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758
#バイオハザード
#衝撃のラスト
山根利広
300
しらなみ
60
番外編「弱点と呼べるもの」
地獄・執務室。
鬼が傲慢へ尋ねた。
「古流斬さんに弱点はあるんですか?」
傲慢は少し考え、答えた。
「正直に言えば。」
「弱点と言えるほどの弱点はない。」
鬼たちは苦笑する。
「ですよね……。」
傲慢は続ける。
「共闘は少し苦手だ。」
「だが、それも致命的ではない。」
「合わせられる相手もいる。」
「だから弱点と呼ぶには弱すぎる。」
閻魔も頷く。
「確かにの。」
傲慢は腕を組む。
「あと一つ挙げるなら。」
「耐久力だ。」
鬼が驚く。
「耐久力ですか?」
「ああ。」
「攻撃力。」
「速度。」
「技術。」
「能力。」
「判断力。」
「その全てが規格外だ。」
「だが、防御や耐久だけは他ほど突き抜けていない。」
「もちろん十分おかしい耐久はある。」
「普通の相手なら問題にならん。」
「だが、私や同格と戦うとなれば話は別だ。」
閻魔は納得したように頷く。
「攻撃を受け続ける戦いは得意ではないということか。」
「ああ。」
「だから古流斬は攻撃を受けない。」
「避ける。」
「流す。」
「見切る。」
「能力で無効化する。」
「そういう戦い方をする。」
鬼は苦笑した。
「つまり。」
「耐久が低いからではなく。」
「当たらないから問題にならない、と。」
傲慢は小さく笑う。
「その通りだ。」
「防御より回避。」
「耐えるより見切る。」
「それが古流斬の戦闘スタイルだ。」
少し間を置き、傲慢は静かに締めくくった。
「結局。」
「弱点らしい弱点は、その程度。」
「……だが、その『程度』ですら普通の基準から見れば十分化け物なんだがな。」
閻魔と鬼たちは顔を見合わせ、苦笑するしかなかった。
コメント
1件
番外編なのにめちゃくちゃ熱かったです…!「弱点がない」って言い切る傲慢さんの言葉、重みがありました。でも「耐久だけは他ほど突き抜けてない」って正直に言うところが逆に怖いというか、化け物感が増してます。回避型のスタイルって、強者の美学って感じでかっこよかったです。地獄組の掛け合いも和むのに、最後の「普通の基準から見れば十分化け物」にニヤってなりました🤍