元貴はいいなぁ
恵まれていて。
才能にも周りの人にも
僕にはない全てを持っている
涼架はいいなぁ
可愛くて天然で
僕の好きな人が彼氏で
僕の好きな物を全てとっていった
「僕涼ちゃんと付き合ったんだぁ」
「へぇ……」
「何よ!そんな興味のなさそうに!」
嘘だよ。めっちゃ悲しい
でも元貴が幸せならいいよ
諦めるよ。この恋
「……そっか……」
少し元貴は少し悲しい顔をした
「あ!涼ちゃーん……笑」
子犬が飼い主の所へ行くように
元貴は走っていってしまった
何回目だろう
好きな人が別の人に行くのは
好きなのに、好きなのに、
前は高野が好きだった
でもミセスを抜けた途端
プライベートでは合わなくなった
久しぶりに会ったら
恋人が出来てて
その恋人が涼架だった
2人であってたのか
その2ヶ月後位で別れていた
それも浮気とかじゃなくて
円満別れ
別のことに集中したいらしかったから
涼架は別れた後ぐしゃぐしゃになって 帰ってきて慰めた気がした
でも別れて少しだけ嬉しかった
こんな事思うのはきっと罪だ
そうしてミセスが始まった
色々バタバタしているうちに
僕は元貴に恋をしていた
涼ちゃんはモテる
どんな人から
元貴も人柄から選んだって言ってたし
ふわふわしてて可愛くて
僕も好きだった。
僕には可愛さなんてなく
どちらかと言うと女性からモテる人だから
だから元貴や高野には
ふわふわで可愛い涼ちゃんがいた
僕には彼女なら居た
綾華がいたんだ
大好きだった
でも付き合うのはミセスとしてどうかと思い 別れてしまった。
でも正直、綾華は元貴のことが好きだったって 気づいたのも2人が抜けていった頃だった
僕の恋はいつもこんな感じ
向いてないよな
辛いな。
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僕は若井が好き。
嫉妬させたくて涼ちゃんに協力してもらった
でも若井な興味はなさそう
涼ちゃんの方へ行くと
僕の方を睨む
あれ?もしかして涼ちゃんが好きなのかな…
そっか、笑
若井は涼ちゃんが好きなのか。
そうだよね。1年半も同居してたもんね
好きなのに。
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