夢小説注意⚠️
「虎杖!そっち回れ!」
任務で伏黒と虎杖は廃ビルで任務を行っている。予定では2級のはずだったが明らかに1級ぐらいに跳ね上がっている。気持ち悪いタコのような触手をブンブン振り回してきて下手に近づけなく、苦戦していた。
「OK!伏黒そっち頼む!」
「逕庭拳!」
虎杖の華麗な一撃で無事祓う事ができた。
そう、「できた」と油断したのがいけなかった。
「っ!虎杖!!」
「えっ?!うわっ!」
《バコン!》
祓ったと思った呪霊の触手の残りが虎杖に遠心力を増してクリティカルヒット。虎杖は思いっきり吹っ飛ばされた。
「虎杖っ!」
「虎杖っ!」
そう伏黒に言われた時には遅かった。祓ったと思った呪霊の残った触手が俺に攻撃してきてそれに受け身を取ることも出来ずに吹っ飛ばされた。
《バコン!》
「うわっ!」
【ドガッ】
「いったっ!」
思いっきり頭を硬いコンクリートにぶつけた時の痛みは半端じゃ無かったが2分もすれば落ち着いた。
「はぁ〜最後に攻撃食らうとはな〜、、、」
「虎杖!」
「伏黒!わりぃ、最後油断した💦」
「気にすんな、どっか打ったか?」
「頭ぶつけたけど今はだいぶマシ!」
「頭か、ほんとに大丈夫か?」
「おう!早く戻ろうぜ!」
「、、、ああ、戻るか」
「なんかあったら言えよ」
「おう!」
〜食堂〜
「それにしてもあの呪霊キモかったなー」
「だな。あ、頭は大丈夫か?」
「おう!全然大丈夫!」
「そうか。一応家入先生にみてもらったらどうだ?」
「んーや、大丈夫!」
「そうか。一応安静にしとけよ。」
「だな!」
〜寮〜
「じゃ!またな!」
「ああ、おやすみ」
「おやすみ!」
ガチャ
「はぁ〜疲れたー」
「明日も授業だし早めに寝るか〜」
そう思ってその日は10時に眠りについた。
《痛い》
その感覚があまりにも強すぎて目が覚めた。
「いっ、、て」
頭が、痛い、痛い、痛い。
割れそうなくらい、痛い、痛い、痛い
何で、さっきまで、大丈夫、だったのに
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
「う、、あ、いた」
「だ、、う、、、、、あ」
誰か、助けて。そう言いたいのに、声が震えるくらい痛い。痛い痛いっておもっていたら、今度はプラスαで吐き気までしてきた。
「うっ、、、ん」
ここで出してはいけない。でも、頭も痛い。苦しい。どうしよう。怖い。そう思ってもずっとせまる吐き気に
「う、ぁ、おえっげぇ、ぇぇーーうっ、ぇ」
どうしよう。ベットで吐いた。とりあえず、降りないと。そう思いベットから降りた。と思う。
《ガタン!》
(あれ、、、おれ、今どうなってんだろ、、、)
(あたまいてぇし、、、ずっときもちわるいし、、、くるしい、、、)
(ああ、、、だれかたすけてくれねぇかな、、、)
《ガタン!》
ものすごい物音につい目が覚めた。
隣には虎杖しかいないので音の原因は虎杖だろう。
「虎杖?こんな時間にどうした?」
「おえっ!げぇっはっえぇー!」
「えっ虎杖?」
「はっああっ、ぐろ、ごめっおこし、おえっ」
「虎杖?!今行くから待ってろ!」
《ガチャ》
(ああ、ふしぐろおこしちゃった、、、ごめんな、、、)
「はっえぇー!はあ、はあっぇぇーっ」
「おえっげほっ、はっおえっ!」
《コンコン》
「虎杖!入るぞ!」
「ふしっ、おえーっっは、ごめっ」
「いいから、俺は、大丈夫だから」
「吐き気意外なんかキツイところあるか?」
「あだまっいた、」
「頭が痛いんだな。他なんかあるか?」
「な、い、うっええーおえ」
「分かった。苦しいな。吐いていいから。」
「はっはっっえおえっげぼっはあっ!」
ヾ(・ω・`) サスサス
(先生に連絡するか、、、)
ワンコール
ツーコール
《ガチャ》
「はーいもしもし?珍しいねこんな時間に電話かけるなんて」
「先生、えっと、い、虎杖が、くるしそうに、なってて」
先生の声を聞いた瞬間安心してか、なんでか分からないが急に何を言えばいいか分からなくなって語彙力が皆無になってしまった
「ストップ。恵、落ち着いて。深呼吸」
それを聞いて(スー、ハー)と深く呼吸をした後先生に今の状態を伝えた
虎杖がずっとくるしそうに吐いていること
頭も痛いらしいこと
こちらの声は聞こえていると言うこと
それを聞いた先生は「すぐ行く」と言い残し電話を切った。
2分くらいで先生が来た。
やっぱり早いな、なんて思いながらとても安心した。
「恵、頑張ったね、ありがとう」
「悠仁ー、僕の声聞こえるー?」
「う、、、ぇぇ、ゲホッおえっ」
聞こえてないのか、と思ったら先生がサングラスをずらし透き通った綺麗な蒼い目で虎杖を見つめている。
「目、合わないね」
「しょうこの所に行こっか」
そう言って先生は虎杖をお姫様抱っこした
「先生、これ、タオルです。吐いた時ように口元に置きますね」
「ありがとう、助かるよ」
「恵も今日は寝な。明日も授業あるからさ」
「はい、虎杖をよろしくお願いします」
ガチャと音がなり虎杖の部屋から先生達が出て行ったのを確認すると、「とりあえず」と虎杖の吐瀉物を片付け、消毒し、自室に戻った
翌日
「おはよー」
先に教室に入って本を読んでいた俺の耳に釘崎の声が届いた。
「おはよう」
その一言だけ返し本をまた読み始めた
「、、、ねえ、流石に今日遅すぎない?虎杖も五条先生も」
その声に反応し時計を見ると授業開始時間から20分過ぎていた。確かに遅いな、と思ったが昨日の事もあったのでおそらく体調が原因だと思った俺は
「確かに遅いな、まあもうすぐ来るんじゃないか?」と言い釘崎の少し不機嫌そうな顔を横目に俺も本をしまい、ボーっと来るのを待った。おそらく保健室にいるだろうが、虎杖の事だ。こんな姿見られたくないと思ってしまうだろう。そう思い、お見舞いにはまだ行けないでいた。
「はぁ、はぁ」と荒い呼吸を繰り返す目の前の僕の生徒はついさっきまでずっとくるしそうにしていた。昨日の夜中、珍しく恵から電話があったと思えば悠仁が体調を崩しているという電話だった。いつもの冷静沈着な恵も珍しく焦っていてただ事では無いと判断した僕はすぐに悠仁の部屋に行った。
その場は悲惨だった。吐瀉物の横で頭を抱えながら無理矢理にでも胃の中身を吐き出そうとする悠仁と何をすればいいのか分からず唇を血が出るほど噛み締めていた恵がいた。僕もすごく焦ったけど僕が焦ってはダメだと無理矢理焦る気持ちを抑えて恵に「よく頑張ったね」と伝え悠仁を抱えて頼りになる同級生の元に向かった。
「脳震盪、頭を打った跡があるから間違えないだろう」
脳震盪、、、任務の時に打ったのだろうか。
テキパキと点滴の準備をするしょうこを見ながら考える。未だに「おえっおえっ」とくるしそうに嘔吐する悠仁は、いつもとは真反対な姿でとてもくるしそうだった。そんな悠仁にプスリと点滴が刺されていく。しょうこが言うには頭痛止めと吐き気止めの薬と脱水が不安だから補水液を入れたらしい。早く良くなって欲しい。そう思いながら一晩悠仁を見届けた。
「んん、」
「悠仁」
「あ、せんせ、、?」
「そうだよ〜体調はどう?」
「んー、ちょっと頭痛くて吐き気するかも、、」
「まだ昨日のが残ってるのかな。今日はゆっくり休みなね」
「昨日?昨日何か、、、あ、俺」
「思い出した?」
「あ〜やっば俺、めっちゃ伏黒と先生に迷惑かけてんじゃん…」
「先生ほんとごめん」
「全然いいよ」
「僕より恵にお礼とか言いな。恵めっちゃ悠仁のために支えてくれてたからさ」
「まじ?申し訳ねぇ〜」
「恵達呼ぶ?」
「お願いしやす!」
〜メール〜✉️
(恵〜保健室おいでー。悠仁起きたよー)
(分かりました。釘崎もつれて行きますね)
(おっけー)
「伏黒てめぇ、私にだけ虎杖の事黙っていやがって!通りで遅いと思ったのよ!」
「悪かったって。病人いんだからもう少し静かにしろよ」
「言っても虎杖だけでしょ?!」
「まあまあ野薔薇、落ち着いて」
「でも、恵も野薔薇には伝えるべきだったかもね」
「っ、、、すみません」
「伏黒ありがとうな!助かった!」
「別に、、、俺は五条先生呼んだだけだ。」
「でも恵がいなかったら悠仁はあのままだったんだから恵がいてくれて僕も助かったよ」
「ありがとうね、恵」
「、、、いえ。」
「それと悠仁!任務でどこか打ったり怪我したりしたら必ず硝子に伝えること!」
「これ約束ね!」
「は、はーい😅」
コメント
6件
恵が気づいてなかったら悠仁どうなってたんだろ🤔悠仁助かったの恵のお陰だ
伏黒がすぐに気づけたのがすごい!!って思いながら見てました