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ーザアアアアアアアアアー…
奏(雨、酷いなあ、嫌だな…。早く止まないかな…)
奏 「え…??KAITO??なんで私の携帯にー…」
KAITO 「…来い。外に来い…。彼奴が、お前を探して呼んでいるー…」
奏 「彼奴って…!まふゆが?!分かった!!」
ビチャっ…ビチャっ…
奏(うう…雨水が靴に入って気持ち悪い…でも今は、一刻も早くまふゆを見つけないとー!)
奏 「まふゆ!!!」
まふゆ 「…奏…?どうし…て?」
奏 「KAITOが教えてくれた。…取り敢えず何が有ったかは、私の家で聞くから、行こう。」
まふゆ 「頷)」
まふゆ 「…御免…。迷惑掛けて…」
奏 「ううん、迷惑なんかじゃないから、それに、何かあったんでしょ??聞くから話して?…嫌なら聞かないから。」
まふゆ 「…私…私…ね…?お母さんに…『反抗して出てきた』の…。…その時ー…その時…。…っー…。」
奏 「まふゆ!!!!落ち着いて!大丈夫。大丈夫だから!私は近くに居る!」
まふゆ 「…御免…。私…ね…反抗した時、お母さんが分かってくれなくて…奏達の事…悪く言われた時ー…何でか分からないけど…『物凄い怒り』に襲われてー…気がついたら…『お母さんを突き飛ばしてた』の…。私…私ー…お母さんに何かあったら。私っー…。」
奏 「…そっか。大丈夫だよ。きっとお母さんは大丈夫。それに、まふゆは悪くない。親に反抗は、誰でもしてる。普通の事なの。まふゆはやっと、『普通の女の子』になれたんだよ。」
まふゆ 「…普通…に?」
奏 「うん。だから、大丈夫。今日はもう遅いし、少しだけ私の部屋で休んでていいよ。私は作業して、その後は、ナイトコードで皆に伝えるから。私の家に来てることはみんなに伝えても平気?」
まふゆ 「…うん…言って良いー…御免ね…」
奏 「謝らなくていいから。私がやりたくてやってる事なの。まふゆは悪くない。だからもう謝らないで大丈夫。ほら、これ以上悪化する前に休んできて?」
まふゆ 「…分かった…」
奏(さて…と。先に作曲するとして、これからの事は、皆に話した後で決めようー…本格的に、まふゆを私の家に『匿って一緒に暮らす』準備をしないとだな…)