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――書き出し――
記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《紅糸の裁決編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より
――迷える深き森――
…星空が綺麗で、
優しく風が吹いて草木が揺れる、
〈モキュ♪モキュ♪〉変わった音がする
αメリー「……?妖精さん?」ぼやけた目が開く腕や足に草葉で手当てされた跡がある
妖精?1「モキュ…?モキュ!」こちらを見て叫ぶ
妖精?2「ぽきゅぅ?」
妖精?3「ムギュ〜!るる♪」
… 一斉に妖精?らしき生物がこちらに寄ってくる
αメリー「わぁ〜…こんにちは」
妖精?6「モ?モッチャ!」
妖精?1「モッチャ!」
妖精?達「モッチャ!」「モチャ!」何やら挨拶が通じている様だ、
?女性の声「ナルナリ達どうしたの?そんなに集まって…あら、お客さん」
…妖精?達の群れの間を通ってこちらに来る、
妖精?3「ソワカ!ソワカ!」
妖精?達「ソワカ!ソワカ!」
αメリー「誰?」女性の方を見る
ソワカ「私?私は弥栄 薩婆訶[ソワカ]って呼ばれてる者よ訳あって今は この子達の面倒を見てる薬師よ」
αメリー「ソワカ…私…α=メリー=クレイナ」
ソワカ「うん……少し質問いいかな?」
αメリー「いいよ」
ソワカ「この世界の住民じゃ無さそうだけど、どうやってきたの?…言葉も何か」
αメリー「わかんない…どうやって来たのか、何か…ふわ〜ってなって寝てたら…ここに…」
ソワカ「困ったね…そこ、この子どこから連れてきたのか教えなさい」
妖精?「モキャキャ…ム〜ギュ〜」
ソワカ「そう言う事ね」
αメリー「妖精さんの言葉わかるの?」
ソワカ「妖精?…あ〜、ナルナリ達の事ね。言葉は何言ってるのかサッパリわかんないよ」
ソワカ「でも、伝えたい事はわかるよ」
ナルナリ1「モキュ♪モキュ♪」
αメリー「モキュ…モキュ?」真似してみる
ソワカ「この子らはナルナリと言う種族でね、わかりやすく言えば木霊みたいなものさ」
αメリー「妖精さんなんだね」
ソワカ「怪我してたんだね」そう言いαメリーに近寄り怪我をした所に手を当てる
ソワカ「痛いの痛いの飛んでけ〜」当ててた手を遠くに向け離す
αメリー「怪我が消えてる」驚く
ソワカ「痛いの飛んでったでしょ」αメリーの頭を撫でる
ナルナリ9「ムギュ!ギュ〜ゥゥ!」痛がる
ソワカ「あら、痛いの当たっちゃた?…こっちおいで痛くないするから」
ナルナリ9「ムギュゥ……」ソワカに近づき撫でてもらう
ソワカ「痛くない痛くない」撫でてあげている
ナルナリ9「イタクナイ!ッモキュ♪」
元気になり走り回る
…それを見ていたナルナリ達は喜ばしい様に走り散らばって解散する
ソワカ「えっと…α=メリーだから…、いやぁ…メリーちゃんって呼んでいっかな?」
αメリー「うん」
ソワカ「メリーちゃんは森の中で1人だった様だけど、他の人とか居ない?…迷子とかなんかだったら」
αメリー「居る、白いモフモフのオグリでしょ、いつもボロボロのアレフに、頼りになるラスと瀧にぃと一緒だったけど……逸れちゃた…」
ソワカ「可哀想に……ん?」
ナルナリ達(6体)「モッキュッキュ〜!」
…ナルナリ達がもう1人かなり重症な怪我人を連れてくる、体に腐敗の様な何かが付いている。
ソワカ「コレは大変!今すぐ何とかしないと…金庫にアノ薬は余ってたかな?…」少し焦る
ナルナリ7&5「ムナァ〜♪」「ムキユ!」何処からか持ってきた薬が入った瓶をソワカに渡す、
ナルナリ(3体)「モキュー!」薬が入った瓶を渡す…
ソワカ「ありがとう……どれも違うけど」薬が入った瓶を受け取り頭を撫でる
ナルナリ1「モッ……」ソワカに呼びかける
ソワカ「あら、ナルナリア」
…ナルナリの長でらしきのが来る
ナルナリア「ネッちゃんコレだろ?」赤く染まっている特殊な薬品を持ってくる
αメリー「大きい妖精さん……」
ソワカ「それそれ、メリーちゃんコレ持ってくれる?向こうの机に置いてくれると嬉しいな」
αメリー「うん、手伝う」薬瓶を運ぶ
ソワカ「さてと…願いますよ」赤く染まっている特殊な薬品の蓋を開ける、それを連れてきた怪我人に2〜3滴他の薬品と混ぜて摂取させる
ナルナリ達「コロコロ センダリマトウギ」
ソワカ「癒シタマエ・取払イタマエ・浄タマエ」
…怪我人の腐食した部分や傷が治る
ソワカ「うん、実に効果的だ。」
αメリー「おぉ…」
ソワカ「これで安静にさせとこう」
?怪我人「……」苦痛が和らぎ安静している
…〈ガチャ〉時計の扉から機械鳩が出る
〈ポッ…ブワァ!〉激しく大鳴きする
〈ガチャ〉〈ポッ…ブワァ!〉×2回
ナルナリ達「モキャ!モキュ〜♪」
ソワカ「あら、菓子の時間ね… 一緒にどう? 彼の作る菓子は最高よ、食べる?」
…キッチンからクッキーのいい匂いがする
αメリー「うん、食べる」
…キッチンから少し不気味な青年がくる
ソワカ「パティシナ、お客さんよ」
パティシナ「2人もかい…お嬢ちゃん、こんにちは」クッキーを1枚取り渡す。手に火傷の跡がある
ソワカ「また焼いたの?全く」
パティシナ「いや〜やめられなくて」
…αメリーは貰ったクッキーを一口食べる
αメリー「♪!このクッキー美味しい!」
ソワカ「でしょ」笑顔を見せる
パティシナ「嬉しい言葉…ありがとう。ソワカ、青酸…」
ソワカ「〈黙れ〉…飲み物じゃないんだから」
…その後、αメリーはソワカとパティシナとナルナリ達と一緒に紅茶をたしなみ菓子を食べる。
……ナルナリ達は歌い踊り歓迎してくれる、
それでも明日には瀧奈やラス達を探しに行かないと…いつもオグリを抱き枕にして寝ていたαメリーは少し慣れない夜を過ごし目覚める。
αメリー「オーロラだ…」空を見ると
…夜空には、綺麗な緑色の極光が見れる、空気中の微細な氷結晶が光を反射して綺麗に輝く。森の木々は光り輝くイルミネーションの様だ。
…ふと、隣にはソワカに怪我を無してもらった人が居た、彼もこの景色に魅了して見ている。
?怪我人(元)「故郷と同じ懐かしさを感じる」
…少し肌寒い風が吹く、
αメリー「ハッくしゅ〜…」くしゃみをする
?怪我人「このローブを貸してあげる」着ていた高そうなローブをαメリーに着せる、
αメリー「ありがとう…」
?怪我人「君達が助けてくれたんだよね?、ありがとう」…
αメリー「ん〜ん…ソワカお姉さんが助けてくれたんだよ、私も怪我を治してくれた」
?怪我人「その言葉に嘘はない様だね…正しい子だ」
…そう言い彼は氷魔法で手元サイズの綺麗な氷晶を作り出し見せる、
αメリー「雪の結晶だ」
?怪我人「どうぞ」笑顔をみせる
αメリー「ありがとう、お兄さん」
?怪我人「どういたしまして…」
…ふと雪の結晶が綺麗に色鮮やかに彩る。
αメリー「おぉ…」
?怪我人「わぁぁ…興味深い、魔法適正が全部だなんて…ゲーティアさん時以来かな…凄い」
?怪我人「魔法は?どんなのが使える?」
αメリー「魔法は最近に使える様になったの…ネルティ叔母さんが教えて少し使えるくらい…」
ベネット「その方はきっと凄い人なんだろうな、あ…私はイーノック・モリー・ベネットって言うんだ、話すのが遅くなったね、モリーは女性ぽくて気にするからベネットって呼んでください」
αメリー「うん、わかった。私はα=メリー=クレイナです、そして…この人がネルティ叔母だよ……今は、こんな姿だけど…」
…黒くて丸みのある浮遊してるのを見せる
ネメシス(黑)「・・・」まだ眠っている
ベネット「ひ…人?…ちょと触ってみてもいいかな?これ?」
αメリー「うん、ちょとだけだよ」
ベネット「失礼致します……」黒くて丸い霊体のネメシスを興味本意で触ってみる
ベネット「コレは…調査[インスペクティオ]」
…魔法で霊体のネメシスを調べる
ベネット「…これは、この子と…。希望と可能性だ…ロディに報告しなきゃ、その前にウェイトやその人達と合って話し合いをして何とか…」
ベネット「計画に縛られすぎてはいけない。改めて…、α=メリー=クレイナ様、重要な話が……」
αメリー「ねえ、誰か居る」
…言われた通りにベネットはそちらを向く、
…突然、森の中から誰かが歩いてくる、そこにはとても寒そうな格好で歩いている男性と、
オグリ「んだ!αメリーだ!…そごいな爻綺は本当に感で見つけたのかよ」
爻綺「半分はね…迷子にならなくてよかったよ」
αメリー「オグリだ!それと、誰?」
オグリ「コイツは爻綺だ、オイラと一緒に探してくれてたんだ…」
パティシナ「おやおや、こんな夜更けにお客さんかい、しかも…」優しそうな声から「ナルナリの付き添い無しでここまで…普通じゃない」怖く低い声になった
…重い空気感が漂う……が、
ナルナリ2「モキュ〜♪」爻綺の近くへ行き花を渡す
…その花はセンニンソウと呼ばれる花だ。
パティシナ「・・・君を歓迎するよ」
ナルナリ6「ソワカ♪ソワカ♪」ソワカの手を引いて連れてくるナルナリ、
ソワカ「ふぁ〜、あらこんな時間にまた…お客さん、それと彼はもう動ける様ね……ネムイ…」
爻綺「こんばんは、こんな時間にすみません。実はですね…」何かを話そうとするが、
ソワカ「夜遅くなるから今日は皆んな泊まって寝なさい…朝食の時に話し合いましょう」
…おやすみ、朝になるまで全員は眠りへと着く。
……数時間が経ち、朝になる
…そして、朝食の時に全員は話をすませる。
…爻綺の話しはαメリーも同じ目的でαメリーとオグリを瀧奈達と合流させることだ、
…ベネットの話は、彼もまたアレフ達と同じ者でありチカラを貸してほしいと言う事だ、勿論、その時はオグリとネメシスが居る為ちゃんと話を理解して同意した。
ネメシス「モリーちゃんは本当にちゃんと理解して判断してくれるから弁護人として よろしくね」
ベネット「はい…後、ロディとジャンヌも来ているはずなのですが…
…ティファレットが3人分の移動魔道具を持って行ったせいで正直言って変える方法が」
オグリ「まずは王都アルスランディアのギルド広場で瀧奈と合流してからアイツらに聞いてたみよう」
ベネット「多分だけど…ゲーティアなら持ってるかもしれませんが、あの3人は持って無いかも……性格的に考えて細かい事とか…好戦的とか…なんか…」
オグリ&ネメシス「……そうかも」
オグリ「アレフは間抜けな所はあるがちゃんとしてる所もあるから、どの道ちゃんと聞いてみよう」
ソワカ「ほら皆んな〜菓子に弁当、それと手描きの地図、ナルナリ達が森の外まで案内するから頑張ってね。パティシナ送ってやりな」
αメリー「ありがとう」受け取る
爻綺「こんなに沢山…」
ベネット「親切にどうも…」
パティシナ「何故ですか…あんな遠くまで、」
ソワカ「わかるでしょ、私は直接頼まれてここに居るのよ…貴方は私の召使として使われたんだから、それにこの子達は この世界を知らないんだから」
パティシナ「…ご飯はどうしますか?」
ソワカ「私達は頑張るから安心して、でも…早く帰ってきてね……」小声で「それに… 闇遊詩吟とかいたら飛ばしてもらえば早いでしょ」
パティシナ「私は彼ノ方の友人と免じて居るのですが…」
ソワカ「パティシナの好きなアレ…あげないよぉ」パティシナの耳元で囁く
パティシナ「✨!…そんな事言われても」
……数分後……
パティシナ「行って参ります!」〈キリ〉
ナルナリ「モキュ〜♪」
ソワカ「クレマチスの花、花言葉は旅人の喜びだよ…行ってらっしゃい」綺麗に整られた花を渡す、
αメリー「行ってきま〜す」
爻綺&ベネット「お邪魔しました」
オグリ「じゃ〜」
…αメリー達は森の奥へと行く、
ソワカ「パティシナ、彼…苦痛愛好と肉食だから大丈夫かな…変な醜態を晒さなければいいけど」
ソワカ「……弍白 爻綺か、彼…秘密があるね」…
…花瓶にはクレマチスとセンニンソウと変わった花が3つ添えられている、
ソワカ『あふれる善意と甘い束縛か』
ソワカ「ルシエル…彼の想いは、まだ生きてるのね…」
ロ兄ィアレ…
続く→