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第22話 本当に悪いのは
「ジェイド……殿下は、悪くないです!」
「悪いのは、力不足な私です!」とでも口走りそうになっていた理世が、どうにか途中で踏みとどまった直後。
「……?」
(まずい……ここからどう繋げよう……!?)
ラファーガの不思議そうな視線に晒され、不自然過ぎる沈黙が重くのしかかる中、理世が脳内をフル稼働させた――数秒後。
「……悪い、のは! ジェイド殿下ではなく、今回の事件を起こした犯人です!」
拳を握り演説のような強い口調で、言い切った。
「……」
「……」
「……」
他の三人は、きょとんとしたまま数秒固まっていた。
三人の表情を見て、理世はまたもや気づいた。
(ああああ……私今、当たり前すぎることを自信満々に言っていませんでしたかね……!)
理世脳内の自分は膝を折って座り込んでいるが、実際には拳を握り自信満々な表情で固まっていた。
(バカ*******************
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