私、今、片想い中。相手は顔が整っていて、髪も綺麗な男子。まるで、太陽のような存在だ。気づいたら、目で追っていることが多い。気づいてないよね?たまに目が合ってしまう時があるけど。
ある日の放課後、たまたま彼を見つけた。今日は・・・1人のようだ。珍しい。紅葉が舞っている中、夕日を背にして歩く彼が、とても眩しい。話しかけるなら、今しかない。そう思っても、足が前に進まない。このまま歩くの?夢にまでみた彼なのに?それで良いの?と、心の中の自分に問う。答えはもちろん、良いわけがない。このまま逃げても、ダメなんだ。私は勇気を出し、彼のところへ。 そして、肺の中の空気を押し出すようにして、私はそっと声を出した。 「あの━━」
これは、他人から見たら、小さな1歩かもしれない。だけど、私にとっては大きな1歩。
End
コメント
1件
この話の続きはご自分でどうぞ。