少し古びた商店街を少し通ると、小さなカフェがある。
洋風チックなようで、どこかレトロな雰囲気を放つ
扉を開けると、涼しげなベルがなる。
ベルが鳴り、お客様を迎えるのは、6人の少女達
私、桜川ちえり!14歳。このカフェ『チェリー』で働いて生活しているの!
言えば、ルームシェアというものだ
このお店は私のおばあちゃんが経営しているのだが、そのおばあちゃんは旅に出ていて、お店に居ない。だから、孫の私が職場・住居として使っているんだ!
・・・時折おばあちゃんはお店に帰ってくるけど、、
お店にいない間は「森野 雪」さんが店長をしています
他にもお店を手伝ってくれて一緒に住んでくれているみんなを紹介するね♪
「藤崎 杏奈」15歳。
私とは一個違うけど、同い年か一つ下に見える
可愛いものが好きで、いつもおっとりとしている
「友近 恵」16歳。
ボーイッシュな感じで出身地は関西らしい
だからいつも関西弁で場の雰囲気を盛り上げてくれる
「八宮 理奈」「八宮 理空」17歳。
2人は双子で、まさに瓜二つだ 髪の毛はいつもサイドテール。
17歳だが、子供っぽい悪戯を毎日して楽しんでいる
「斎藤 優」17歳。
明るい性格で、優しい
いつも私の近くに居て、私の事を毎日「好きだ」と言ってくる。
・・・とまぁこんな感じです
個性豊かなみんなだけど毎日の生活がとても楽しい
ある日のこと・・・
「ちえりー!!」
仕事をしていると、奥のテーブルから声が聞こえた。
向かうと、そこに居たのは「斎藤 優」
『優ちゃん』
「どうしたの。優ちゃん」
駆け寄ると、いつもは抱きついて来るはずの優ちゃんも机に頭をついていた
「ちょっと悩み事があって・・・」
「なんの悩み事?」
いつもと様子が違う優ちゃんが心配になり思わず深刻な表情をしてしまう
すると、いつもの気を取り直し抱きついてきた
「ん〜可愛い♡心配してくれるの?」
「ちょっ、優ちゃん!」
引離れようとするが意外に力が強く離れられない
はっ。と気を取り直した優。
「ごめんごめん、!可愛くてつい・・・
なんの悩み事かというとね、」
「雪に新商品を5つ頼まれてて・・・考えてくれない?期限は一週間なんだけど」
いつも新商品を考えてくれているのは優だ。
いつも考えてくれているのなら、思い浮かばないのだって当然だ
「分かった!」
と力強く返事をした。
・・・のも束の間。
今度は私がさっきの優ちゃん状態だった。
「どうしよう・・・」
そう呟きつつ頭を働かせると、理奈、理空が来た。
2人は声を揃えて「ちえりどうしたの?」
と心配そうに聞いてくれる。
「実は、優ちゃんに頼まれてて・・・」
2人はそんな言葉を聞き同じ事を思い浮かべる
「え、優に頼んだのちえりに押し付けた!?」
優ー!!」
と激怒する店長の姿が。
悪戯好きの2人は勿論雪に告げ口をするつもりだ
ちえりはわかっていない様子でニヤニヤする双子を「どうしたんだろう」という気持ちで見つめるしかなかった。
一方その頃優は寒気を感じていた・・・
「じゃ、頑張ってね☆」
そう言い残し2人は雪を探しに行く
2人がさった後も頭を悩ませる
今の季節は春・・・
春といえば桜・・・、
そこでいい案が思いついたのだった
思いついた案を紙に書き上げ、雪の元へと持っていこう
席を立ち去り雪を探しに行くのだった。
「なんですって・・・?」
里奈と理空が告げ口をすると、思った通り雪は大激怒した
「優ー!!」
カンカンになった雪は優を追いかける
早々に優が捕まり雪に問い詰められる
「いいじゃない・・・!ちえりにも一つの勉強よ!」
優は必死に弁解しようと試みる
「確かにそうね・・・!」
どうやら納得の様子で、優も一安心だったが、意見の違うものがいた
「えぇ^、つまんないの」
そう発したのは理奈と理空。
それを聞いた優は犯人が理奈、理空だと悟る
「あんた達ね・・・!」
2人をジロリと睨む
2人は顔を見合わせた
「に、逃げろー!!」
「待ちなさい!」
と3人のかけっこが始まった。
それを横目に雪は呆れる
「雪さん・・・!」
呆れた中声をかけたのはちえりだった
紙を2枚雪に渡す
「これ・・・!とりあえず2枚できました!」
満面の笑みで雪に渡すと雪も微笑み返した。
「ありがとう。頑張ってね」
その日から数日経ち・・・・
ついに期限最終日を迎えた。
「うーん」
後一枚なのに、その一枚が全く思いつかない
そんなとき、杏奈が通りかかった
「ちえちゃん、大丈夫?」
少し心配しながら私に聞いてくれた。
「うん、大丈夫だよ・・・
でもあと一枚が思いつかなくって。杏奈ちゃんはどんなのが好き?」
「んーとね・・・、
苺とか甘〜い物がいいな♡」
そう答えてくれたおかげでいい案が思いついたのだった
「できたっ!!」
「雪さーん」
「はい」
出来上がった紙を見せると普段あまり笑わない雪さんの笑顔が見れた。
「期限内に間に合って良かったわ」
そうにこやかに私に言った。
三日後・・・
ドアが開き『チリン』とベルが鳴る。
その音を合図に声を掛ける
「いらっしゃいませ!
お席はこちらになります」
お客さんを席に案内した後すぐ別のお客さんから呼ばれた。
注文されたのは_そう
私が考案したメニューだ
「この春色ジェラート一つ」
「かしこまりました!」
嬉しい事に考案した春メニューはすごく人気だ。
休憩の時間までとにかく忙しかった。
休憩していると、雪がやってきた
「ちえり。」
そう声を掛けた
「雪さん!どうしましたか!!」
雪はまたもや微笑みながら
「ありがとう。春メニュー売り上げがとてもいいの」
自分の考えたメニューが売り上げいいなんて・・・
なんて嬉しい事なんだろう
「良かったです!」
「これからも期待しているわ。」
そう言い残すと、休憩室から去って行ったのだった。
「はいっ!」
次も頑張ろう・・・
そう心に決めたのだった
コメント
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ひみさくあるじゃん…気づいてなかった