〜拝啓、10年後の俺へ〜

at ）ただいまぁー

mz）誰もいないだろ

まぜ太さんの鋭いツッコミ。

pr ）とりあえず手当てやね

動きながらぷりっつさんが言う。

kt ）はい、とりあえず腕出して

制服の袖をめくろうとする。

tg ）ゃめてｯ、！（大声）

焦って大きな声になる。

ak ）うぇｯ？

あっきぃさんがびっくりして変な声が出ている。

あ、せっかく気遣ってくれたのに。

tg ）ぁ、ごめんなさｯ

at ）大丈夫

すかさずあっとさんが言う。

tg ）でも、本当に大丈夫なのでｯ

袖めくられたらバレる…包帯がみえる…

tg ）本当に遊んでただけ、ですからｯ

言い訳して離してもらおう。

pr ）いーや、絶対無理してる

面倒くさすぎ…なんでわかんの…

ak ）なんでわかんの…って顔してるw

そこまでバレてんのかい…

mz）長年生きた勘だ！

長年て、今何歳だよ。

kt ）いやまぜちまだ15…w

mz）これは長年だろ！

絶対違うでしょ、まだガキ…

at ）クソガキだって、15は流石に

たのむ、このまま手当ては忘れてくれ。

pr ）よし、見るでちぐ〜

あ、気抜いてたｯ、見られる ｯ ｯ ｯ

ペラ

あーあ、見られた。

pr ）ｯ ｯ ｯ、…

あ、驚いてる。

相当怪我してるからな、俺。

ak ）ちょ、傷酷すぎ…

そんな酷くは無いだろ流石に。

at ）いじめだけでこんなになるか…？

そりゃまぁ、いじめだけじゃないからな。

kt ）これなんだろ…（ﾎﾞｿｯ

？今なんて行ったんだ？

スルスル

tg ）は、ちょｯ

ヤバ、包帯外されたｯ

ボタボタボタッ

pr ）血、凄ｯ

tg ）だから言ったのに…

今日の朝したばっかなんだよ…

kt ）傷凄いよｯ？

ak ）やり過ぎだってｯｯ

顔を真っ青にして言ってくる。

tg ）別に、関係ないし…帰してください…

はやく帰んなきゃお母様にまた殴られるし。

at ）いやいや、これで家には帰させないぞ？

なんでだよ、お前らには関係ないだろ…

ak ）友達なんだからほっとけないよね！

は、友達？

俺はいつお前らと友達になったんだよ。

pr ）目があったら友達だもんな！

はぁ、ポケ〇ンバトルかよ…

どういう神経してんだ、マジで。

tg ）マジで大丈夫なので、帰してください…

kt ）いや、絶対駄目！

なんでだよ。俺は早く帰んなきゃなのに。

あっとさんが手を掴もうとする。

俺はあっとさんの手をはらって玄関へ走り出す。

mz）ちょ、待てｯ！

まぜ太さんの呼び止めを無視し、玄関を飛び出す。

tg ）ﾊｧｯﾊｧｯ

焦っているのか息が荒い。

逃げなきゃ、ここから離れなきゃ。

何故かその思いでいっぱいだった。

テスト2週間前すぎてしまい、その数週間後には県の共通テストなので、マジで出せないかも…(´；ω；｀)

見れてもないです、ごめん。