2ヶ月後…
(段々、この学校にもなれてきたな)
(みんなのおかげ…かな)
「あ、優雪さん」
「あ…田中先生…」
「丁度いいところにって…優雪さん顔色が悪いけど大丈夫?」
「大丈夫…です…」
「はぁ…っ」
「優雪さん?」
「田中先生…どうしました……はぁ…っ」
「今日はもう帰ったほうが…」
「はぁ…っ…なんで…ですか?…」
バタッ
「優雪さん!!」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です…すいません…心配…かけて…」
「そんな事どうでもいいです、僕は優雪さんが心配なんです。」
「田中先生…大丈夫です…はぁ…っ…本当に」
「無理だけは絶対にしないでください」
「はい、分かりました…」
「田中先生…優しいな…」
「はぁ…っ…」
(本当は頭、痛いんだよね)
「…はぁ…っ…屋上に行って…気分転換…してこよ…」
屋上にて
「はぁ…うまく…行かないな…田中先生に…は…心配かけるし…」
「ぐすん」
(え、なんで…なんで…涙が…)
「優雪さん?」
「え…あ…田中先生…」
「え、な、なんで泣いて?」
「ご…ごめん…なさい…」
「すぐに…泣きやむので…」
「ゆっくりでいいよ」
田中先生が背中をさすってくれる
「あ…ありがとう…ございます…」
「よいしょ」
(えっ?)
急に田中先生がお姫様抱っこをして歩き出す。
「え…あの…た、田中先生…?、ど、どこに…?」
「保健室、行くよ。」
保健室にて
「すいません…ベッドまで…運んで貰って…」
「いいよ、寝てて、時間が来たら、起こすから。」
「はい…すいません…ありがとうございます…」
「う〜ん…ダメ…だよ…」
「寝言、言ってる、可愛いな。」
「蓮くん…」
(え…蓮?)
(そっか…優雪さんは、蓮と付き合ってたんだった。)
「僕じゃダメなんだろうか?」
「優雪さん…」
チュ
田中先生が頬にキスをする。
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