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目黒


「康二君には無理でしょ。」














向井


「なんてこと言うん!!


俺だってちゃんと守れます〜!」














べーっと舌を出す向井さんを見て














何だか可愛らしく思えた。














目黒


「○○を守るのは俺で十分だから。」














○○


「…っ、」














彼の偶に出てくる














男みたい?な瞬間に














いつも心がドキドキする。














向井


「めめカッコイイこと言うやん!」














目黒


「まぁそういうことなんで。」














向井


「んふ、分かった分かった!


じゃあね○○ちゃん!!」














そう手をブンブンと振りながら














帰っていく。














○○


「……ふぅ…。

さ、冷めないうちに食べよ。」














目黒


「……。」














そう声を掛けても、一向に食べようとしない。














○○


「目黒くん、?」














目黒


「…あ、うん。食べよ。」














○○


「……、?


あ、お金返すね。」














私は慌てて財布を出そうとすると、














目黒


「別にいいよ。」














○○


「え、でも……、」














目黒


「いいから。


ほら、食べないと冷めちゃうよ。」

君だけのヒーロー。

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