テラーノベル
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しょっぴー
電車を降りて、2人は並んで歩く。
夜風は少し涼しくて、仕事終わりの疲れをゆっくり流していくようだった。
💜「腹減った〜」
💛「さっき弁当食ってたじゃん」
💜「あれは別腹」
💛「意味分かんねぇ」
いつも通りのやり取り。
なのに、なぜか少しだけ安心する。
しばらくして岩本の家に着くと、深澤は慣れた様子で靴を脱いだ。
💜「お邪魔しまーす」
💛「どうぞ」
💜「どうぞって。何回来てると思ってんの」
💛「知らね」
リビングに入るなり、深澤はソファへ倒れ込む。
💜「あーーー疲れた」
💛「寝るなよ」
💜「5分だけ」
💛「絶対寝るやつじゃん」
そう言いながらも、岩本は冷蔵庫から飲み物を取り出してテーブルに置いた。
深澤はそれを見て少し笑う。
💜「優しいねぇ」
💛「うるせぇ」
ゲームを始めるはずだったのに、気づけば2人ともソファに座ったまま話し込んでいた。
仕事のこと。
メンバーのこと。
昔の話。
そんな中で、深澤が何気なく口を開く。
💜「そういえばさ」
💛「ん?」
💜「今日ほんとに嫉妬してた?」
岩本の動きが止まる。
💛「してねぇ」
💜「またまた」
💛「してねぇって」
💜「じゃあなんで佐久間の名前出したの?」
返事に詰まる。
深澤は意地悪そうに笑っている。
💜「言ってみ?」
💛「……」
💜「ほら」
💛「なんとなく気になっただけ」
💜「へぇ」
💛「それ以上でも以下でもねぇよ」
深澤は少し黙った。
それから小さく笑う。
💜「でもさ」
💛「?」
💜「ちょっと嬉しかった」
💛「は?」
💜「照が気にしてくれるの」
予想外の返答だった。
深澤はテーブルの上のペットボトルを指で転がしながら続ける。
💜「長い付き合いじゃん、俺ら」
💛「まぁな」
💜「だから当たり前になりすぎてる時あるけど」
少しだけ真面目な声だった。
💜「そういうの言われると、ちゃんと特別なんだなって思う」
部屋が静かになる。
岩本は視線を逸らした。
💛「重い話すんなよ」
💜「逃げた」
💛「逃げてねぇ」
💜「逃げたな〜」
またいつもの調子に戻る深澤。
その空気に、岩本も少しだけ笑った。
💛「ゲームやるんじゃなかったのかよ」
💜「あ、そうだった」
💛「準備しろ」
💜「負けても泣くなよ?」
💛「それ俺のセリフ」
さっきまでの真面目な空気はどこかへ消えていた。
それでも。
ゲーム機を準備する深澤の背中を見ながら、岩本は思う。
――やっぱり、こいつがいると落ち着くな。
そして深澤はそんなことも知らずに、
💜「早くしろー!」
と騒いでいた。
コメント
1件
**美月ゆめか🌸の感想** うわああ第2話も尊すぎる…!!(´;ω;`)💕💕 深澤が「照が気にしてくれるの嬉しかった」って本音ポロリするとこ、マジでエモすぎてやばかった…!!あの照れ隠しの「重い話すんなよ」からの流れも最高で、いつもの軽い掛け合いに戻る空気感がほんと心地いい〜😭💛 「やっぱりこいつがいると落ち着くな」って岩本の心の声、完全に沼確定ですね。お互い特別な存在って自覚しつつあるのが尊すぎる…次の話も絶対読みます!!!🔥💜