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店内。
特盛りチキンもポテトも、だいぶ減ってきた頃。
「ごちそうさまでしたー!」
満足げな
シェドレツキー。
「……食べたね」
少し呆れ気味の
ブライト・アイズ。
その時。
「すみませーん」
店員が声をかけてくる。
「よかったら、クリスマスなんで」
にこっと笑う。
「お写真お撮りしましょうか?」
「え」
一瞬止まる4人。
「いいですね!!」
即答するシェドレツキー。
「……え」
ジェーンが小さく反応。
「記念ですよ記念!!」
「……まあ」
ブライトも否定しない。
「じゃあお願いします」
流れで決定。
シェドレツキーが店員にスマホを渡す。
並ぶ4人。
店の前の小さなツリーの前。
「もう少し寄ってくださーい」
店員の声。
「……」
少し近づく。
自然と。
ジョン・ドウとジェーンは隣で、少し距離近め。
シェドレツキーは——
一瞬迷って、
ブライトの隣へ。
「……」
ブライトは何も言わない。
「はい、いきますよー!」
その瞬間。
「……」
シェドレツキー、少しだけ勇気出して、
ほんの少しだけ距離を詰める。
「……」
ブライト、ちらっと見る。
でも、避けない。
「3、2、1——」
カシャッ。
写真が撮られる。
「ありがとうございましたー!」
「……」
スマホを見る4人。
「……なんか」
ジョンが小さく言う。
「いい写真ですね」
「……うん」
ジェーンも小さく頷く。
そこには。
少し照れてる2人と、
ちょっと距離近いもう2人。
「……」
ブライトもちらっと見る。
(……悪くない)
「じゃ」
店を出る。
外。
夜の空気。
さっきより少し冷える。
「……」
少し歩いて。
自然と足が止まる。
「……ここで分かれる?」
ジェーンが言う。
「……だな」
ブライトが頷く。
一瞬の沈黙。
「……今日は」
シェドレツキーが少しだけ真面目に言う。
「ありがとうございました」
「……別に」
ブライトがそっぽ向く。
でも。
「……楽しかった」
小さく付け足す。
「……!」
ちょっと固まるシェドレツキー。
その横で。
「……また行きましょうね」
ジョンが優しく言う。
「……うん」
ジェーンが小さく答える。
「じゃあ」
2人と2人に分かれる。
少し歩いた後。
——それぞれの帰り道。
■ジョン&ジェーン
「……」
並んで歩く。
「……指輪」
ジェーンがぽつり。
「はい」
「……見られたね」
「……はい」
「……別にいいけど」
小さく。
「……似合ってました」
ジョンが言う。
「……知ってる」
少しだけ照れてる。
手が触れる。
自然に。
「……寒いですね」
「……うん」
少しだけ、距離を詰める。
■シェドレツキー&ブライト
「……」
少し静かな空気。
「……あの写真」
シェドレツキーがぽつり。
「……なに」
「……よかったですね」
「……そう?」
「……はい」
少しだけ笑う。
「……」
ブライトは少し考えて、
「……送って」
「え?」
「……写真」
「……!!」
一気に顔が明るくなる。
「送ります!!」
「……」
少しだけ、マフラーを触るブライト。
「……あったかい」
「……よかったです」
少し歩いて。
「……また」
ブライトがぽつり。
「はい」
「……その」
少しだけ間。
「……行ってもいい」
「……ぜひ!!」
夜の道。
白いマフラーが揺れる。
クリスマスの夜は、
それぞれの関係を、
少しだけ確かに前に進めた。