この作品はいかがでしたか?
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🖤サイド
財力はある。
欲しいものもなんでも手に入る。
でも、物足りない日々。
1番欲しいものは手に入らない気がして…。
💚「蓮様?起きてください!」
🖤「ん…。まだ寝る。」
いつも同じ時間、同じ声で毛布を剥がされて起きる。
💚「学校、遅れますよ?」
🖤「ん…おはよ。」
💚「おはようございます。」
俺の専属執事の亮平。
俺より年下なのにしっかりしてて勉強もできる。
それでいてこんな俺のことを見捨てない優しいやつ。
💚「早く着替えて降りてきてくださいね?」
🖤「は〜い。」
そのうえ、仕事もできてちょーかわいい。
こんな理想的な人、俺は他に見たことないね。
ご飯を食べた後はいつも亮平と学校に行く。
🖤「りょーへいっ!学校行こ?」
💚「はい。」
ひとつ不満があるとすればちょっと硬すぎるとこ。
🖤「ねぇ、いつになったら敬語やめるの?」
💚「それは、雇われている身なのでいつまでもやめません。」
🖤「ねぇ、俺ら10年以上の付き合いじゃん!」
付き合い自体は長いんだけどなぁ。
やっぱり身分の差ってやつ?
俺は全然気にしないんだけど…。
💚サイド
家は代々目黒家に仕える家系だった。
それもあって中学卒業と同時に蓮様の執事を任された。
💚「蓮様?起きてください!」
やっぱり今日も蓮様は起きない。
🖤「ん…。まだ寝る。」
朝が弱いのもいい加減にしていただきたい。
💚「学校、遅れますよ?」
🖤「ん…おはよ。」
💚「おはようございます。」
無理やり毛布を剥がすのは乱暴な気がするけどそうしないと起きないんだもん。
💚「早く着替えて降りてきてくださいね?」
🖤「は〜い。」
この人は軽すぎると思う。
ほら、御曹司とかってもっときっちりしてて怖いイメージじゃん。
🖤「りょーへいっ!学校行こ?」
💚「はい。」
旦那様の配慮で年は違えど蓮様とは同じ学校に通っている。
学校ではほぼ関わることはないけれど。
🖤「ねぇ、いつになったら敬語やめるの?」
💚「それは、雇われている身なのでいつまでもやめません。」
🖤「ねぇ、俺ら10年以上の付き合いじゃん!」
僕が小学生の頃から両親はここで働いていることもあって
この家にはよく出入りしていた。
当時は蓮様ともよく遊んでいた。
あの頃は自分の立場なんて考えたことなかった。
今は幼なじみが主人と執事に変わっただけ。
コメント
5件
はぁ〜最高楽しみ😊
最高です!続き楽しみです!