/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
ビビンバっていいよね、美味い
⚠️
・鳳崎×深瀬
・幽霊パロ 創作設定 要素あり
・深瀬視点
気分で書いたから短め
戦った次に目を覚ましたのは、家のベットやった。訳が分からんかったから、一先ず鳳崎さんのところに行くことにした。隣のベットにおらんかったからな。
触れようとしたところ、不思議なことに、ものに触れることが出来んかったんや。
(じゃあ真っ直ぐ行くか？)
なんにも触れずにドアに向かって歩く。そうすると、見事に貫通した。
(あれ、俺死んどらん？)
ものに触れられずに貫通する時点で、死んでいることが確定した。
台所に着くと、鳳崎さんが机に突っ伏しておった。どうしたものかと、近づくと、嗚咽を漏らしていた。
(あぁ、泣いとるんやこの人)
たしかに涙脆いところはあった。けど、ここまでとは思わんかった。
ふと日付が気になり、カレンダーを見てみると、既に2週間が経過しとった。
「深瀬ぇ”、なんで死んでま”ったんや… 」
鳳崎さんの顔が起き上がると、鼻水垂らしながらポロポロと涙を流しとった。
本来なら、「鼻かんでください」とか言えるんやけども、死んだ今は声聞こえん。その証拠に呼びかけても返答がこんのや。
「そうや、写真見よかな」
そう言って、棚の上にある箱からアルバムらしきものを取り出しとった。今まで気にかけたこともあらへんかったわ。
鳳崎さんはページをめくっていく。雑な筆跡で、初めて2人で撮ったとか書かれとる。
「この頃、体今より細かったんですなぁ」
写真の体つきを見てそう思う。自分の今の体を見てみると、この頃より腕が太くなっている。
「俺らこんときも、ちょっとごついねんなぁ」
涙を流しながら、笑ってそう言っていた。
そして、次々とページをめくっていく。プリクラだったり食べ歩きだったり、ましてやBL～なんてふざけた写真もあった。
「なんやこれwおもろくて笑ってまいますわ！w」
どうせ二度と声を聞かすことは出来んから、隣で思いっきり声を出す。
「懐かしなぁ…」
やっぱ涙を流したままや、口角がすごい上がってるわけでもあらへん。
俺も改めて死んだことを意識すると、思わず涙が出てきた。もう二度とこの人に触れることは出来ず、声を聞かせることもできない。
「あんたにもっと教わりたかってん、なんも恩返せとらんです…」
隣でそう呟く。最後に一度でええから、この人と話したかった。いきなり死ぬなんて、夢に思わんやん。
思いをめぐらせとると、鳳崎さんが口を開いた。
「俺、深瀬のこと好きやってん。なんで今になってこんなこと言うんやろうなぁ」
仲間として？と思っとったけど、言い方的に恋愛的にやろう。その後も、付き合ったらこうしたかったとか言っとった。
でもな…
「鳳崎さんすみません、俺は恋愛的に好きになることは出来ないんです」
今まで仲間として好きな人に、急に恋愛的に好きだと言われても困ってまう。鳳崎さんには申し訳あらへんけど、その想いにYESと答えることは出来ひんのや。
「どんな結果になってもええから、伝えときゃ良かったなぁ」
どこか切ない顔をしながら、写真を見つめていた。
その写真は、香坂さんに撮ってもらったやつやった。俺らが背を向けて、崖からの絶景を眺めている写真。空がとても綺麗で、見とれてまいそうやった。
「もし、伝えとったらどんな結末になったやろなぁ」
その答えに、俺は声を出すか迷ったが…
「気まずくなることなんてないし、今まで通り付き合わずにって感じやと思いますわ」
この考えの方が俺は好きや。何か大きな出来事があったって、俺らの想いはどこまでも重く固く、離れることはないんや。
「深瀬、俺新しい人好きになることにしてみるわ」
そう宣言したあと、アルバムを箱に入れ、 そそくさと戻しとった。
「ちょっと、隣にいさせてください」
床に座っとったから、すぐ隣に座らせてもろた。
俺だけが知る、他の人は知らん思い出。
気がつくと、鳳崎さんは顔を真っ直ぐにしとった。タイミングが合ったから、鳳崎さんの頬にキスをした。
「ちょっとばかりの甘いものですわ、口には出来ひんけど」
ちょっとばかり感触があったのは、気のせいなんやろうか。
すると、鳳崎さんはそれを事実と言うかのように、頬を手で触っとった。
「あれ、今違和感…？まぁ、気のせいか」
悲しさが吹っ切れたのか、よーし！と声を上げて、炊飯器にあるご飯を茶碗に盛り、冷蔵庫から冷凍食品を取り出しとった。
「不健康にならんでくださいよ？」
「嗚呼」
このとき、返事をしてくれたような気がして、とっても嬉しかった。本人は少し固まって、？となっていたが、気にせずにご飯を食べようとしていた。
「鳳崎さん、これからも見守りますからね」
鳳崎さんは俺の声を聞くことなく、ご飯を食べとった。相変わらず、口に米が付いていた。
なんだか、俺が生きてるように感じた。
コメント
3件
深瀬の姿が見えるんじゃなくて見えないの良すぎる🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️ 両片思いじゃなくて鳳崎の一方的な愛なのも好きすぎるし、頬にキスするのも言葉に表せないくらい好き🥹🥹 頬にきすの意味調べたんだけど意図的に頬のきすにしたんですかお嬢さん⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️(?) だとしたら天才すぎるよ😇😇 だとしなくても語彙力とかの天才だけどね🫵🏻🫵🏻🫵🏻
