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少年:「お邪魔、します、!」
ハナマル:「いらっしゃい〜早々偉いなぁ。」
人のお家に入るときはお邪魔しますと一言言うことで礼儀正しいということをベリアンさんから学びました!別邸はお邪魔しますの範囲に入るかわからないけど、初めてだし、大丈夫だよね?
???:「ハナマルさん!あれ、さっきまであっちで寝転がってませんでした?いつの間に外に行ってるんですか…って主様じゃないですか!いらっしゃいませ!別邸へ!」
この人も誰だっけ…見覚えはあるんだけど…
ハナマル:「テディちゃん…まぁいいわ…ボスキが連れてきてくれたから折角だし入れようってなって連れてきたんだ。多分俺達主様を連れてきたときに一言も喋ってないから名前分かんないんだよ。名前だけ教えてあげな。」
テディ:「なるほど!分かりました。主様。俺はテディ・ブラウンって言います!テディって呼んでください!」
少年:「よろしくお願いします、テディさん」
早々上がらせてもらって明るいテディさんと会った。ここの屋敷は沢山の人がいるけど、皆個性が色々特徴的だから皆覚えやすいんだよ。テディさんも覚えられそう。
テディ:「それじゃあ、きっといつものところにユーハンさんは居ますから!僕も後ろから着いていきますね。」
ハナマル:「了解〜」
少年:「よろしくお願いします、!」
あたたかい会話を続けながら、リビングらしき部屋に着いた。とても和!っていう感じがして居心地がよかった。なんだかここの床は安心できるような、ほんわかするような床だった。正直寝転がりたかったけどきっとマナーとしては良くないだろうから我慢…。
???:「改めましてこんにちは主様。私は執事のシノノメ・ユーハンと申します。ユーハンとお呼びくださいね。」
少年:「ユーハンさん。改めてお願いします」
ハナマル:「ユーハン堅くない〜?」
ユーハン:「ハナマルさんは気を抜きすぎているんですよ。少しは気を抜かずピシっとしないとですよ。」
テディ:「はは…だけどそんな気を抜くことができるのは主様が優しく関わってくれるのもありますし、なんならハナマルさんの特技というか…そんな感じがします」
ここの会話もほんわかしていて居心地がいい。
ハナマル:「なぁ。主様」
少年:「?どうしたのですか?」
ハナマル:「主様の名…『ハナマルさんッ!』」
少年:「…名前、?」
名前、名まえ、なまえ…
僕の名前って何?
あぁなんだか息苦しい。皆はあるのに僕にはないんだ。やっぱり同じように関われないかも…
ユーハン:「主様!」
少年:「、。」
テディ:「息を吸いすぎちゃってますから、吐くことに意識しましょう?俺に合わせて呼吸をしましょう…吸って……吐いて……〜」
ユーハン:「ハナマルさん…ベリアンさんの話を聞いていましたか?後で1から叩き込みますよ」
ハナマル:「覚悟の上です…主様…ごめんな…」
僕の口元には布がユーハンさんが抑え、上手く呼吸ができないけど、テディさんに言われた通りに従う。少し落ち着いてきたと思うと、布が口元から外れ、呼吸が楽になった。
ユーハン:「主様。お辛い思いをさせてしまい、申し訳ありません。今日はお疲れになられたと思います。一度本邸の方へ戻りましょう。また、別邸へいらしてください。私達はいつでも待っていますよ。」
テディ:「俺も本邸の方まで着いていきます!」
ハナマル:「俺も流石についていかないとな…」
ユーハン:「当たり前ですよ。ミヤジさんかルカスさん、ベリアンさんか…誰に伝えるか決めておいてくださいね。」
ハナマル:「ひゃあ…」
このあとはユーハンさんに抱えてもらいながら、僕は顔を隠す中、テディさんに頭を撫でられながら、涙を流し、本邸の方へ戻っていった。
結局、頑張りたいこと、伝えられなかったなぁ。他の執事たちが言ってくれるのかな。