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文化祭当日
朝から学校は
信じられないくらい騒がしかった
セナ
「やばい楽しみ!!」
ソア
「朝から元気すぎ…。」
クラスはカフェ仕様になっていて
みんな準備でバタバタしている
女子
「ソア、その制服似合ってる!」
ソア
「ほんと?」
セナ
「テオ絶対死ぬ。」
ソア
「何それ。」
その時
ガラッ
教室のドアが開く
女子たちが一気に騒ぎ始めた
「テオくん来た!」
「え、ビジュやば…」
ソアも思わず振り返る
そして固まった
ソア
「……。」
黒シャツにエプロン
少し下ろした前髪
いつもより大人っぽい
普通にずるい
テオはソアを見ると
少しだけ目を細めた
テオ
「……かわいい。」
ソア
「っ……!」
セナ
「はい終了ーーー!!!」
ソア
「声大きい!!」
文化祭が始まると
クラスはすぐ満席になった
特に
女子
「テオくんいる!?」
「注文お願いしたい!」
完全にテオ目当ての客が多い
ソア
「人気すぎ…。」
少しだけ
面白くない
その時
男子
「ソア、こっち手伝って!」
ソア
「あ、うん!」
接客を手伝っていると
男子のお客さんたちが話しかけてくる
男子客
「店員さんかわいくない?」
「写真撮っていい?」
ソア
「え!? 無理です!」
困っていると
スッ
突然
誰かがソアの前に立った
テオだった
テオ
「撮影禁止。」
男子客
「え、彼氏?」
テオ
「そう。」
即答。
ソア
「……っ。」
テオは少し不機嫌そうに
ソアを見る
テオ
「こっち。」
ソア
「え?」
そのまま
教室の裏側へ連れて行かれる
文化祭の騒がしい音が
少し遠くなる
ソア
「……どうしたの。」
テオ
「写真とか。」
「簡単に許可すんな。」
ソア
「許可してない!」
テオ
「でも断り方弱い。」
少し拗ねたみたいな声
ソアは思わず笑ってしまう
ソア
「……嫉妬?」
テオ
「うん。」
ソア
「認めた。」
テオ
「お前のことになると無理。」
その真っ直ぐな言葉に
胸がぎゅっとなる
すると
コンコン
裏口のドアが開く
セナ
「休憩終わりでーす。」
「あとテオ、顔怖い。」
テオ
「うるさい。」
セナはニヤニヤしながら去っていく
ソア
「……戻ろっか。」
歩き出そうとした瞬間
ギュッ
制服の袖を掴まれる
ソア
「?」
テオ
「あと5秒。」
ソア
「え?」
テオ
「充電。」
そう言って
肩に額を軽く預けてくる
ソア
「……っ。」
近すぎる
でも
こんんふうに甘えてくるの
自分だけなんだって思ったら
嬉しくて
たまらなかった