楡井side
夜だとよく居るって言ったから来たけど皐月さんどこ!!?
知らないところばっかりで…。
不良「何お前?」
楡井「ヒッ」
不良「あー、お前風鈴か?なら痛い目合わせねえとなぁ!?」
楡井(ギュッと目を瞑ったら……)
ドカッ!バキッ、ドカンッ
楡井(な!なんの音ッ!?)
そっと目を開けたら
皐月『全く、夜出歩くなって言ったよな?』
楡井「さ!皐月さぁん!!!」
俺は咄嗟に皐月さんに抱き着いてしまった
皐月『ばっか!よせやい!』
楡井「皐月さんは俺の中のヒーローですぅ!!」
それから俺は泣き続けて皐月さんは呆れ顔でしたが、ずっと頭を撫でてくれた……。
楡井「すみませんでした……。」
皐月『おう、落ち着いたなら良かったわ、で、何でまたこんな時間に居んだよ』
皐月さんのおっしゃる通りだ……。
楡井「皐月さんのこともっと知りたいから!」
俺が話すとまた皐月さんは呆れ顔で
皐月『俺がたまたま近くにいたから良かったけど、居なかったらお前無事じゃなかったんだぞ、あー、そうだな、ほれスマホ寄越せ』
楡井「あ、はい?」
皐月さんは俺のスマホを受け取って色々してから
皐月『俺の連絡先追加しといたから、また聞きたいこととか、助けて欲しい時連絡してこい』
皐月さん……ッ!カッコよすぎる!!
皐月『またチンピラに巻き込まれてもめんどくせぇし送る』
楡井「え″!?流石にそれは!」
皐月『送る』
楡井「はい」
帰り道はお互い何も言わず沈黙のままで…、気まづい……。
皐月『…次から本当に夜で歩くなよ、楡くんが怪我したら悲しむやつ絶対居るし、自分大切にしろ』
楡井「は、はい!次からちゃんと聞きたいことは皐月さんの連絡先にします!ありがとうございました!」
皐月『ん、分かったなら宜しい、じゃ、俺帰るわ!』
楡井「本当にありがとうございました!」
それから皐月さんは、おー!と片手を上げて帰った……。
カッコイイ人だなぁ、俺もいつか皐月さんのような余裕ある人にたりたいッ!
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