コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
走って逃げていると黄くんが追いかけてきてるのに気がついた
俺はもうとにかく死んでやろうと思って
森の中に入った
たくさんの木のおかげだろうか、黄くんの姿が見えなくなった。
こんな醜い体でいたくない
交友関係なんて持っても苦しむだけ
黄くん、、
気付かないふりしてるだけで気づいてた
俺は黄くんに既に依存してるんだろう
俺は経験した事がないからよく分からない
でも多分これが「好き」というものなんだろう
もういい
しねば全部おわる。そう思って池の中に飛び込んだ
でも
黄くんに引っ張り上げられた
嬉しいのか悲しいのかわからない
この耳と尻尾、引かれただろうな
と思っていたら急に持ち上げられて
黄くんの家まで運ばれた
何がしたいのか分からない
耳と尻尾のこと聞かれてしまった
どうせ死ぬ気だしいいやって全部言った
そしたら嫌われなんかしなくてさ
逆に好きって言われちゃった
正直嬉しかった
初めて口にした好きなんて言葉に顔が赤くなった
人に好きとか言われたことも無いし
貸してもらったお風呂の中で涙が出てくる
なぜなのかはわからない
….あれのこと、言うべきなのかな
とにかく涙を引っ込めてお風呂から上がった
リビングに入ると黄くんがいる
黄「あ、赤」
「大丈夫?温まった?」
赤「うん、」
黄「はいこれ、飲み物」
赤「ありがと、、」
こんなに優しい黄くんにこれ以上迷惑かけたくない。
でも一応付き合ったんだから言うべき?
いろんな考えがぐるぐると巡る
黄「….?」
「赤、どうしたの?」
赤「へっ、いや、どうしたって…なにが?」
黄「なんか言いたさそうだな〜って」
なぜここまで俺のことが分かるのか
きっと言ってしまった方がいいのだろう
黄「なるほど…」
「まぁ、その時きたら教えてよ」
「すぐ赤のとこ行くから」
赤「あ、りがと….」
黄「迷惑とかじゃないからね!」
ほんとに優しい人だな。
ありがとう黄くん。