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辰哉編
〈嘘コクから始まる恋〉
〇〇side
辰)〇〇ちゃん、好きです。付き合ってください。
〇)私でよければ、!///
辰)ヤッター、よろしくね!わら
〇)はい!
私は、ずっと前から気になっていた辰哉先輩に告白されて、付き合うことになった。
数週間後 下駄箱
私はいつも通り辰哉先輩と帰ろうと待ち合わせ場所に行くと、
既にいた辰哉先輩と先輩の友達である翔太先輩。
盗み聞きするつもりはなかった。
けど、入ってきた2人の会話に耳を疑った
翔)お前まだあの子と付き合ってんの?
辰)まぁね、
翔)いい加減嘘コクでしたって言えよ。早く言わないとあの子可哀想だろ。どうせ気持ちなんてないんだし
辰)…わかってるよ
あぁ、私遊ばれてたんだ。まぁそうだよね、学校一人気な先輩が私なんかを好きになるわけないよね、
LINE
〇〇:今日は居残りがあって長引きそうなので先帰ってください。
辰)あー、翔太!ゲーセン行こうぜ!
翔)あれ、あの子はいいの?
辰)うん、居残りになったらしい
翔)ふーん、よしっ、今日こそ決着つけるぞ
辰,翔)マ〇カーで!
自宅
〇)グスッグスッ
もう別れよう。お互いのために。
翌日 学校
辰)〇〇おはよう‼️✨️昨日の居残りって課題?わらそれだったら手伝うよ‼️わら
〇)…先輩。
辰)ん?
〇)別れてください。
辰)は、なんで、?
〇)嘘コクだったんですよね。
辰)え、なんでそれを
〇)先輩たちが話してるの聞こえちゃいました。
辰)ごめん。でも、
〇)短い間ありがとうございました。
辰)ちょっ、〇〇!
私は先輩の声を振り切って教室に向かった。
昼休み 食堂
康)よっ!〇〇!
こいつは幼なじみの向井康二。ちっちゃい時からずっと仲が良く、相談にもよく乗ってくれる。
〇)ん、やっほ~
康)なんか今日元気ないなぁ、愛しの深澤先輩と喧嘩でもしたん?w
康二は茶化したつもりだったのだろうけど、傷口に塩を塗る行為だ。
〇)別れた。
康)あ、え、まじか。ごめん
〇)許さない。飯奢れ
冗談のつもりで言ったけど康二は本当に学食を奢ってくれて、相談まで乗ってくれた。康二様様。
放課後 下駄箱
今日は早く帰ろうと下駄箱に行くと誰かを待っている様子の辰哉先輩がいた。顔を合わせるのが気まずいから急いで前を通って帰ろうとすると、
辰)〇〇、ちょっと来て
逃げようとしたけどその前に腕を掴まれてしまって逃げるにも逃げられない状況になってしまった。
場所が場所で邪魔になってしまうため空き教室に移動した。
その間も離さんとばかりに手を掴んだままだった。
〇)離してください
辰)ちょっとだけ聞いてくれない?
〇)嫌です
辰)なんでそんな急に冷たいの?
〇)なんでって、私達もう別れたんですよ?もうこれ以上何を話すんですか?
違う、こんな事言いたいんじゃない。なのに口が止まってくれない
〇)私の事好きじゃないんですよね?だったらもう関わらないでください。
辰)なんで、
〇)辰哉先輩は私の事どうでもいいと思いますけど私は辰哉先輩の事大好きなんです!
辰)へ、?
〇)顔を見るだけで好きだなって思うし、話すだけでどんどん気持ちが増していって辛いんです。もう、これ以上私に関わらないでください。
パッと辰哉先輩の方を見ると何故か泣いていた。
〇)へっ、なんで泣いて、
辰)ごめん、俺、本当にごめん、
そして、先輩は全てを話してくれた。
辰)最初は罰ゲームを理由に告白した。気持ちなんて全くなかった。
辰)でも、しばらく経って本当の事言わなきゃって、なのになかなか言えなかった。
辰)〇〇に別れよって言われてすっごいモヤモヤしてて。
辰)でも俺のせいだから仕方ないって自分に言い聞かせてた
何それ、そんな言い方したらまるで私の事、先輩、私勘違いしちゃいますよ、?
辰)今日お昼〇〇来てくれなくて、当たり前かって思いながらも待ってる自分がいた
辰)なのに食堂行ったら別の男といて、あぁ俺〇〇のこと好きなんだなって思った。
〇)へっ、それって、
自分でも顔が赤くなっていくのが分かった
辰哉 )わがまま言ってごめんね。でも離れたくない。
そんなの答えは1つしかないじゃないですか
最後まで見て頂きありがとうございます!
次回も是非見てください!
コメント
2件
むっちゃいい!!!!!!!! 続き楽しみにしてます!