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好きなひとには好きなひとがいて。

第60話 - 第64話

2022年10月15日

#BL

#なにわ男子

#Snow Man

#道長

#みちこじ

風雅

道枝side

そこにいたのは、康二くんだった。

康「なんでって…みっちーが心配やったんや。もちろん、謙杜も心配で来たけど…それよりみっちーが抱え込んでる気がして」

駿「……」

言っていいのかな…

聞いてみて、いいのかな、

本人に…

この気持ちを。

駿「康二くん聞いてほしいんです…」

康「ええよ、どしたの」

駿「あ、あの…その」

駿「俺……、康二くんの、こと、が……」

康「……？え、？」

駿「好き、です。恋愛感情を、もっています、っ」

康「……」

駿「でも、、長尾は…俺のことが、好きって言ってくれました…」

康「…謙杜が」

駿「告白、してくれたんです。でも…振りました。俺は、康二くんが好きやったから」

駿「それが原因で…俺たちは一回、話さなくなりました」

康「あんときの…」

駿「…はい…っ」

駿「長尾は…大切な人に、捨てられることをなによりもおそれていて…」

駿「なのに俺は…長尾から離れた。だから、長尾は、死のうとしたんです…っ泣」

駿「俺のせいで…っ！」

康「…」

駿「長尾、、長尾が、すぐそばにおらん状態になって…もう、もしかしたら二度と、話せないかもって…そうなって、気づいたんです…俺には長尾が、必要なんや、って…」

康「みっちー、」

駿「…おかしい話ですよね、、、自分から、離れておいて、、結局、長尾が必要だなんて、、ほんと」

駿「自分勝手すぎます……」

康「みっちーっ」ぎゅっ

康「ごめんな、ずっと辛かったよな、泣きたかったよな、今やって…叫び出したいやろ、、？よく頑張ったな」

康「でも、、、これだけは、言っておくな、、」

康「俺は、みっちーのこと、、めっちゃ好きやで。すごく大切やし、誰よりも愛してる。それくらい、好きや…。この間な、好きな人いるのか、メンバーに聞かれた。その時やって…ふと頭に浮かんだのは…みっちー、あんたや、、、」

駿「、、、え、？」

康「でも、、、たぶん俺は、みっちーに恋愛感情はもってない。それに、、謙杜のことやって、昔は同じ関西Jr.としてやってたんやから…大切な仲間や。謙杜には、絶対にみっちーが必要なんやよ、、わかってあげてな、？俺は、みっちーに、謙杜を、好きになってもらいたいんや、、、」

駿「……」

康「恋愛感情はなくてもええ。でも、謙杜のそばに、ずっといてほしい、俺は、たぶん誰かひとりを好きになるなんてできん。Snow Manのみんなが、言葉で表わせないくらい好きやし、なにわ男子のみんなやって昔から一緒にやってきた大切な仲間で、、誰かひとりなんて、絶対にムリなんや。だから、、みっちーの気持ちには答えられません。ごめん、」

駿「ううん、、、いいの」

駿「長尾のそばに、、、いる、、」

康「うん、、、なぁ、謙杜。みっちーにこんなに嬉しいこと言われてんで？はよ目、覚ましてや…もうひとりじゃないねんで？」

駿「長尾、、、」

駿「康二…くん？」

康「なに？」

駿「もうちょっとだけ、、このままぎゅってしててほしい、、」

康「うん、ええよ」

なんで、、？

いつもなら、康二くんからのハグに、ドキドキしてまうのに、、、

今回は、、、、

ただ、安心するだけだった。