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ころねが家に来てから一週間が経ったある日。
ころね「ご主人さま!こぉね学校行きたい!」
もらる「こ、ころ、どうしたの?いきなり」
ころね「一緒に学校行きたいだけだよ〜」
もらる(背は小さいけど気配からして僕と同じ歳くらいかな?それに、一人で放っておくのも気が引けるしな…)
もらる「う〜ん…じゃあ、一つだけ約束して」
ころね「うん。いーよー♪」
もらる「…家の中以外では、ご主人じゃなくて名前で呼んで」
ころね「それが約束?」
もらる「うん。それが守れるならいいよ」
ころね「わがった!こぉね約束守るよ!」
もらる「ふふっ、元気のいいお返事で何より。じゃあ、ご飯食べたら一回学校行こっか」
ころね「うん!」
もらる「……えっと、ころ…」
ころね「どーしたの?”もらるくん”」
もらる「ちょっと…近すぎない?///」
ころね「え〜?でもこぉねちゃんと手、繋いでるよー?」
もらる「たしかに繋いでるけど!体をくっつける必要はないかな…」
ころね「でも、『離れたらだめ』って言ったのもらるくんだよ?」
もらる「たしかに言ったけど…でもほら、手を繋いでる間は離れたくても離れられないでしょ?だから大丈夫だよ」ニコッ(無自覚笑顔)
ころね「……////」
もらる「ん?ころ顔赤いよ、どした?」
ころね「……ん〜ん?なにもないよ〜?」
もらる「そう?ならいいけど…っと通り過ぎるところだった」
ころね「ここ?」
もらる「うん。ここが学校だよ〜…あ、ヒサ兄〜!」
ヒサ兄「やあ、もらる。どうした?忘れもの?」
ヒサ兄です↑十六夜 寿輝(いざよい ひさき) 26歳
もらるの従兄弟でもらるが通っている桜田摩天楼高校(桜校)の校長。柔道全国制覇した実力の持ち主。いつも優しいが怒らせたら恐い。
※もらるくんの容姿です。今までで一回も出てきてないと思いますので添付しておきます。ついでに紹介も書いておきます。
戌神もらる 16歳 誕生日6月18日
現パン屋”自然の家”の店主。ガッシリはしてないが、全武道世界大会で優勝した実力者。ヤンキーズ達からは”沈黙の獅子”と呼ばれている。
もらる「いや、ちょっと…ね、いい?」
ヒサ兄「ん?……あ〜(察)、とりあえず校長室行こうか」
もらる「話が早くて助かるよ…」
ころね(あたしだけ置いて行かれてる気がする…)
ヒサ兄「……それで、もらる。要件はその子について…だよね?」
もらる「うん。この子…ころねについてなんだけど、その前にこの子がうちに来た経緯を説明するね」
ヒサ兄「ああ、助かるよ」
そうして、僕はころねがわが家に来た経緯を話した。
ヒサ兄「……なるほど、で、ころねちゃんをうちの学校に入れてほしいってことね〜」
もらる「うん。そうゆうこと。頼める?」
ヒサ兄「まあ、できるけど…」
もらる「けど?」
ヒサ兄「年齢が分からないことにはなあ…」
もらる「……ヒサ兄の能力使えないの?」
この世界の人口の約30%は”能力《スキル》”と呼ばれる能力を持った状態で生まれてくる。先天的に覚醒する人もいれば、ある条件を満たして覚醒する後天的な人もいる。
ヒサ兄のスキル”可視化”は人の能力や、生体情報を全て可視化出来る。医師の人たちに多く見られるスキルで、スキルの有無で医師にも所属できる部署も変わってるらしい。
ヒサ兄「う〜ん…使えるのかわからん!」
もらる「一応使ったら?分かるかもよ?」
ヒサ兄「…”可視化”…あ、普通に使える…」
もらる「だから言ったじゃん♪それでどうなの?」
ヒサ兄「うーんと…1…5だね!だから一年生からかな〜」
もらる「あ、誕生日は?」
ヒサ兄「…10月1日だね」
もらる「ん、ありがと(サプライズまだ出来るな…※現7月14日)」
ヒサ兄「とりあえず明日から来れるように手続きしておくね〜」
もらる「うん。ありがと、ヒサ兄」
ころね「こぉね学校行けるの?」
もらる「うん!明日から行けるよ!」
ころね「やっったぁ〜〜!!」
と言いながらこっちに飛びついてきた。僕はそれの衝撃に耐えきれず、ころに押し倒された。
もらる「へ?うわぁ?!ちょ、ちょっところ…」
ころね「ん〜ふふふ…」
もらる「…はぁ(こんな笑顔見せられたら離せないじゃん…)」ナデナデ
ため息を吐きながら内心そんな事を思いながらころの頭を撫でた。
ころね「?どしたの?もらるくん」
もらる「ううん。何でもないよ、帰ろ?」
ころね「うん!」
もらる「…外食もしたら遅くなったな…」
ころね(眠い…)ウトウト…
もらる「今日はもう遅いし、部屋に戻って寝な?あ、歯磨きはしてね」
ころね「うん…おやすみ、ご主人さまぁ…」
もらる「ん、おやすみなさい。」