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高校2年生。
『今日もいるかな。』
私にはお気に入りの教室がある。なんでお気に入りかって?それはね、
『あ!いたいた!』
「今日も来たのかよ笑」
『だってーりょうが普段教室じゃないとこでサボってんじゃーん』
「あたりめーよ」
『話すの楽しくてきてるんだからもっと明るく振る舞ってよー、笑』
「はいはい笑」
この人がお気に入りの教室になった原因。普段静かで教室に来るのも滅多にない彼。
そんなりょうがと話すのが楽しくて通いつめてるんだー笑笑
『ところでさいっつもこの教室で何してるの?』
「え何してるって言われても、特になにも、」
『え?つまんなくない?』
「いや、ひとりがいい周りうるさいし」
『なるほどねー、』
「それに、ここ旧校舎だからさ人あんまいないんだよ」
『確かに人いないもんねあ、りょうがは居るか』
「、、、」
『え?なんか反応しようか?』
「笑笑」
『からかってるんじゃないでしょうねー笑笑』
「ほんと○○面白いね笑笑」
『よく言われる笑』
「自画自賛ってやつ?」
『なんかうざい言い方するねー笑笑』
「ごめんごめん笑」
『てか話すきっかけってなんだっけ』
「まじでお前は話変えるのが得意だな」
『てへへ』
「なんだっけなー、」
『なんだっけねー、』
高2の5月頃。
私は周りと話すのが少し疲れてしまった。
1人になりたいなーって思って空き教室を探してたの。
『空いてる教室少ないな、』
ひとりごと。そんなこと言ってたら空いてる!って思う教室があった。そこにはひとつの机と椅子。ちょっと違和感あったけど座ってみた。
「え、、?」
『え?』
びっくりした誰か入ってきた旧校舎だし人少ないのに人いるんだ。
『え!すみません!使ってましたか?』
「いやいや、大丈夫っす」
『、、何年?』
「2年」
『え一緒じゃん、でも見ないな』
「だってたぶんクラス違うし」
『え名前聞いてもいい?』
「船津稜雅」
『え1年の時クラス一緒だった?』
「覚えてないかも」
『だよね、笑私もこの教室通っていい?』
「別に、毎回俺いるけどそれでいいなら、」
『全然いい、てか話そ?』
「まあ、いいよ」
これだ、これ初対面(多分)。
『りょうが!思い出した笑』
「えまじ?」
『うん、笑笑真面目そうなのになー、笑』
「なんかはらたつー笑笑」
『ごめんー、笑まだまだ仲良くしようね』
「もちろん」
『てかもう3ヶ月もこの教室通ってるわ』
「考えてみればそうだな、でもまだ3ヶ月だぞ? 」
『まぁ、そんなもんか』
「そうだよ笑 」