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赤「ううう…」
俺は赤!高校2年生⭐︎
いつもはめちゃ元気!なんだけど…
今は風邪をひいちゃってこの有様なんだよね
赤「桃にぃ…」ポロポロ
桃にぃというのは、俺の年子のお兄ちゃん
俺は桃にぃがだいすき!
なんだけど…
最近反抗期に入っちゃって、冷たい態度ばっか取っちゃうんだよね🙄
反抗期は成長の過程として大事!!とは言うけどさ
どうしても罪悪感がすごい
本当は前みたいに抱きつきに行ったりしたいのに
どうしてかそれが出来ない
そんなことにいつも頭を悩ませてたんだけど、ほんとに今日の俺は我慢ができなかった
赤「っ、グスン」
両親は用事でおばあちゃんの家に手伝いに行ってて1ヶ月くらい家を空けてるんだ
だから今家には俺1人
だから、より寂しくなっちゃって
赤「桃にぃ、早く帰って来てよ…」
いつもより甘えたくなっちゃう
赤(桃にぃの、お部屋、行こ)
ということで俺は桃にぃの部屋へふと行くことにした
ガチャ
赤(久しぶりだな、ここ)
俺はベッドで寝ようかと思ったが、ふと雑にタンスに入れられたトレーナーが目に入った
赤(これ…桃にぃのだ)
ふとそれを手に取ってみると、同じ柔軟剤なのに暖かくて優しい桃にぃの匂いがした
赤「…」ポロポロ
余計に寂しくなっちゃって、そのトレーナーを着てみた
一つしか年齢は変わらなくても、身長は桃にぃがダントツで高いため
とってもブカブカだった
赤「…あとで脱げばいいよね」
そう思い、そのまま桃にぃのベッドへ飛び込んだ
そして、持って来ていたペンギンのぬいぐるみを抱いて、そのまま眠った
どれほど時間が経ったのだろう
ふと目が覚めると、横で俺を撫でている制服姿の君がいた
赤「…桃に、?」
桃「赤、ただいま」ニコッ
赤「…」
寝ぼけていた俺は、桃にぃに抱きついた
桃「おーおー、どうした?笑」
桃「甘えたくなったか?」
赤「」コクコク
赤「桃にぃ、」ポロポロ
桃「俺はここにいるから」
桃「遠慮せず甘えな」ニコッ
赤「桃にぃぃ」ポロポロ
赤「頭あついよぉ」ポロポロ
桃「よしよし」
赤「うぇぇん」ポロポロ
そして、いつもなら言えないようなことまで口から出てしまう
赤「いつも、冷たくて、ごめんなさい」ポロポロ
桃「んー?」
桃「大丈夫、きにしてないよ〜」ヨシヨシ
赤「やだぁ」ポロポロ
桃「なにがやだなの?笑」
赤「いつも、甘えれないの、やだなの」ポロポロ
赤「もっと、甘えたい」ギュッ
桃「そっかあ」ヨシヨシ
桃「じゃあこれからもいつでもギュッってしてあげるよ」ギュー
赤「ほんと?」
桃「ほんと。」
桃「今だってしてるだろ?」
赤「やくそく、ねっ?」ニコッ
桃「おう!」
俺の記憶はここまでだ
というか、ほぼほぼうろ覚えなんだけど
次の日
赤「ん〜っ!!」手伸
俺は体調が戻っていた
そして、昨日のことを思い出していた
赤「…甘えすぎちゃったかなぁ、」
桃「そんなことないよ」
赤「…え?」
なんと俺はまだ桃にぃの部屋にいるみたいだった
しかも、俺の目の前でシャツだし
赤「ち、ちょっと!服着てよ!!」目逸
桃「俺のトレーナー、赤が着てるしなあ」
赤「…え!?」
しまった、うっかりあのまま寝てしまって忘れてた!
赤「えっと、これは、その、」
桃「ふふっ笑」
桃「甘えたかったんだよなー?」
桃「赤ちっちゃいから俺の服ブカブカじゃん笑」
桃「…萌え袖なっててかわいいよ」
赤「!?」
赤「さ、桃にぃのばかぁ!!」ポカポカ(優殴)
桃「怒んなって〜」
桃「…ま、また寂しい時とか甘えたい時とか」
桃「いつでも俺の服着て彼シャツしてくれていいからな」
赤「…え、いいの?」
桃「おう」
赤「桃にぃ〜」ギュッ
桃「よーし、甘えろ甘えろ!!」ヨシヨシ
そうして俺は、またツンツンしながらも甘えれる日々が続きましたとさ
めでたしめでたし!って…
誰がちっちゃいだ!!!
・ ・ ・ ・ ・
こうゆう系のお話、はじめて挑戦してみました😉
桃くん編も書いてみる予定なのでぜひそっちも読んでください!