テラーノベル
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静かな部屋の中。
俺は明日の荷物を確認していた。
タオル。
着替え。
飲み物。
財布。
「こんなもんか。」
忘れ物はないはずだ。
ひと通り確認を終えると、机の上に荷物を置いた。
明日はみんなで海に行く。
あいつら、今頃騒いでるんだろうな。
そう思った時だった。
スマホが震える。
画面を見ると、案の定グループチャットが動いていた。
あっきぃ 『寝れねぇ!!!』
「はぁ……。」
思わずため息が漏れる。
まだ寝る時間でもないのに、何を騒いでるんだか。
続けて通知が届く。
まぜ太 『子どもか。』
ぷりっつ 『遠足前の小学生やんw』
ちぐさ 『早く寝ないと起きられないにょ?』
画面を見ながら少し笑う。
みんな楽しみにしているのが伝わってくる。
俺は短く打ち込んだ。
あっと 『全員早く寝ろ。』
送信。
するとすぐに、
あっきぃ 『あっとママ怖い』
という返信が来た。
「誰がママだ。」
思わずツッコむ。
ほんとに騒がしい。
でも、嫌いじゃない。
むしろ静かだったら少し物足りないかもしれない。
ふと窓の外を見る。
夜空には星が広がっていた。
明日は晴れそうだな。
せっかくみんなで行くんだ。
天気くらいは味方してほしい。
そういえば。
集合写真を撮るとか言ってたな。
海で遊んで。
花火を見て。
みんなで笑って。
そんな一日も悪くない。
「まぁ、楽しみにしてるのは同じか。」
誰にも聞こえないように呟く。
俺はスマホの電源を切り、ベッドに横になった。
どうせ明日は朝からあっきぃが騒ぐ。
ちぐさがまとめて。
ぷりっつが盛り上げて。
まぜ太がツッコんで。
けちゃが笑うんだろう。
いつも通り。
だけど、そんな”いつも通り”が少し楽しみだった。
目を閉じる。
静かな部屋の中で、俺はゆっくり眠りについた。
sideあっとおわり~~
コメント
1件
あっと視点、めっちゃ良かったわ。準備してるとこからグループチャットのやり取り、そしてそれぞれのキャラが自然に浮かんでくる感じが秀逸。「あっとママ」にはワロタし、本人が「嫌いじゃない」って言うの、もう完全に家族だよな。静かな夜の描写と、明日への淡い期待のバランスが絶妙で、すごく温かい気持ちになった。「いつも通りが楽しみ」ってフレーズ、刺さるわ。良い話だった🔥
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