テラーノベル
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「か、快。なんでここにいんだよ」
「いや〜、帰ろうとしたら零斗さんのオーラ見えたんで来ちゃいました」
「なんだよ俺のオーラって」
「俺の事大好きなオーラです」
快はそう言ってニコッと笑う。
「そ、そうかよ」
「はい。零斗さん、俺の事迎えに来てくれたんですか?」
「あ? いや、俺はただたまたまここ通りかかっただけで…」
と言いかけたが、快の見透かしたような顔を見て、言い直す。
「…早く会いたかったから迎えに来たんだよ」
「まったく。零斗さんは寂しがり屋さんですね」
「うっせぇな。悪ぃかよ」
「いや。可愛いです。ほら、早く帰りましょう」
そう言って歩き出す快の横を俺は歩く。
「いや可愛くねぇし。ってかいいのかよ」
「何がですか?」
「いやほら…どっか行くんだろ? 慧人…だったか?」
「そんなの零斗さん優先に決まってるじゃないですか。しかもそんなに嫉妬のオーラプンプンさせてたらほっとけないですよ」
「し、嫉妬なんてしてねぇし」
「めちゃくちゃしてたじゃないですか。ちなみに慧人さん、俺の事好きですよ?」
(やっぱりか…)
胸がぎゅっと締め付けられる感じがして、少しイラッとする。
そんな俺を見て、快はハハッと笑った。
「ほら嫉妬してる〜。でも心配しなくても俺は一ミリも慧人さんに興味ないですよ?」
「別にお前の心配はしてねぇけど…アイツが快にちょっかいかけるかもしんねぇだろ」
「まぁ、実際ちょっかいはかけられてますからね」
「あ? ふざけんな。俺の快だろ」
「え? なんですか? 今なんて言いました?」
「だから、俺の快だって言ったんだよ」
俺がそう言うと、快は嬉しそうに笑う。
「俺の快。零斗さんの俺ですね」
「まぁ、そうだな」
「はい。早く帰りましょう。お腹空きました」
快はそう言って俺の手を握る。
「そうだな」
俺は快の手を握り返し、歩き出した。
_________
家に着くと、零斗さんと一緒に中に入る。
夕食を済ませた後、歯を磨いてソファーに座る。
少し待つと、隣に零斗さんが座った。
そんな零斗さんの方を見るとちょうど目が合う。
その瞬間、俺の唇に零斗さんの唇が触れた。
「快、好きだ」
「俺も好きですよ」
ニコッと笑うと、再び唇が触れた。
唇を重ねながら、零斗さんが俺を寝かせる。
何度か唇を重ねた後、零斗さんが顔を上げた。
「好きだ」
そういう零斗さんには嫉妬のオーラが浮かんでいる。
そんな零斗さんを見て、思わず笑みがこぼれる。
「そんなに好きって言ってどうしたんですか?」
「別に何回言ったっていいだろ」
「そうですね。好きですよ。零斗さん」
俺はそう言った後、頭を上げて零斗さんの唇にキスをする。
好意のオーラを濃くしながら零斗さんは呟く。
「お前のそういうとこ、ホント好きだわ」
「ありがとうございます。俺もそうやって素直に言ってくれる零斗さん、大好きです」
俺の言葉を聞いて零斗さんは頬を赤らめる。
一度目を逸らした後、零斗さんは俺の唇に自分の唇を重ねた。
「ベッド行くぞ」
haru
46
ラムネ@夏目様教者
629
「はい」
ベッドの上で裸になって寝転がる。
そんな俺の上に同じく裸になった零斗さんが跨った。
「好きだ」
零斗さんの唇が俺の唇に重なる。
そして、口の中に零斗さんの舌が入り込む。
今日はなんだか余裕が無いみたいだ。
その理由も俺はちゃんと分かっている。
(嫉妬しすぎでしょ)
でも、こんな零斗さんも大好きだ。
「零斗さん。大好きです」
「…俺も大好きだ」
(照れてる…)
「零斗さん。早く触ってください」
甘えた声でそう言うと、零斗さんの目が鋭く変わる。
「またそうやって煽りやがって」
「零斗さんが俺の事好きすぎるからですよ」
酔ってしまいそうになる程濃い、好意のオーラ。
「よく分かってんじゃねぇか」
「当たり前です。まぁ、俺も負けないくらい零斗さんの事好きですけどね」
「そうか。じゃあ熱吸って確かめてやるよ」
零斗さんの唇が俺の唇に近づく。
俺は零斗さんの胸に軽く手を当てた。
「待ってください。シてからじゃないとあんまり美味しくないですよ?」
「お前の熱はシてなくてもうめぇぞ? 後今はちょっと味見するだけだよ」
「…まぁ、それならいいですけど」
俺が手を下げると、すぐに零斗さんの唇が俺の唇に触れた。
零斗さんはゆっくりゴクゴクと熱を飲む。
少しして、零斗さんの唇が離れた。
「やっぱうめぇな。でも、もっと美味くしねぇとな」
零斗さんは体を起こし、俺の窄みに目を向ける。
傍に置いてあるローションを手に取ると、俺の窄みにトロッと垂らす。
そして、零斗さんの指が俺の窄みに入った。
解すように上下左右に触られ、自然と声が漏れる。
「んっ…」
しばらく触られた後、零斗さんの指が抜かれた。
「もう挿れていいか?」
「はい。早く挿れてください」
「ん」
零斗さんは自分の硬くなったものを手に持ち、俺の窄みに挿れる。
「んっ…」
全て入ると、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ…んっ…」
「快、好きだ」
「んっ…俺もっ…好きですっ…」
「快っ…んっ…好きっ…」
零斗さんの甘い声が漏れる。
いつもは平気そうなのに。
少しして、腰の動きが早くなる。
「んっ…快っ…好きだっ…」
零斗さんが弱っている。
「あっ…んっ…零斗さんっ…好きですっ…」
「んっ…好きっ…快っ…好きっ…」
そう言いながら腰を動かす零斗さんの顔は色気が凄い。
そんな零斗さんを見ていたら、なんだか俺も余計に気持ち良く感じてきた。
零斗さんはさらに腰の動きを早くする。
「あぁっ、んっ、あっ…」
「快っ、好きっ、だっ…」
「あっ、んっ…」
「快っ、好きっ…好きだっ…」
零斗さんからの好きが止まらない。
それにいつもより声も出てて、感じてるのが分かる顔をして、なんだか凄くエロい。
嫉妬した零斗さんはこんなにエロいのか。
(なんかこの零斗さん、めっちゃ好きかも…)
「んっ、快っ、好きっ…」
「あっ、零斗さんっ、好きですっ…」
「快っ、俺っ、もうっ、イキそうだっ…」
「んっ、零斗さんっ、こんな早くっ、珍しいですねっ…」
「んっ、俺もっ、よくっ、分かんねぇっ…」
色っぽい顔でそう言う零斗さんを見て、笑みがこぼれる。
「零斗さんっ、俺もっ、イキそうですっ…」
「じゃあっ、一緒にっ、イクぞっ…」
「んっ、零斗っ、さんっ、もうっ、いっ…!──っ!」
「んっ…!──っ!」
零斗さんの唇が俺の唇に触れる。
そしてそのまま、零斗さんは喉を鳴らして熱を飲んだ。
しばらくして、零斗さんが顔を上げる。
「…なんか今日は一段とうめぇな」
「零斗さんの事、もっと好きになったからですかね」
そう言って微笑むと、零斗さんは俺の唇に自分の唇を重ねる。
「…もっかいすんぞ」
「はい。零斗さんが満足するまで何回でも抱いてください」
「さすが快だな。じゃあ今日は寝かせねぇぞ?」
「そう言っといていつも先に寝ちゃうの、誰でしたっけ?」
「…うっせぇ。今日はぜってぇ寝かせねぇから」
零斗さんがそう言った後、俺たちの唇が再び重なった。
翌朝、鳥の鳴く声で目が覚める。
隣では零斗さんが気持ち良さそうに眠っていた。
そんな零斗さんを見て、笑みがこぼれる。
「また零斗さんが先に寝ちゃいましたね」
零斗さんの頭を撫でると、零斗さんの目がゆっくり開く。
「…快」
「零斗さん。おはようございます」
「ん…はよ…」
零斗さんはそう言いながら俺を自分の方へ引き寄せた。
すっかり慣れたこの行動に、愛着が湧く。
「零斗さんは本当に甘えん坊さんですね」
「ん…そうだな」
零斗さんは俺の頭を撫でながらそう言った。
コメント
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あ〜もう、この回はたまらないですね……! 零斗さんの嫉妬からくる独占欲と、それに応える快くんの甘やかし加減が絶妙で、ふたりの距離がぐっと縮まったのを感じました。「好きだ」が止まらなくなっちゃう零斗さん、可愛すぎますよ……。朝のシーンで快くんの頭を撫でながら「そうだな」って甘えを受け入れるのも、本当に愛おしい。ふたりの信頼と愛情がひしひしと伝わってきて、読んでいて心がぽかぽかしました。灯依さん、素敵なエピソードをありがとうございます!