「帰りが遅いって、何度言わせるんだ?」
──23:47。
部屋の扉を開けた瞬間、翔太の背筋がピンと伸びる。
リビングの照明は落ちていて、スタンドライトだけが静かに灯っていた。
ソファには涼太が座っている。
脚を組み、ワイングラスを手にしながら、目線を上げることなく呟いた。
「……帰ってきたんだ」
その声音だけで、怒っているとわかる。
「ごめん、ちょっと会社の飲みが長引いて……連絡は、したし──」
「その“ちょっと”が、3時間だって言ってんだよ、翔太」
「……まさかとは思うけど、他の男と飲んでたわけじゃないよな?」
「は?何それ……俺がそんな軽い奴に見える?」
「なら、わかってるよな。“誰のものか”って」
その瞬間、涼太が立ち上がる。
重たい沈黙をまとって、ゆっくりと近づいてくる。
「……正直、腹立ってる。
お前が誰かに取られそうになってたらって思ったら──冷静でいられない」
目の前で止まると、ネクタイを引き緩めたしょっぴーの首元に、舘の指が触れる。
「……だから、お仕置きする。わかるな?」
しょっぴーが少しだけ唇を噛んで、目を伏せる。
「……やりすぎるなよ」
「お前が泣くまで、止めない」
低く甘い声が耳元に落ちた瞬間──
涼太の手が腰を引き寄せる。
口づけは、怒りを滲ませたまま深く、容赦がない。
玄関の明かりがまだ点いたままなのに、ジャケットが脱がされて床に落ちた。
「……今日、寝かせねぇからな。覚悟しとけ、翔太」
次回→🔞
コメント
2件
反対かと思っていました🥰🥰💦💦
キャーーーー\(°o°)/ 尊い!