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高橋さんがフットサルチームに入ったことで、
なっちゃんとも会うことが出来て嬉しい。
『葵ちゃんとも会いたいなぁ〜』って思っていたら、 洋平たち、遊びの天才は、バーベキューを企画してくれていた。
「嬉しい!披露宴の時は、少ししか話せなかったから、葵ちゃんにも、また会えるの?」
「うん、気候のいい時にしようか!ってことになって…」
「やったー!楽しみ〜」と、洋平に抱きつく美優。
「美優〜♡」
「洋平!さすがだね」
「いや、そんなに褒められるなんて…」
スーッと離れて…
「バーベキューの時、何焼こうかなぁ?」
「何着て行こうかなぁ?ここちゃん何着せよう?」
「あ!いつ?」
「美優〜!そんなにすぐ離れなくても…」
「ん?」
「来週の土曜日にしようか?って」
「うわ〜楽しみ〜」
「今週は、また午前中にフットサルの練習があるから、午後から買い物行く?」
「うん、行く行く〜寒いかなぁ?どこで?」
「あー川辺のキャンプ場にしようと思ってるから、 昼間はいいけど、夕方はちょっと寒くなるかもな」
「分かった〜」
「嬉しそうで良かった」
「うん、嬉しいよ。主婦なんて、家事、育児いつも同じ繰り返しだから…たまには違うことしたいし、友達にも会いたいもん。旦那さんたちが一緒なら、時間を気にせず、ゆっくり話せるし嬉しい!」
「そうだな、でも、美優また変な話は、やめてね。」
「あ!変な話じゃないよ。大事な話なのに…でも、気をつける。なっちゃんが言い出したら知らないけどね。ふふ」
「あーそれは、あるなぁ〜ハハ、高橋も言いそうだし…全くあの夫婦は、ホントに面白いな」
「うん。葵ちゃん夫婦は、おとなしいのにね」
「あー藤沢、アイツ普段おとなしいけど、クールなだけで、話し出すと実は面白いんだよ」
「そうなんだね。いつもゆったりして、聞いてくれる感じだから…」
「そうだな。なんか不思議だよな…まさか、同期同士で皆んな結婚するなんて!」
「うん、最初からそれぞれに気が合ったんだよね。」
「まあ、1番は俺と美優だけどな」
また、ピッタリくっつく洋平
「ふふ、そうだね」
チュッ
「すると思った」
「したかったのに、すぐ離れるから…」
「ふふ、ありがとう洋平」
「うん、一緒に準備しような」
「うん、楽しみ〜」チュッ
「美優〜♡」
土曜日、洋平は朝からフットサルの練習へ行き
お昼には帰って来た。
「ただいま」
「お帰り〜早くシャワー浴びて!買い物行こう!」
「あ、今日は施設でシャワー浴びて来たよ。暖かかったし…お昼ごはんは?」
「そうなんだ!あーお昼ドライブスルーでイイ?ここちゃんだけ、先に食べさせたから…」
「なるほど、OK!じゃあ、着替えるよ。」
「うん。」
途中のハンバーガー屋さんで、ドライブスルーをして、車の中で食べる。
「美味しいね」
「うん。ここちゃんも早く同じ物を食べられるようになるとイイね〜」と、洋平がフライドポテトを食べながら、言ってる。
「うん、だけど、塩分も油分も多いから、これはまだまだ先かなぁ〜そのうち、好きで食べるようになるだろうし…」
「そうだよな、急いで食べなくてもいいな」
「うん」
そして、買い物へ
「バーベキュー用品は?」
「実家に古いのは、あるけど…新しいの買ってもいい?」
「いいけど…どこに置くの?」
「クルーザーを売ったお金が返って来たから、今度は、キャンプ用品を揃えようかなあ?
で、美優に相談なんだけど…1つ小さい倉庫を借りようかと思ってるんだけど…」
「えー!そうなの?」
「うん、コンテナ型のレンタル倉庫ってあるだろう?」
「あーあるね〜」
「あれを1つ借りれば、置き場所に困らないし…」
「なるほどね。いいね!」
「じゃあ、ちょっと電話して申込む。」
「え?いきなり?」
「ううん、実はもう問い合わせてたから、空きがあるのは確認済みなんだよ。どうしようか?美優に相談してから〜って思ってたから…急に倉庫借りた!って言ったら驚くでしょう?」
「確かに…何か変な物を隠してるんじゃないか?って疑っちゃうよね、ハハ」
「そうでしょう?だから、聞いてから〜と思って…」
と、いうわけで、まずは置き場所を確保して、
洋平は、思う存分、楽しそうに、せっせとキャンプ用品を選び大人買いしていた。
「車いっぱいだね。キャンプって言っても、まだ日帰りなのに…」
「そのうち泊まりで行こうよ」
「邪道なのは分かってるんだけど…出来れば、私はテントじゃなくコテージとかバンガローとかがイイんだけどなぁ〜」
「あー虫がイヤなタイプ?」
「まあね…男性陣はテントで、女性陣と子どもは、コテージとかなら…」
「そうだな、その時に考えるか?」
「うんうん」
「よし!道具は揃った。あとは…」
「食料品は?」
「お肉は、予約しておいて、朝取りに行ってから行こうか?」
「野菜とかは?」
「日持ちする物は今日買って、それ以外は、当日の朝、買って行こう!」
「そう?前日に買っておかなくてもいい?」
「大丈夫!美優に負担はかけたくないし…」
「ありがとう。」
「飲み物だけは、各自で用意する!にしよう。
それぞれ好みもあるし…全員分を用意したら、すごい荷物になるし…」
「そうだよね。」
「連絡しておくよ。じゃあ、美優が欲しい服は?」
「寒い時用に暖かいパンツと、カバースカートみたいのが欲しいかなぁ〜ここちゃんにも暖かいのを…」
「分かった、買いに行こう。」
「うん」
そう言って、遊びの天才は、妻を気づかいながら、 全力で楽しませようとしてくれている。
「洋平!楽しみだね〜」
「うん、すっごく楽しみ」
ふふ、少年の顔になっている。
いよいよ、バーベキューをする当日。
洋平は、楽しみで仕方なくて、朝早くから起きた様子。
「美優〜まだ起きないの?」チュッ
「う〜ん、もう〜まるで子どもだね〜」
低血圧な美優は、すぐには起きられない。
布団をかぶって、ネバる。
が、足元から布団の中に入ってくる洋平。
「なんなら、こっちでもいいけど…♡」
「もう!お願い、もうちょっとだけ〜」
「えー仕方ないなぁ〜美優ちゃん♡」と、
お構い無しに、美優のカラダを撫でまくる。
「あ〜もう〜!」と、ガチッと抱きつく美優。
「美優〜今の俺は、そんなことされたら逆効果だよ♡」
「もう〜変態〜!」
「ふふ♡」
「ねぇ!そんなことして、収拾がつかなくなったらどうするの?」と布団の中で会話する。
「それは、もう《《お願い》》するしかない♡」
「ヤダ!起きよう!」と、サッサと布団から出た美優。
「美優…そんな…」
「早く用意しなきゃ、洋平、ここちゃんの用意お願いね。」
「はい…」『起きれるんじゃん…』
バタバタと用意して、朝ご飯も食べて、
お肉屋さんの入ってるスーパーに寄って、集合場所へ
同じように、楽しみで早く到着したのか?
高橋ファミリーがすでに居て、笑ってしまった。
なっちゃん曰わく、やはり、高橋さんは、朝早くから 起きて準備をしていた様子。
その後、藤沢ファミリーもすぐに来て、結局みんな、早めに集合した。
「じゃあ、行きますか?」
「おー」
楽しい仲間だ。
そこから、車を走らせ1時間半ほどで到着したので、 お昼ご飯にちょうど良い時間。
洋平たちは、タープを張り、お昼寝出来るように小さいテントを広げ、テーブル、椅子を置く。
子どもたちをテント内で遊ばせ、妊婦のなっちゃんには、椅子に座って見ていてもらう。
男性陣に炭を起こしてもらい、飯盒でご飯を炊いてもらう。
葵ちゃんと美優で野菜をカットしたり、エノキベーコン巻きを作ったりする。
炭がイイ感じになったら、お肉を焼き始める。
パパたちの仕事だ。
ママ達は、子どもたちに先に食べさせる。
ウインナーやコーン、柔らかいお肉。
ここちゃんには、まだ早いので、持って来た離乳食を 食べさせる。
ここちゃんは、まだ母乳も必要だから、テントの中で与える。
と…寝てしまった。そのまま寝かせた。
しばらく皆んなとゆっくり食べることが出来る。
「さあ食べよう!」と、パパたちも一緒に食べ始める。高橋さんは、なっちゃんが運転して帰るようで、 アルコールを呑んでいる。
洋平と藤沢さんは、ノンアルコール。
美優たちもジュースやお茶。
茄子、カボチャ、さつまいも、玉ねぎ、椎茸も焼く。
キャベツは生のまま。
来る途中、キャンプ場近くで、新鮮なサザエ、大アサリが売っていたので、焼いて食べる。
イカ、エビ、パプリカでパエリアを作る。
お米から炒めて、サフランライスの代わりにカレーパウダーで作る。
白ご飯の方が良い人は、飯盒のご飯。
結局、子ども達が白ご飯で、大人はパエリアを食べた。
焼きそばと迷ったが、きっと定番だから、違うことをしたかった洋平と美優。
わざわざパエリア鍋まで買った甲斐があった。
大好評で、とても美味しかった。
「う〜ん、美味いなあ〜」と高橋さん。
酔って来たのか、だんだん声が大きくなる。
「洋平!フットサルに誘ってくれて、ありがとな!」
「おー」
「楽しいわぁ〜」
「それは、良かった」
「藤沢も始めたら?」
「俺は、サッカーは体育ぐらいしか経験ないから無理だよ。」
「そうなのか?」
「残念だなぁ」
「パパ!もう酔ったの?」
「酔ってないよ。」
「最近弱くなってるのよ。」
「コロナ禍で、皆んな飲みに行けなかったものね。」
どんどん話を続ける高橋パパ…
「洋平!そろそろ、お前んちは、2人目考えてるのか?」と、言い出した。
「ブッ」美優から、なっちゃんとの会話を聞いていた洋平は、思わず吹き出してしまった。
「なんだ、図星か…」
「いや、そりゃあ欲しいけど、まだ心美が1歳になってないし、もうちょっと…」
「そうなのか?うちは、バッチリ2歳あきだからなぁ」
「もう、パパ何言ってるのよ、まったく…」
「そろそろ、産み分けの話をするんじゃない?」と、
美優となっちゃんが小声で言ってると、葵ちゃんが、
「産み分け?」と。
「うん、この前、話してて、ウチはあと1人しか無理だから、出来るなら男の子が欲しいなぁ〜って言ってたの。」
「なるほど、一時、産み分け方法って流行ってたよね。」
「そうだよね…最近は、ピンクゼリーとかグリーンゼリーとかあるらしいのよ。」と、また、女同士、産み分け方法で盛り上がっている。
「奥さんたちは、こそこそ何の話をしてるんだ?」 と、酔っている高橋には、よく分からないらしい。
「産み分けがどうとか…」と、藤沢。
「産み分け?おー、藤沢んとこは、もうホントにひとりっ子でイイのか?」
「葵が1人でイイって言うから…」
「そっかあー洋平、美優ちゃんは?」
「次は、男の子が欲しいとか…サッカーさせたいんだよ。それは俺も賛成だし…」
「じゃあ、そろそろ頑張っちゃう?」
「それが、まだ今だったら、年子になっちゃうから大変だから、せめて2歳あきなんだって!」
「なるほどな」
「失敗出来ないから、産み分け法か…」と藤沢
「洋平、大変だなあ、そんなの構わないから、さっさとやっちゃえば?」
「お前、なんて言い方!」と洋平
「最低〜!」と、藤沢
「なんでだよ!そんなの自然に任せときゃイイじゃんか!」
「まあ、自然に任せるつもりだけど、出来れば男の子が欲しいっていう願望だよ。」
「なるほどな…」藤沢
「昔、そういや、産み分け法ってあったよな?」 と高橋
察した洋平
「お前、変なことを大声で言うなよ!」
「あはは、言いそう」と藤沢
「あれか…最後…」
洋平は、高橋の口を塞いだ
「危ね〜な、予想通りだよ、デカイ声で言うなよ」
「あははは」笑ってる
「あははは」藤沢も笑ってる
「だから女性陣に引かれるんだよ」
「もう!パパやめてよね!」
なっちゃんが察したようだ。
「洋平!」と、美優も洋平を見て首を横に振る。
『うんうん』と、洋平も頷く。
「なんだよ、目で合図しちゃって、イヤラシイ!」
「どっちがイヤラシイんだよ、ハハ、もうお前、発言がヤバイから…」
「んなことないよ。大事なことだからな!」
「はいはい。」
「チェッ、俺だけ悪者かよ。」
「イヤ悪者なんかじゃないよ、そういう奴も居なきゃな」
「だろう?ハハ」
「納得、早っ」と、藤沢
「ハハハ高橋は、昔からそうだからいいんだよ。」 と洋平。
「俺たちが初めて出会った時、3人ですぐに気が合ったもんな」
「ていうか、最初から高橋が仕切ってたよな」と洋平
「そうそう有無を言わさず、行くぞ!みたいな」 と、藤沢
「んなことないだろう?気が合ったんだよな、洋平ちゃん!」と、絡む
「はいはい、そうだな」
「あー今まで色々あったけど、3人一緒に乗り越えて来ただろ?な!」
「そうだな」
「美優ちゃんの時だって、お前いきなり声掛けに行ってビックリしたけど、そのあと、ちゃんと俺が夏希と、藤沢が葵ちゃんと、くっついたから上手く行ったんだよ。」
「えー!そこ?それは、俺の実力だろ?」
「な〜に?今度は私たちの話?」と夏希
「メーデーの日、初めて夏希らに声をかけたじゃん!」
「うん」
「洋平、いきなり美優ちゃんに、声掛けに言ってビックリして、俺が夏希と、藤沢が葵ちゃんとくっついたから、今があるんだよ!って話だよ。」
「ハハ、そうだけど、美優が洋平さんと付き合ったのは、洋平さんの人柄でしょう?」
「ほら〜!」
「ふふ」美優も笑う
「声掛けて、ランチに誘って、帰りに告ったんだから…」洋平
「そう!初日に告ったって、ビックリしたよな」高橋
「たしかに…ビックリしたよ」藤沢
「私が1番ビックリしたよ。」と美優。
「ハハハ、確かに…」洋平
「なんか、ビビッとくるものがあったんだよな」藤沢
「皆んなそれぞれにね…」高橋
「そうだなぁ、懐かしいなぁ、今じゃ皆んな結婚して親だもんな。」洋平
「私なんて3人も産むと思わなかったわよ」
「ハハハ、確かに…」
「パパが言うな!」
「ハハハハ」皆んなで笑う
「確かに、なっちゃんのイメージが1番変わったよな」洋平
「えーそう?」
「うん、皆んな可愛かったもんな。」洋平
「ちょっと、洋平さん!どういう意味?」
「あ、ごめん、ハハ」
「あははは、葵ちゃんと美優ちゃんは、変わらず可愛いんだけど、夏希は、どう見ても逞しいオカンだよな」
「まあ、自分でも思うよ、見た目もね」
「もうお笑いまっしぐらだよ」高橋
「ふふふふ」
「ふふふふ」
「ちょっと、こっそり笑わないでよ」洋平さん、 藤沢さん!
「ふふふふ」
「楽しいなぁ」高橋
「うん」洋平
「うん」藤沢
「今度は、夏に出来れば良いなぁ、川遊びとか流しそうめんとか子どもたち喜ぶんじゃないか?」洋平
「おー楽しそう」高橋
「えー何に流すの?」美優
「|樋《とゆ》ホームセンターとかに売ってるし…」洋平
「流す人は大変そうね」美優
「でも、楽しそうだな、いろんな物を流して…」高橋
「ホント色々考えるわね。遊びの天才!」美優
「ふふ、色々やってみたい!」洋平
「こんなにたくさんの荷物どこに置いてるの?」葵
「わざわざ、コンテナの倉庫借りたのよ。」美優
「えー!すごい」葵
「クルーザー売っちゃったし、次は、キャンプ用品を買う!って…」美優
「ハハ」洋平
「まあ、変なことに使われるよりいいわね」夏希
「まあね…」美優
「じゃあ、うちがテント買ったら一緒に置かせてくれよ」高橋
「うん、いいよ。」洋平
「じゃあウチも…」藤沢
「おー、荷物置き場だな」洋平
「変な物は買わないでね」美優
「うん。なんだよ変な物って?」洋平
「分からないけど…」美優
「ふふ」洋平
色々話して、あっという間に楽しい時間は過ぎた。
「また、やろうな!」高橋
「おー!」洋平
「おー!」藤沢
「ホント遊びだと結束が硬いなあ〜」夏希
「だよね」美優
「また、会おうね」葵
「うん、また会おうね」美優
「うん」夏希
「ウチで良かったら、いつでも遊びに来て!」美優
「うん、嬉しい、ありがとう」葵
「私も…」夏希
「うんうん、もちろん」美優
「じゃあ、そろそろ片付けますか…」洋平
夏希と子どもたちを車に乗せ、
一斉に片付けた。
「じゃあ、またな!」
「おー!またな、ありがとう」高橋
「おー!色々準備してもらって悪かったな。」藤沢
「洋平の趣味ですから…」美優
「ふふ、ありがとう、じゃあまたね〜」夏希
「またね〜ありがとうね」葵
「うん、またね〜」美優
そう言って、別れた。
ここちゃんも、楽しそうに遊んでたが、
車に乗せると、やはり疲れて寝てしまった。
「楽しかったね」
「おー!楽しかった。良かった。」
「ん?」
「高橋がまた変なこと言うから、焦った。」
「まあ、そういうキャラだし…」
「夫婦で面白いよな」
「だね〜ふふふ。ありがとう、楽しかった。」
「おー!」って、手を繋ぐ洋平
コンテナに荷物を下ろして、帰路についた。
「お疲れ様〜」
「お疲れ〜」
と、自宅マンションに到着。
「はあ〜」とソファーに腰掛け、洋平が…
「ところで美優、変な物買わないでね!って…変な物って何かなぁ?」
「えー?何かは、分からないけど、私に見つかって、何これ?って言われるような物。」
「そんなもの買わないよ。」
「ならいいけど…そのうち隠し部屋とか言って、何か隠しそうだから…」
「そんなことしないよ。買う時は、ちゃんと言うよ。」
「何を?」
「美優が変な物って思ってる物」
「ん?何のこと?」
純粋に美優は、何か分からなかった。
「え?Hな物を想像してたんじゃないの?」
「は?何も想像してないよ、漠然と変な物って言っただけだよ。」
「あ、そうなんだ…」
「ね〜ね〜ちなみに洋平は、何を想像してたの?」
「あ、いや…」
「イヤラシイ〜」
「美優!俺は何も言ってないぞ」
「そうだね、でも、さっき◯◯◯な物って言ったじゃん」
「あ、いや」
「ほら、顔が…ハハ」
「だから、こんな顔だよ」
「あ!もしかして…《《あそこ》》の自販機みたいなので売ってた変な物のこと?」
「美優〜♡《《あそこ》》ってどこ?」
「えーここちゃんを預けて2人で行ったところだよ」
「ふふ、どこどこ?」
『イヤな人…面白がってる…』
「ラブホだよ」
「ブッ!そんなハッキリ…美優の口から言われると、なんか照れるなあ〜」
「どうして?♡」と、美優が洋平の真横にピッタリ座る
「可愛い顔して、エロ〜♡ここちゃん寝た?」
「うん、寝てるよ」
「じゃあ〜」
「じゃあ〜って何?」
キスをする洋平
「いただきます♪」チュッ
「ふふ」
「皆んなが2人目2人目って言うから、欲しくなった」
「まだダメって言ってるでしょう?」
「う〜ん」チュッ
「ここちゃんの時もフライングしたんだから、ダメよ」
「分かった」
「ホントによ!」
「うん、分かったから…」チュッ
「それに、変な物は要らないからね」
「分かった…」
「ホントに元気ね?疲れてないの?」
「全然、大丈夫♡」
「あーもうスイッチ入っちゃってるね」
「うん♡何ごとも、一生懸命頑張りま〜す」
「ふふ」
「美優〜幸せ〜♡」
「あ〜〜〜ん…」