テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
文化祭が終わったあと
外は少しだけ雨が降っていた
ソア
「疲れた…。」
テオ
「おつかれ。」
並んで歩く帰り道
静かな時間が心地いい
ソア
「今日、人気すごかったね。」
テオ
「別に。」
ソア
「女子ずっと見てた。」
テオは少しだけ笑う。
テオ
「ソアも。」
ソア
「え?」
テオ
「かわいいって言われてた。」
ソア
「……。」
なんか恥ずかしい
その時
テオ
「ソア。」
ソア
「ん?」
テオ
「名前呼ぶの好き。」
ソア
「急に?」
テオ
「お前も呼んで。」
ソア
「……テオ。」
静かに笑う
それだけなのに
胸が苦しくなるくらい嬉しい
テオ
「もう一回。」
ソア
「……やだ。」
テオ
「なんで。」
ソア
「照れる。」
するとテオが
少しだけ近づいた
テオ
「じゃあ俺が呼ぶ。」
ソア
「……。」
テオ
「ソア。」
雨音の中
優しい声が響く
その声が好きだと思った