあったら殺されるに決まってんじゃん」
紅「瑛美の言うとおり、殺されますわ。」
天「じゃあ誰が誰のを持ってるかとか確認する?」
蛇「それもダメそうですよ。とにかく誰が誰のを持ってるかわからない方がいいです」
荒「だよな、とりあいず…持っとくか?」
兎「で、ですね!厳重に保管しておきます!」
猫「金庫にでも入れるでござるか!?」
音「猫は黙っといて。あ、ちなみに俺は飯田橋の秘密を持ってるよ」
秘「なにバラしてんだよ!」
音「まぁいいじゃん。飯田橋いないんだしな」
羽「そういえば…どこいったの?」
紅「…殺されましたのね。まぁもって三日ぐらいの顔してましたからしょうがないですわ」
天「全然生きてるぞ、なんか隣のビルぶっ叩いてたから」
兎「扉が開かなかったビルを叩いてる!?」
荒「ついに頭おかしくなったか」
羽「とりあえず、見に行かない?なんか…危なそうだし」
蛇「ですね、この中に超高校級の葬儀屋っていましたっけ?」
天「だから死んでねーって」
猫「拙者が一番でござる!」
そう言いながら忍は四足歩行で走って出て行き、それに続くように俺たちも食堂を出て
隣のビルへと向かった