2回目!あべさく学パロです!ただ単に自分が見たかっただけです🫠🫠🫠
登場人物☟
佐久間大介 ・3年生徒会長
阿部亮平 ・2年風紀委員長
放課後の廊下には、時計の針の音だけが響いていた。
生徒会室のドアが静かに閉まる音。
その向こうで、佐久間大介は机に肘をつき、
疲れたように息を吐いた。
🩷「……また風紀からの報告書、増えてるじゃん。 あの阿部くん、ほんと真面目すぎるんだから。」
そう呟いた瞬間、まるで呼ばれたかのように
ドアがノックされた。
💚「失礼します。生徒会への提出物をお持
ちしました。」
淡々とした声。
入ってきたのは、灰色の瞳が印象的な
風紀委 員長・阿部亮平。
その整った姿勢と冷静な表情を見ただけで
佐久間の心臓は一瞬で跳ね上がる。
🩷「……阿部くん、また残ってたの?もうこん な時間だよ?」
💚「あなたも、ですよ。生徒会長。」
軽い皮肉のように返されて、
佐久間は思わず 笑った。
こうして二人きりになるのは、
放課後のこの 時間だけ。
校内ではただの「生徒会長」と「風紀委員
長」。
けれどこの扉が閉まった瞬間、
ふたりの関係 は少しだけ、違う意味を持つ。
🩷「……今日、会えるの?」
佐久間が小さく問うと、
阿部は一拍置いてか ら目を細めた。
💚「場所は、いつもの資料室で。」
そのやり取りを、誰も知らない。
夜の学校。
人気のない資料室の鍵を、阿部が静かに開け
る。
中には、先に来ていた佐久間がいた。
制服の上着を脱いで、机に腰をかけている。
🩷「……お疲れさま。今日も厳しかったねぇ、風紀委員長さん。」
💚「仕事ですから。」
そう言いつつも、阿部は小さく笑う。
普段の彼からは想像できない、柔らかな笑
顔。
佐久間はその表情を見るたびに、胸の奥が熱
くなる。
🩷「学校じゃ、あんなに冷たいのにさ。俺
の前だとすぐ崩れるんだもん。」
💚「あなたが油断させるんです。」
阿部が苦笑しながら、彼の髪をそっと撫で
る。
その仕草は優しくて、どこか切なかった。
💚「こんなこと……バレたら終わりですよ。
生徒会長と風紀委員なんて。」
🩷「わかってる。でも、止められないんだよ。」
佐久間は小さく笑って、阿部の胸に額を押し
つけた。
阿部の手が彼の背中を包み込む。
静かな資料室で、聞こえるのはふたりの呼吸だけ。
🩷「……あべちゃん。」
💚「その呼び方、校内では絶対にしないでくださいね。」
🩷「わかってるよ。ここだけ、でしょ?」
そう言って笑う佐久間の声が、夜の静けさの中で溶けていく。
阿部は彼の頬を指先でなぞり、そっと唇を重ねた。
一瞬のキス。
それでも、心の奥に火が灯るような熱さを残していく。
💚「……本当は、堂々と隣にいたいです。」
阿部の低い声が、かすかに震えていた。
佐久間はその手を握り返す。
🩷「俺も。
でもさ、いつか卒業したら、隠さなくてもいいよね?」
その言葉に、阿部は小さく頷いた。
💚「その日まで、秘密を守りましょう。
あなたを守るために、俺は“風紀委員”を続けます。」
🩷「ふふっ、頼もしい彼氏さん。」
そう言って笑い合うふたりの影が、蛍光灯の下で重なった。
外では、冬の風が窓を叩いている。
けれど、その冷たさを忘れるくらいに
ふたりの間には、確かなぬくもりがあった。
コメント
4件
うわ~最高💚💖 わんさん書き方うますぎ!!✨