サカモトデイズ夢小説
⚠︎︎原作無視
⚠︎︎口調迷子
⚠︎︎恋愛要素あり
⚠︎︎大人な表現あり
⚠︎︎キャラ崩壊注意
平気な方のみスクロール
▶︎設定
主人公:高倉 レイ (タカクラ レイ) ♀
南雲の彼女
⸻
深夜0時過ぎ。
窓の外には静かな都会の明かり。
蛍光灯の代わりに、スタンドライトの柔らかな光が部屋を照らしていた。
ソファの上。
レイは南雲のシャツを借りていて、袖が少しだけ長い。
それを指先でくるくるいじっている横で、南雲は黙って彼女の髪を撫でていた。
「……今日、静かだね。いつもみたいに軽口言わない」
「ん〜、ぼくも人間なんでね。たまにはこういうモードにもなるわけよ」
「ふふ、珍しい」
そう笑うレイの瞳を、南雲がじっと見つめた。
それだけで、空気がわずかに変わる。
「……ねえ、レイ」
「なに?」
「..抱きしめてもいい?」
その声は低くて、どこか切実で――
冗談じゃないって、すぐにわかった。
レイが頷くと、南雲はそっと、彼女の体を抱き寄せた。
彼の手は熱を帯びていて、優しくて、だけど――どこか焦がれるように強かった。
⸻
「レイ、最近ちょっと……ぼく以外の男に、隙見せすぎ」
「え?」
「神々廻と一緒に任務行ってた時とか、笑顔多かったし」
「……それ、嫉妬?」
「うん、そ〜だよ。ぼく、すっごいめんどくさい男だから」
「……かわいい」
「え? どこが」
「そういうとこ全部、愛しいと思ってる」
その瞬間、南雲の目から一気に理性がほどけた。
「……あーもう、無理」
そう呟いて、唇が触れた。
最初は優しくて、次第に深くなるキス。
レイが小さく息をのむと、南雲は低く笑いながら額を寄せる。
「……なにビクッてしてんの。今さら」
「ちょ、ちょっと近い……」
「うん、もっと近づくよ?」
耳元で囁かれ、レイの心臓は跳ねた。
南雲の手が、背中から腰へ。
彼女を包むように抱きしめ、肌と肌が、服越しに触れ合う。
夜の空気が、熱を帯びていく。
「……ねぇ、レイ」
「……ん」
「ちゃんと覚えてて。ぼくが、お前を、どれだけ――」
「……うん」
「どれだけ、欲しいと思ってるか」
その声は、ただ甘いだけじゃなく、
独占欲と深い愛情が滲んでいて。
レイは、何も言えなくなって、
ただ、そっと彼に身を委ねた。
⸻
「……レイ」
小さな名前の呼びかけ。
南雲の声は、どこか掠れていて熱を帯びていた。
薄暗い部屋、灯りはベッドサイドの間接照明だけ。
影が柔らかく肌をなぞって、輪郭を曖昧にする。
彼はレイの上に覆いかぶさるようにして、
その髪に唇を落とした。
「……髪、まだちょっとシャンプーの匂いする」
「……なにそれ、今それ言う?」
「落ち着くから。レイの匂い、好き」
そう言って、唇が頬から首筋へ。
ゆっくり、確かめるように、肌の上を這っていく。
レイが小さく息をのむと、
南雲はその喉の動きに目を細めて、唇を重ねた。
首筋に触れた唇は熱くて、
舌先が肌をなぞるたび、体温が上がっていく。
「……くすぐったい、ってば……」
「やだ。もっと感じてて」
彼の手が、背中から腰へゆっくりと滑る。
指先が服の隙間から忍び込むと、
そこはもう、ほんのりと汗ばんでいた。
そのぬくもりを確かめるように、
南雲は指先で彼女の背中をなぞる。
「ねぇ、レイ。こうしてると――」
「……ん?」
「レイがちゃんと“俺のもの”だって実感できる」
そう囁いた直後、
唇が鎖骨に触れ、軽く甘噛みされた。
「あ……っ」
思わず漏れた声に、レイは頬を染める。
南雲はそれに満足そうに笑って、
額を彼女の額にそっと押し当てた。
「ねぇ……やだって言っても、止めらんないよ?」
「……言わない。だって、私も……」
その先の言葉は、南雲のキスに塞がれた。
唇が重なり、深くなる。
舌が触れ合うたび、熱が跳ねて、
互いの呼吸が乱れていく。
シャツの裾がゆっくりと持ち上げられて、
指先が素肌に触れるたび、体は微かに震えた。
「……優しくする。今夜は、ちゃんと」
「……ん、うん……」
ただの欲じゃない、
深くて、やさしくて、熱い感情。
肌と肌が、言葉より雄弁に想いを伝える夜。
――今、確かに彼女は、
南雲に「愛されている」と感じていた。
⸻
ふざけてばかりの男の、本気の体温。
その夜、確かに伝わった想いは、もう冗談じゃなかった。
見せかけの軽さの奥にある本気の想い。
触れる手が、唇が、
誰より深く、大切に、彼女を包んでいく。
それは、「大人の恋」の、ほんの一瞬。
――これは、恋じゃなくて、愛だ。
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