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こ、此処で働くのっ、!?
私が…!?
敦「いやいやいや!太宰さん!?」
「急すぎません!?」
国木田「そそそそそそそうだぞ太宰「」!! 」
敦「国木田さんっ、落ち着いてください!?(」
『私働いたことないし…っ、!』
太宰「あれ?そうなの?」
『そうですよっ…!』
太宰「てっきり働いたことあるかと、」
「もしかして君無職?」
『いやそれも違うっっ』
無職も何もないよっ!?
私まだ未成年!!!
まだ!!ピチピチのJK!!!
病気のせいでまともな生活送れなかったけどね!?
『私まだ未成年……』
太宰「あれっ、そうなの?」
『そう!!!』
私は食い気味に答えた。
国木田「どう考えても敦と同じくらいの年だろう……」
国木田さんは呆れたように太宰さんにツッコミをする。
この人、太宰さんのツッコミ役なんだなぁ…
やっぱりこの人がボケだったか、、
太宰「あはは。」
「雰囲気がなんか大人びてる感じがしてさ」
太宰さんが少しだけ眉を下げながら言う。
、何か寂しそうな…。
敦「それはそうですよね!」
太宰さんの澄ました声とは、正反対の明るく元気な声で敦さんは言う。
この人、明るくていいな。
少し羨ましくも感じた
敦「学生さんには見えるんですけど…。」
「なんだか綺麗ですし、成人してる方にも見えます」
『え…。 』
綺麗…? 私が、、?
病院で過ごしてから自分の顔はあまり見たことはなかったけど、病気にかかっていたんだ
綺麗な顔ではなかったはず。
それに、看護師も私に気を使ってか、容姿の事は何も言ってこなかった。
敦「あれ?僕変なこと言っちゃいましたかね…」
国木田「そんな事はないと思うが。」
『あ、いや…違うんです、!!』
『今まで綺麗だと言われたことが無かったので…』
私は軽く苦笑いを浮かべた。
太宰「え、お世辞でも言われたことないのかい?」
『え、あ、はい…』
お世辞って……。それ褒め言葉なの…??
太宰「可笑しいな、、 」
「私だったら、心中に誘ってしまう程の美女なのに…」
国木田「おい!!この包帯無駄遣!」
「この前、人様に迷惑をかけるなと言ったばかりではないか!!」
敦「あはは…」
さっきまでの表情がなかったかのように、可笑しな事をいう太宰さん。
きっと、こういう人なのだろう……(
???「お、探偵社にお客かい?」
私たちが雑談をし、少しした後に
ドアのところから声が聞こえてきた。
太宰「あ、与謝野先生!」
太宰さんが柔らかな笑みを浮かべる。
太宰さんって、たまに可笑しな事を言ったりする変人だけど、顔は整っているよね…
国木田さんも、敦くんも。
それに、与謝野さんという人もとても美人だ。
太宰「この娘は、さっき私が入水していた時に、川原で倒れていたので助けたんです。」
国木田さんが背筋をピシっと、伸ばす
与謝野「へぇ…川原に。」
「それで、怪我はないのかい?」
太宰…あんたまた入水したんだね。と与謝野さんは、呆れたようにツッコむ。
『あ、怪我はこの通り、』
私はくるっと一周回ってみせた。
川原で倒れていたらしい私は、何故か怪我をしていなく、なんなら病院に居た頃より断然身体が軽い。
まるで、病気が治ったかのようだった
与謝野「ふぅん…。残念だねェ…」
と言い、私達の前を通り過ぎていく。
え、残念…??
…やっぱり武装探偵社には、変人しかいないのかな(
与謝野「で、なんで太宰はこの娘を探偵社に?」
太宰「嗚呼、その事ですか」
太宰さんがにこっと笑う。
太宰「この娘を探偵社に入社させようと思って」
…あ。そうだったっ!
完全に忘れてた…!!!
与謝野さんがぽかーん…と驚いた顔をしている
与謝野さんは、すぐに表情を戻し、太宰さんに話しかける
与謝野「…その娘を、 探偵社に? 」
太宰「はい」
太宰さんは、与謝野さんの少しこわばった表情とは対比した、とてもにこやかな笑顔で返事をする
国木田「太宰…まだそのような事を言っているのか、」
敦「そ、そうですよ太宰さんっ!!」
「この子も困ってますし…!」
私は敦さんの言葉にうんうんと首を縦に動かす。
太宰「えぇ…。でも、社長と乱歩さんは賛成みたいだけど」
皆が一斉に太宰を目線の先へバッと向く。
乱歩「その子を入社させるのー?」
「楽しそうだし、僕さんせーい!」
細目の男の人が、子供の様に言う。
多分…成人男性、、だよね…?
社長「…太宰が拾ったのだ。」
「入社試験は変わらず受けさせるが、」
「私は、太宰の意見を尊重しよう。」
国木田「社長っ、!!」
与謝野「乱歩さんまで…」
太宰「…ね。いいでしょ?」
国木田さんがぐぬぬ…という表情を浮かべる。
敦「あはは…。」
「乱歩さんと、社長が言うなら仕方がないですね…」
敦さんが国木田さんをまぁまぁ…と慰める。
…って、私全然話についていけてないんだけど…!?