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━━スモーカーside━━
初めて見た時は、綺麗な奴だと思った。
上半身のタトゥーに、生意気そうな表情、折れそうな細い体に、低い声。
なんでそう思ったのか自分でも分からない。
今までそんなこと思ったこともないし、ましてやこいつは男だ。
それに、七武海だと言っても、こいつは海賊だ。
馴れ合うべきじゃない、そもそも海賊なんて大っ嫌いだ。
なのに、こいつを手放せない俺がいる。
心の中は疑問ばっかりだが、それを気付かれないために、今日も嫌ってる振りをする…。
━━━━ローside━━━━
誰よりも正義が似合う男だと思った。
海軍なんてどうせクズ野郎ばかりなんだから、利用して捨ててやると思っていたのに…
あの男と、スモーカーと話していると心臓が忙しく動く。
俺らしくもねぇ……
だが、俺はスモーカーが好きだ。きっと一生報われねぇだろうが……
それでも俺は、こいつと「恋人」になってみてぇ…!
だから、俺は今日もあいつの執務室に行く。
振り向いて貰うために……