――名探平真……。
それが俺の名前だ。
大嫌いで仕方ない、俺の名前。
それには、きっとなれない事を強調されているようで。
お前には無理だと、直接ずっと言われてるようで。
その名前に、いやが応でも分からせられる。
呪いのようなそれは、一生消える事はない……。
◇
王都ゾディアック、セントラル通りにある中央魔道管理局。
その1階にある、鉄格子と分厚い扉で構成された幾つもの部屋が並ぶ留置場。そこにある独居房の中に1人の男が座っていた……。
探偵服を着た大柄な男。彼の名前は平真といった。頑丈な部屋の中央に座る彼の表情は気のせいかやつれている。
雑貨屋で起きた、密室殺人事***********
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