――書き出し――
記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《陰陽ノ矛盾編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より。
アレフ「結局、その〈ピー〉タイムマシーン(仮)って何の為に使ったんですか?」
呼霊「〈ピー〉タイムマシーン(仮)は、雰囲気を〈ピー〉タイムするだけのマシンですよ、見た目はタイムマシン(仮)に似ているので」
オグリ「間際らしいぞ…その表現」
ラス「〈ピー〉の部分が気になりますね…」
夏責「まぁ…話はそこで終わり」
―場所――中華街⁉︎天蘭道[テンランドウ]――
そこには伝統的な街なみの光景が広がる、
一言で言えば映画のイメージに似た場所だ提灯が所々にあり…街々の中に子どもや大人、道売りをしている者や商人が居る。
商人「アイヤ〜 コレは失敬」
売り子「満将 特上のアンコ餅 美味しいよ〜」
道ゆく人「そちれもうちょい安くなんか?」
はしゃぎまわる子ども達「わははぁ〜」「捕まえてごらん」「待てぇ〜」駆けっこをしている
瀧奈「すげえ賑やか」周りをキョロキョロする
αメリー「わぁ〜赤いのいっぱい」
アレフ「ピンク色の花が満開な街も良かったがココも良いな…」
ラス「コレがチャイナタウンて感じですか」
瀧奈「ちょと違うかもな…この服もだけど…」『いつもの服装に変えたい…』
夏責「着きましたよ…ここが」
夏責&呼霊「オススメの場所!珍眠丁です!」
瀧奈&αメリー&アレフ「珍眠丁?」
――天蘭道-西道―珍眠丁――
…店内は観光客や当地の人などが居る
チャイナガール「いらっしゃい!向こうの席へ」
…瀧奈達はテラス席に座り注文をし終える、
αメリー「はむっ…んん♪」春巻きを食べる
アレフ「ウッ…辛い!みずぅ水」コップの水を飲み干す
ラス「確かに美味しいですね」
夏責「そうでしょう!」
呼霊「むむむ……」何かを見ている
瀧奈「コレは?食えるのか?…」何かを見ている目の前に一風変わったカエル料理が置かれてる
オグリ「……ちゃんと食えよ」
瀧奈「小生が頼んだわけでわ……ん?」
…何か隣の人が騒がしい
変な客「うぉぉコレうおうお」騒がしく人差し指で机を〈トントン〉と叩いている
アケミ「落ち着けぇ!水ならソコにあるだろ」変な客の口に向けて水をかける…
瀧奈は聞き覚えのある声に気づく
瀧奈「?…あ、お前ここで何してる」
アケミ「あ…何で皆さんお揃いで?…それに、服合わせてるんだ…」『なんか1人増えてるな…(小声)』
瀧奈「コレは…墓威の趣味で着せられるだけで」
αメリー「アケミお姉ちゃんだ」
夏責「お久しぶりですね」
…瀧奈 達は少し会話をする、
アケミ「まぁ…祝祭の準備が近いから帰って来いと言われましてねぇ……」
瀧奈「へぇ…それで実家帰りってわけか」
アケミ「正確には親がここの店を建てた人と関わりがあるだけですが」
呼霊「ねぇ…コレって食べられるの?」
アケミ「あぁ…それ食べれますよ、カエルも、昔は色んな物が料理されてできてますし」
夏責「貧民時代は、犬や猫とか食べてたりとかもありますよ」
呼霊「猫!ぎゃ〜食われる!」
アケミ「余り騒がないでください…店内だったら本当に迷惑でしたよ…そこの人も」向こうには変な客がぐったりしている
変な客「でも、誰にも見られないし外の景色は綺麗だよ…叫びたいくらいって」
オグリ「ナっ!お前は…何でここに」
変な客(秋天)?「おぉ…オグリか、今の名は秋天と読んでくれたまえ」どうやら知り合いの様
アケミ「何?知り合い」
オグリ「まぁ…ちょとした」
アケミ「へ〜……で、あなた達はこれからどうするの?そのよ詠航[ヨハン]?って人を見つけにいくの?」
瀧奈「あぁ…探しさて会わないといけないからさぁ…」
…背後では、カエル料理を食べている呼霊とそれに驚くαメリーとアレフに興味津津に見るラス。
アケミ「なら…ちょとお母さんに聞いてみるよ、ここの人だからね…後ソコに居る人も」
秋天?「来て1日だよ……何で…」
アケミ「いちょう貴方は元々ココの代理オーナーだった者なんだし少しくらいわかるでしょ」
秋天「それとこれは違う様な…」
アケミ「取り敢えず、仕事終わるまでの間はこの人に観光案内でも何でもしてもらって」
オグリ「でも…コイツ方向音痴だよ」
秋天「誰が〜方向音痴だと…やってやろう!色んな所に、放流しする旅人の凄さを」
瀧奈「放流って……本当に大丈夫なのか?」
アケミ「……21時、午後9時にまた来てちょうだい、それじゃぁ私は手伝いがあるから」
…店内へと戻るアケミ
瀧奈「……にしてもどうするか」考える『3冊の1つ鯱丛門[コソウカド]はここにあるし、詠航って言う人はどんな人なんだろう?… /セイ みたいな改造人間だったらどうしよう…』と思った
…数分後…瀧奈達は食べ終わり外に出る。
呼霊「それでは、お土産楽しみにしてますね」
瀧奈「今そこで買って帰ればいいだろ…」
夏責「では、皆さん頑張ってください」
…バスは何処かへと消えていく
秋天「さて…せっかく西道の所に居るから西岸[セイガン]-四獣神閣[シジュウジンカク]の所に行ってみるか」
瀧奈&αメリー&アレフ「四獣神閣?」
ラス「閣と言うことは…」
秋天「まぁ…ついて来い」
…数分後…西岸-四獣神閣の近くまでくる、通りが少し騒がしい様子だ…人々達は何かに怯えて逃げている、警報が鳴っている
中華の人「そこの人!逃げた方がいい」
瀧奈「何があったんですか?」
秋天「原因はアレだろうな…」…少し遠くには得体の妖魔が暴れている
アレフ「なんだアレ…」
瀧奈「おい、アソコに逃げ遅れてる人が…助けに行かないと」走りだす
アレフ「俺も行く」瀧奈のあとを追う
…ラスも2人のあとについて行く、
中華の人「やめな!一般人が対処できるモノでわない!うわぁぁ」焦る
αメリー「大丈夫だよ…瀧にぃ達は」
…瀧奈は鹿門文集を取り出し瀧奈「鹿門文集!来い翠雲[スイウン]!」水でできた鳥が現れる
アレフ「吹き飛べ!」風の魔法が妖魔を吹き飛ばす
ラス「大丈夫ですか?お逃げを」逃げ遅れていた人を立ち上がって走らせる
逃げ遅れた人「ありがとう」礼を言い走る
…瀧奈は翠雲を操り被害がでない様に誘導し妖魔を翻弄[ホンロウ]する、
獣の妖魔「グキィー!」暴れ回る
ラス「おとなしくしなさい」強烈な一撃を入れる
瀧奈「よし、今だ」鯱丛門[コソウカド]で呼び出した羈摎[キキョウ]で拘束し縛り上げる、
中華の人「凄い…世の中にはまだ居るのか」
αメリー「凄いでしょ」ニコッと笑顔をみせる
オグリ「お〜いどうすんだよソレ」
瀧奈「わからん…どうしよう」返事をする
秋天「そいつは、このお札で取り敢えず」呪符を取り出し妖魔に貼る
アレフ「おぉ…丸くなった」
秋天「ひとまずコレでいいか…どうして暴れてたんだろう」
…全員は安心するが、突然!何か襲いかかる
秋天「お前ら危ない!」瀧奈達をかばう
〈グチャァァ〉と奇妙な音がする
穢人「あはは!どうにでもナレ」
秋天「穢人が…」
瀧奈「アレって」ふと仁児の言葉を思い出す
……仁児「穢[ケガ]れ人[ビト]…別名、穢人(ヘジン)には気おつけろよ…」……
瀧奈「アレが穢人…」腕輪から自信のみ気づく警報が起動している…
腕輪の機能『穢人 接近注意!』とでる
αメリー「コレ?何だろう?」腕輪を見る
ラス&アレフ「穢人?」
秋天「チィ…何でこんな所に湧くんだよ」
瀧奈「大丈夫なはずだ…何とかしてみせます」
アレフ「危なそうだが、野放しはできないし」
…瀧奈とアレフとラスは穢人に立ち向かう
秋天「待て、お前ら…」
瀧奈「え……」翠雲が雨水の様に地に落ちる
穢人「いてぇな!このやろう」
アレフ「危ない!」走りよる…
突如一瞬に瀧奈とアレフは後ろへと引っ張られる背後には両腕とも義手の女の子が居た
秋天「おぉ…臼娘[チョンニャ]」
…臼娘と言う子は瀧奈達を下がらせる
臼娘「危ないので下がってください」そう言い穢人の方へ接近する
臼娘「白夜岩虎!」小尾に白い虎の様な爪が穢人を貫き、また別の小尾が穢人に触れ突然発火する
穢人「あぁ…せっかくクエタノニ」
臼娘「コレで終わりです」波動の様なモノが放たれ穢人は消える、
臼娘「楽勝楽勝…Cクラスくらいかな」
瀧奈「イテテ…あ、翠雲!」消えた翠雲を探す
…翠雲は小瓶サイズまで小さくなって戻ってきた
ラス「いつまで樽に埋もれるんですか」
アレフ「この樽、抜け…抜けないぃぃ」
…秋天が臼娘の所に歩いていく
秋天「元気そうだね…」
臼娘「あ、こんにちは!先生」
瀧奈 達&アレフ「先生?」「ティチャー?」
…瀧奈達は秋天と言う人の方を見る
秋天「今 丁度に西岸-四獣神閣に行くとこなの」
臼娘「そうなんですね!」
オグリ「お前、先生って…観光と旅以外に何してたんだ?」
秋天「ん?…まぁ色々とね、肝心な事も」
……数分後……場面は変わり…
――西岸-四獣神閣――
…四獣神閣の質地は大きくそびえ立派な建物が建っている、例えるなら私達がしる日光東照宮や明治神宮の様な広さだ、とても疲れる。
臼娘「はいっと」全員分のお茶を置く
…秋天は笑顔で内心どうしたらいいか戸惑いながらもお茶を飲む、
瀧奈「で、説明は?」問いつめる
秋天「整いました!取り扱いが簡単と解きまして困った時に許しをもらいたい…その心は」
白斗「どちらもカンベン(簡便・勘弁)である」
ラス「言葉遊びですか?」
アレフ「え…結局この人だれ?」
瀧奈「…………」ジト目になる
白斗「ご紹介遅れ〜白斗[ビャット]という……白虎継承の仙人様だぞ〜」
瀧奈「仙人、しかも白虎って…」
αメリー&アレフ&ラス「仙人?」
オグリ「仙人ってのは本来は中国の道教の神様を示す言葉だが、山で不老不死の術や神通力を極めた者も仙人とかも言う様だぞ」
アレフ「不老不死って事は、見た目より物凄い歳とってるぉジジ……」
〈ゴツン〉と叩かれて倒れるアレフ
白斗「こう見えて仙人の中では若い方だよ」
アレフ「かわんないじゃん…」
白斗「……取り敢えず直球に言うと、彼も穢咎戦線の生き残りさ」
アレフ「彼も?……他にいるのか」
白斗「そうだね……彼のオリジン3人の少年少女の話しもあるから長くなりそう…」
瀧奈「……もしかして、この人達…オリジンの話しですか」旅冴の話を記録した物を見せる
秋天「へ〜見せてもらえたのか…」
白斗「そうだね…確かに彼らもだ」
秋天「お前…アレを見せてもらえる程の持ち合わせがあるみたいだな…話してやる」
臼娘「私も久しぶりに聞こっと」
白斗「そういや、前に一回聞いてたね」
秋天「まぁ…言っとくがこの知識は古すぎるゆえに信憑性も実用はない…かな」……
秋天「まずは、穢咎戦…普通に暮らしていたら聞くはずもなく調べてもでないだろぅ、何故なら隠蔽されるし本来、過去と未来に起きるはずだった事…。人類は大半以上が…あのパンデミックで人ならざる者になって崩壊していた」
……「少し昔話しをしよう」
…場面は変わり…【語り】古い話し…
古い絵巻が1つ置かれている…
我々もが巻き込まれ、運命の歯車が世界を狂い出させた始まりは、平安時代であった…
この世は妖や悪霊と言う非科学的なモノが増えてきた時代…その時代は源氏や平家の有名な武人や陰陽師が退治していた。
師は受け継がれ時が経ち…
童の名は岩戸乃、汚れ仕事などをして泥んこになりながらも生計して生きている貧乏人、
そして…彼はとても身分が低い逸れ者
岩戸乃「先生!いつになったらオラに修行つけてくれるんまい?」
明花「身に付けても得はしませんよ……今や妖が取り憑いてる気がするのは気が落ちぶれているだけで、気や身を心身共に清く元気でいれば実用無いのです。」
…神主らしき人が正座している
岩戸乃「そんでも、仏様に少しでも近づければ、こんな貧乏抜け出せると思うんばい」
明花「それよ。…はよ落ち葉を集めい、それが終われば羽織を作るのも手伝っておくれ」
岩戸乃「へ〜い!」……
…時間は経ち、夕方になってしまった
明花「明日も頼むよ」お代を渡す
岩戸乃「ひぃ…ふぅ…みぃ……ヨシ!んだ」
…岩戸乃は小さな体をピョンと跳ねてスキップしてボロボロの家へと向かい帰る、
夕暮れの綺麗な道を少し疲れ歩いてた時
〈カラン♪〉〈シャラン♪〉2つの音が鳴り響く
岩戸乃「…え〜のぃ綺麗な音な」
…道の横には般若[ハンニャ]の様な禍々しいが金満な彩りと歯のした仮面を被った人が居た
般若面の人「*ならざる接近注意逃げたしか逃げたからな近い存在感満載です……いらっしゃい*」とても優しい囁[ササヤ]き声だが渋い声の大人が呼びかける
岩戸乃「?……変わった者やな」
般若面の人「お1ついかな?」首を傾げ面の金歯を〈カチン〉と鳴らす
岩戸乃「1つ?オラに物を買う金はねぇさ」般若面の人「お代は結構…こちらからぁお1つどうぞぉ…」虚妙な変わった収納タンスを開けて見せる…〈チャラン♪シャラン♪〉と鈴が鳴るタンスの中には変わった装飾品が並んでいる
岩戸乃「こんな高価な物が万両無しで……いいや…ん〜1つだけなら」装飾品を選ぶ
…どれも美しく綺麗でかっこよく…そして奇妙で不気味で不吉で魅力的だ。
般若面の人「選ぶこと心あらず…自ら選ばれるよう……手にお取りください」〈カチカチ〉
…岩戸乃は何も考えずに引かれるままに装飾品を1つ取り出す、少し古びた目の様なモノが付いた金のハネ?だ
般若面の人「お望み…願わばもうす…」…
般若面の人「まいどあり…』仮面の内側から不気味な笑みが見え、何処かへ消えた
岩戸乃「……あれ?あの人どこば?」辺りを見渡すが既に居ない…手元には装飾品がある…草穂は夕焼け色に染まり風に揺れている…ふと急に地震が起き揺れるがおさまる、
岩戸乃「……風が…泣いている」
……日が経ち…在明時が過ぎ…
岩戸乃「何だ何だ?」
巫女さん「…そこに隠れてなさい」強引に岩戸乃を物置に押し入れ隠す
巫女さん「いい、明花さまが開けるまで動いたり音を出しすことの無い様に…」扉を閉める
岩戸乃「何が…何で…」気になり扉の隙間から覗く…数人の侍が来ている、その中で偉そうな侍と明花が何か話し合っている
岩戸乃「先生……」空気が重く感じる…明花と偉そうな侍がその場から何処かへ行った、その隙に下っ端達は手分けして何か探している
下っ端の侍2「妖魔の金飾は……」
岩戸乃「妖魔の金飾?」もっと詳しく聞こうと少し動く〈ガタン〉と音をたててしまう
巫女さん「チッ…」小声で言い何処かへ向かう
下っ端の侍1「今何か音がした」物置へと向かう
明花「合図したら押し飛ばして来て」
岩戸乃「は…わかったら」
下っ端の侍1「……」扉を開ける
明花「今、着いてきて」合図をする
岩戸乃「んだぁぁ!」ホウキを突き出して出る
下っ端の侍1「ぐわぁぁ」横転する岩戸乃の首にかけてある装飾品に目がいく
下っ端の侍2「アレは金の!待てぃ!」
…明花のあとに岩戸乃は走りさる
明花「ここまでくれば大丈夫かな…」
岩戸乃「いったいどう言う状況ですかい」
明花「その装飾品…どこで見つけた」
岩戸乃「コレは…お面を被った商人から、お1ついか?ってもらったんは……」息を切らしながらも言い伝える
明花「それは……師匠様が代々探していた貴重な代物、どんなに力の無い者が使っても強力な妖もモノノケだって倒せる可能性を持つ物……そして、災いをもたらす呪いの代物でもある」
岩戸乃「災いを!こりゃ不吉な!」
明花「だけど…君はなんとも無くてよかった、本当によかった……」
岩戸乃「よか?よかかな」少し落ち着く偉そうな侍「見つけた…そいつをよこせ」
明花「うまく逃げ切れたと思いましたが…どうやらここまでの様です…最後に私の教えを聞いてくれたのが君でよかったと思うよ」
岩戸乃「何を言ってるんばい!先生!……そな こんな身寄りのオラに教えくれて…こっちがよかだ」
明花「……逃げなさい、そしてそれを持って正しい道を歩むのです」真剣を持ち構える
岩戸乃「そな…先生を置いていけん……」
偉そうな侍「落ちこぼれ師ごとき簡単だ、お前も一緒にあの世へ行かせてやる」首には変わった装飾品を身につけている
岩戸乃『お面の商人の品……』
…明花と侍は刀を交え激戦をするが
偉そうな侍「真剣 真打か……名刀を持ちながらもその程度!今の吾を止めれるはずがない!」力強い刀捌きで明花の刀をうちとばす、
明花「うっ……」
岩戸乃「先生!」
… 一線と切られ倒れる明花、血が咲き乱れる
明花「何でいるんだ……岩戸乃よ」……
岩戸乃「先生!!……」
偉そうな侍「コレでお前をやれば吾の物、穢多ノ非人よお前が持ってても価値はないだろ」
岩戸乃「……理解できた、災いもたらす呪いが…それは行いが罪とは問わず欲望に自惚れた外道は、妖にもなれずオラみたいな落ちぶれ者でも無い……その姿に」睨みつけて言う
偉そうな侍「お前…何を言ってんだ?」
岩戸乃「見ろ」…明花から散らばった写鏡を使い見せつける
偉そうな侍「はぁ…あぁぁ……皮だ…吾の皮が剥がれ…て……い…嫌だ!」…まるで人の皮を被った中身が無い化け物だ…あの不気味な金の装飾品が3つ落ちる。
岩戸乃「今の貴様は、オラの身分より下さ…」装飾品が輝きをみせ岩戸乃は真剣 真打を持ち素人ながらも鋭い斬りを見せる
偉そうな侍「あぁ…体が溶け……る」
岩戸乃「穢多 言うが、それでも人の身…貴様こそ人の身なら…正しく生きろ」金の装飾品に大きなヒビが入り割れる
…地面には偉そうな侍が付けていた壊れた金の装飾品とボロボロになった人の皮が落ちている
岩戸乃「先生!まだ生きてますかい!」
明花「えぇ…でも、…イヤ……岩戸乃が倒したアレは、心すらも穢れ皮のみが残った人ならざる者…何と言えばいいのか……穢人…そして相反して君は穢多断咎……時代はいつかその言葉を消し身分差も消してくれるはず……その時の君は糺人だ、糺す者として………」
岩戸乃「先生……」
…向こうでも…ごげんきで。
グッと明花の付けてた翡翠玉を握る
…その後、彼の語りは受け継がれ呪われたアノ装飾品が他に回らない様に少しずつ回収していた
……古い巻物は巻かれ…話は終わる…
……場面は変わる……
秋天「まぁ……穢多と非人は別の言葉どうしだけど、合わせて使うことも今は差別用語となるから使わない様に、そして僕が持っているコレが岩戸乃の持っていた装飾品で、穢人を退治する糺人って事かな」
瀧奈「だから先生なのか」
アレフ「歴史だな〜」
秋天「いちょうね……うん…大した事じゃないし糺人としての穢人への防衛術を教える程度さ」
ラス「ですが…気になりますね、その般若の面を被った者の正体が」
αメリー「良い人なの?悪い人なの?」
秋天「さぁ…どうなんだろかな……その人の心持ち次第で変わると思うよ…アイツ」
瀧奈「ん?…何か…この形…何処かで見た事ある様な…ん〜〜」何かを思い出そうとする
秋天「コレは持ち主を選ぶからね…前の持ち主と何処かであったんだろぅ、多分」
秋天「そうだ……忘れかけてたな、確か詠航って言う人を探してるんだろ?」
瀧奈「あ、はい…セイから貰った資料に昔の写真があります」写真を秋天に見せる
秋天「……法師だったかな?ここから少し外れて山道を行った所に武呂少林寺[ブリョショウリンジ]があるんだが…そこに居る」アレフ「おぉ…これで早速会えるな!」
瀧奈「武呂少林寺、今から行って会いに…」席を立ち急ごうとするが、
白斗「スト〜〜プ!」瀧奈を座らせる
白斗「明日、一緒に同行するから急がない…それに時間的にもねぇ」
瀧奈「そうか…時間的にもあれか……」
秋天「……手合わせできるか?君ら3人」
瀧奈&アレフ「はい?」「ん?」
ラス「いいですが、どの様な意図で」
秋天「そうだね……君は僕と、そこの君は臼娘と、君は白斗とね」組み分けをする…
…場所を移動し、西岸-四獣神閣の広場でおこなうことになった…
αメリー「がんばれ〜!お〜!」
オグリ「ベストを〜尽くせ〜てな」
…遠くで見守っているαメリーとオグリと、その他観客達が居る
秋天「ルールは簡単!相手の身につけた的を3つ壊した者が勝ちだ!。僕に手加減しなくてもいいから思いっきりね、確かめる為にも」
瀧奈「はい……鹿門文集!翠雲!」…瀧奈は翠雲を使い、的目掛けて攻撃する
秋天「……!」打撃で翠雲を叩き飛ばす
秋天「いくよ〜」
瀧奈「でよ!羈摎[キキョウ]!」急いで身構える
…瀧奈に秋天の打撃の攻撃が何回もとんでくる
秋天「肝心な所が練れてないね…それじゃ……穢人にも勝てないな」瀧奈の的を2つ割る
瀧奈「まじか…2つも…」とっさに最後の的を羈摎で防ぎ、復活した翠雲で秋天の的を狙う
秋天「…貫通岸[カンツウガン]」何処か見覚えのある技で瀧奈の羈摎で防いでいた的を正確に割るそれと同時に秋天の的を1つ割る…
秋天「さぁ…次だ、見て学ぼう」
瀧奈「はぁ…はぁ…はい」深呼吸をする…他、2人の手合わせを見る、
アレフ「泣きそうになる……」
…臼娘に瞬殺されるアレフ、長いこと時間がかかってたのは、ラスと白斗だ
ラス「……手強いですね」(残りの的1枚)
白斗「お互い体術だけでコレ程とは、なかなかやるな…その先が真実が楽しみだ」(残りの的2枚)
ラス「!…コレは」一瞬の出来事に慌てる
白斗「白虎の如く…みたいな」ラスの最後の的を瞬時に取りって壊した
ラス「………」
観客達「流石は白斗様だ…」
観客達「でも、あの東洋の方も凄かったわ」…拍手が鳴り響く
αメリー「おつかれさま」
アレフ「お前もボコボコにされてるな」あざ笑ながらラスに近寄る
ラス「今の発言、イラッてきましたよ…」
瀧奈「アレフ…お前、一瞬で終わってたぞ」
アレフ「……ちょと気を抜いてしまっただけだ」
…秋天と白斗が大きく手を鳴らし注目させる
秋天「コレにて、今日は解散!ほら!そこの人達も帰ったら…そもそも見せ物じゃないし」
…大半の観客達は全員解散し何処かへ行き記者や興味を持った人達が数人まだ残って作業している
秋天「明日、俺が迎いに行くから しっかり休んでおけよ…いいな、また明日」
αメリー&オグリ「帰ろう」「戻るか」
瀧奈「俺達も帰るとするか」
アレフ「帰るか……」
ラス「そうしましょう」
瀧奈&アレフ&ラス「…………」
瀧奈&ラス『次は、絶対に勝ってみせる』2人は執念を固め、
アレフ『何か…いい匂いしてた…』
彼は心念を…ダメだこりゃ…
続く→
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