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蓮 🖤『翔太くん、忘れ物ない?』
今日は阿部ちゃんと舘さんに誘われて4人で熱海へ1泊だけお泊まりデートだ。
二人の事を知ったのは先週の事だ。
4人で話したいと連絡をして、阿部ちゃんの家へ行くと、二人の雰囲気が今までと違っていて、翔太くんと二人で顔を見合わせた。
亮平💚『お察しの通りよ。だから2人のイチャコラ話なんて聞きたくないわよ!』
蓮 🖤『いや、あの一応報告と・・・2人には本当に感謝してて・・・ねぇ翔太くん』
翔太💙『もうシタの?』
蓮 🖤『何て事聞いてるんだお前は💢』
涼太❤️『シタよ♡毎晩してる』
亮平💚『何て事言ってるのよ涼太💢』
もう後は4人で笑うしかなかった。
こんな時間を過ごす日が来るなんて思っても見なかった。
蓮 🖤『ねぇ阿部ちゃんどっちから誘うの?』
亮平💚『殆ど涼太の方だよ・・そっちは』
蓮 🖤『翔太だね・・もう毎日盛って大変だ』
翔太♡涼太『やめろよ////』
翔太💙『ねぇ蓮指輪ネックレスにして行く?』
蓮 🖤『4人の時はいいだろっ付けて行こう』
指輪は2人きりの時以外はネックレスにしている。
あの後翔太くんも俺の指輪に刻印を入れたいと言って同じように〝StoR〟と入れた。
俺にはもう一つどうしても叶えたい事がある。
翔太くんにはまだ話してないけど・・・きっと分かってくれるんじゃないかな。
翔太くんの運転でふたりのマンションへ迎えに行く。俺らと同じで別宅を2人で借りて殆どをそっちで過ごしてるらしい。
俺らより2人の方がラブラブだ。毎日お盛んらしい・・・意外と阿部ちゃんより、舘さんの方から誘う事が多いみたい。冗談かと思っていたら本当らしい。翔太くんから聞いた。
定期的に開催される〝彼女会〟でソッチ系の話ばかりして盛り上がってるようだ。
俺と舘さんも時々〝彼氏会〟なるものを開くが大抵が料理の話をしてる。お互い彼女が料理できないので大変だ。
と言うより、何もしないで食べてくれてるだけの方がまだいい。
先日目玉焼きを作っていた翔太くんは火傷した挙句、きっとあれは・・・スクランブルエッグだった。 まぁ食べられるものだからまだマシだ。
阿部ちゃんも大して翔太くんと変わらない腕前らしい。まぁ少しだけ一緒に住んでたから大体は想像付く。
マンションの前に着くと、お揃いのサングラスをかけた2人が立っていた。
亮平💚『おはよ。よろしくね』
軽い挨拶をしながら乗り込んできた阿部ちゃんは、胸元から時折覗かせるキスマークに気づいていない様子だ。意外と舘さんは独占欲が強いらしい・・・
涼太❤️『蓮、人の彼女をイヤらしい目で見ないでくれる?』
〝見てません〟と言う前に、ハンドルを握る翔太が軽蔑の眼差しを向けた。
思い掛けず翔太くんに取り繕う羽目になった。小声で翔太くんの耳元に囁く。
蓮 🖤『違うの!阿部ちゃんキスマーク付いてる』
翔太くんは驚いたように目を丸くすると、発進前に阿部ちゃんの方に振り返って、確認すると顔を真っ赤にして、アクセルを踏んだ。
思いの外、力強く踏んでしまって後部座席の2人からヤジが飛んだ。
亮平💚『まだ死にたくな〜い』
涼太❤️『翔太、ちゃんと安全運転で頼むよ』
翔太💙『お前らのせいだろっ////』
訳のわからない2人は同時に首を傾げた。
途中サービスエリアで休憩をすると、翔太くん が見当たらない・・・
近くに居た舘さんを見ると、どうやら同じように阿部ちゃんを探しているようだった。
蓮 🖤『舘さん、翔太くんが居そうなところ分かります?』
〝きっとあそこだ〟と言った館さんは、行列の最後尾に並ぶ2人をすぐに見つけた。
蓮 🖤『勝手に居なくならないで』
他にも色々と買い込んでいる。白い腕にぶら下がるレジ袋がガサゴソ音を立てている。
涼太❤️『はぁ〜亮平、ちゃんと断る事も覚えてよ。そんなに買ってどうするの?』
どうやら阿部ちゃんも客引きに捕まって色々と買ってしまってるようだ。
翔太💙『すごく美味しいメロンパンなんだって蓮』
舘さんと顔を見合わせて苦笑いする。お互い相当この2人のお姫様に手を焼いている。コーヒーを4人分買うとメロンパンを抱えた2人と合流して車に乗り込んだ。
今度は交代して阿部ちゃんの運転だ。
隣に乗る舘さんが阿部ちゃんの口に、言われるがまま買い込んだものを食べさせている。その様子を見た翔太くんは、同じ事を要求してきた。
翔太💙『んっ』
蓮 🖤『あなた手が使えるでしょうが』
そう言いつつも、可愛い口に食べ物を入れていく。
翔太くんの後頭部なら手を回すと口元に付いているソースを舐めとり、唇を激しく貪った。
翔太💙『ンンッんっ///んっ』
亮平💚『ちょっとバカじゃないのあんた達///ンッバカこら涼太やめて』
前方では、盛った舘さんが阿部ちゃんの下半身を撫でている。
〝やるなぁ〜舘さん負けてらんないなぁ〟
蓮 🖤『阿部ちゃん安全運転で頼むよ///俺負けず嫌いなんで』
亮平💚『何の話よっンッやめて///危ないでしょ』
パシっと手を叩く音がした。
涼太❤️『いいじゃん。後ろだって盛り上がってる。あっじゃぁ俺の指舐めてよ。舌出して亮平』
クチャクチャといやらしく、指を舐める音が鳴り響く。時折、下半身を撫でているようで吐息と共に、パチンと手を叩く音が車内に響いた。
翔太くんはと言うと、2人のイヤらしい音に次第に顔を赤らめると近づいて来た俺の肩を押し返して抵抗した。抵抗されれば余計に虐めたくなる。下半身を鷲掴みすると力の抜けた翔太くんを後ろへ倒して薄く開かれた所から舌を侵入させた。
下半身を撫でるとそこは少し勃ち上がり出している。ズボンのチャックを下ろして布越しに擦るとビクリと腰を揺らせた。
翔太💙『ンンッ蓮..//』
亮平💚『いい加減になさいあんた達💢』
そうこうしているうちに、小高い丘の上に佇む宿に到着し、チェックインをしている間、阿部ちゃんと翔太くんはずっと手を繋いでる。車内で襲われた者同士、2人くっ付いて俺達を警戒している。
亮平💚『せっかくこんなイイ旅館に泊まるんだから、最初はみんなで大浴場に行こうね』
翔太💙『うん』
亮平💚『アイツらの好き勝手にさせて堪るもんですか!ちゃんと俺の近くに居てよ翔太』
翔太💙『うん。ずっと手繋いでいよう。亮平』
離れ宿の最奥の部屋に案内されると、天然翔太くんはすっかり先程までの話は忘れて、阿部ちゃんの手を離すと、目の前に現れた露天風呂と大人2人くらいが入れそうな小さなサウナ、相模湾を一望する壮大な景色に大はしゃぎだ。
亮平💚『ちょっと翔太!』
翔太💙『蓮、れん来てよ////すごいよ!蓮早く来て』
居間に取り残された阿部ちゃん。
今にも露天風呂に飛び込みそうな翔太くん。
下心しかない野獣が二匹。
〝はっ、ちょろいな〟
と阿部ちゃんの背後に忍び寄る舘さんに目配せしながら、俺は翔太くんの待つ露天風呂があるベランダへ向かった・・・
俺の事呼んでるんでね・・・
蓮 🖤『旅行の楽しみって・・・これしかないよね・・・』
俺を見るなり翔太くんの顔が引き攣ったのは言うまでもなく、居間に目をやると、もうすでに襲われてる阿部ちゃんを見て自身のやらかしに今更ながら気付いた翔太くん。
近寄る俺に後退りをする翔太くんは、壁際まで追いやられると相模湾をバックに、頬を赤らめた。
翔太💙『もうヤダぁ〜////』
コメント
14件
最高すぎるわぁ。しょっぴーが妹みたいで可愛い。
外で読むんじゃなかった。顔戻さなきゃ。
いやぁぁぁん💙💙💙 彼女会、彼氏会編気になるし、彼女会で少しイチャイチャないのかなってるんるんで待機したくなっちゃう🤤🤤🤤