テラーノベル
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「これはこれは…こんな寒い場所に来ていただき光栄です」
20☓☓年11月
私はとある人に取材をするために山奥にあるこの家へ来た
目の前の老人はかつてのあの事件の現場に実際にいたらしい(警察官として実際に調査をしたというらしい)
こんなチャンスは滅多にないと思い、取材をしに行った
取材許可を取る時、老人は少し考えていたが快くOKしてくれた
時計は10時を過ぎている
冬特有の吹雪の音がやけにうるさく聞こえた
私の目の前にいる痩せ細った老人が、もう随分使ったであろう椅子に腰をかける
座る時にキィという音が鳴った
この痩せ細っている老人
この人が私の取材をしたい人だった
「いえいえ…なんてことなかったですよ」
私はそう返す
「お茶でも用意しましょうか?」
そう老人は聞いてよろよろと立ち上がる
正直私はあの事件について聞けたらなんでも良いのだが…
しかし、それでも頂こうと思い口を開こうとしたが
「そうか、君は新人警察官か」
「それなら早く話した方が良いでしょう」
この老人さんは話が早くて助かった
私はその場で頷いた
「では、話しましょうか…」
私はメモの準備をしようと、バックを探った
老人もそれに気づき、少し待ってくれた
今から出てくるこの話は
私があの痩せ細った老人から聞いた話であり、(結構妄想が入っているが)
かつて世界を賑わせた、今夜最大のミステリーだ
とある者達がこの✕✕駅に集まっている
何の統一性もない、本当にたまたまでいるのだろうという者達が集まっていた
何かを待っているような様子で。そわそわしたりじっとしたりなど。みな同じような目的があるのだと見て取れる
その者達の前に少し大きめの、少し傷や汚れが見える黒い車が来た
皆その車を待っていたようで、全員その車に乗り込んだ
車の中ではちょっとした雑談が行われていた
「皆さんこの車を待っていたんですね」
皆よりかは少し小柄な、青年と思われる者が声をあげた
「そんな感じだな」
カウボーイのような帽子を被っている男性が反応をする
「俺は何か面白そうなことを聞いて、でここに来たわけだよ」
金髪がかっている髪をした男性も反応をした
「そうなんですよ、突然お会計の時に手紙を出されたから、私びっくりしちゃいましたよ〜」
穏やかに笑うこの女性は花がよく似合いそうな、だいぶ綺麗めな女性に見えた
そこで会話は途切れてしまった
しかし、端の方に座っていた2人は何食わぬ顔で黙っていた
「そこのお2人は?」
青年が明るく話しかける
「すまない、私はあいにく誰かと話すのが苦手なもので。となりの人に声をかけてくれ」
そういい、男性は口を閉じた
「じゃあその隣のお方は?どうやって来たんですか?」
少し静かになった
「…私でしょうか」
と、フードを被った男性が口を開いた
「はい、そうです」
「…私は手紙でここに来ました」
「そうなんですね〜」
またもや静かになった
しかし、誰かが何かを話す前に運転手が話していた
「さて、皆さん。もう着きましたよ」
そういうと皆は席を立ち、車を降りた
皆が降りると車は何処かに行ってしまった
屋敷は山奥にあるかなり広いところだった
結構新しいような雰囲気に見思えた
屋敷の前には鍵がかかっており、皆辺りを見渡した
不意似何処かから使用人のような男性が、鍵を持って来た
「皆さん、待たせてしまい誠に申し訳ないです」
「大丈夫よ、そこまで待っていないですもの」
深々と頭を下げた後、続けてこう返した
「我々の館にお越しいただきありがとうございます」
「お前の館なのか?」
帽子を被った男性が聞く
「いえ、このお屋敷はE様の物なのです」
「…Eって誰だ?」
「分かりません、私はこのお屋敷の主人様としか聞いていないのです」
「ふーん…」
金髪の男性は興味が無いような口ぶりをする
「では、鍵を開けましょうか」
そう言い使用人らしき者は鍵をあけ、門をなんとか開けた
「お屋敷の入口はこちらでございます」
皆、入口にまでついて行った
今度は入口の鍵を開けて、中に入った
屋敷というのは、随分広いものだった
西洋のような雰囲気のある屋敷に、全員が目を見渡した
「皆様、このお屋敷のルールというものを説明させていただきます」
「ルール?」
青年が首を傾げる
「ルールでございます」
使用人らしき者が頷いた
「ルールと言いましても、そこまで難しくはありません」
「この紙に全て載っております」
というと、使用人らしき者は1枚の紙を皆に見せた
◯この屋敷のルール
①名前は本名を用いずに偽名を使え
②午後3時になると門に鍵がかけられる
どうしても外に出たいのなら使用人に許可を貰え
使用人が鍵を持っている
③夜の消灯の時間は午後11時だ
このルールを覚えろ
この10日後に車が来る
それまでは楽しんで
使用人らしき者は少し辺りを見渡したが
「このような様子です。覚えていただければ幸いでございます」
「この紙はここあたりに貼っておきます」
すぐ近くにあった柱を指さした
「分かりました!」
「…あっ、偽名ってどういうのにすれば…?」
「自分の先頭の名前のイニシャルにしても構いません」
「それいいですね!」
「じゃあ僕Sって言います!」
青年…いや、Sが明るく話す
「じゃあ俺はー…Tと名乗るか。よろしくな」
帽子を被った男性…いや、Tも話す
「じゃ、俺Gで」
金髪の男性…いや、Gも話す
「じゃあ私はVですかね?」
綺麗めな女性…いや、Vも話す
「じゃあ私はRか…」
「…Jです」
それぞれ…RとJも気だるげに答えた
「私は使用人と言ってください」
と使用人…が言う
「分かりました!」
「OK」
「では、皆さんを部屋に案内します」
そう言い皆階段を上がって、廊下が続いている部屋に来た
廊下の壁にたくさん扉があり、客室なのだろうということが見て取れる
「1人ずつお部屋をご案内します」
そうしてそれぞれの部屋を案内していった
階段前からS、T、V、J、Rまでは案内をした
「あちらに見えますのがあなたのお部屋でございます」
「ありがとうございます…ん?」
Gは目を見開いた
そこに手紙が落ちていたからだ
「これを見ている者へ…」
「…は…!?」
Gは小声で言った
だいぶ動揺している様子が見える
「どうしたのでしょうか?」
使用人が心配そうに声をかける
「…いや、なんでもないですよ!」
Gは無理やり笑ったかのような顔で手を振った
その手は若干震えていたのかもしれない
コメント
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**みぅ🤍🥀** 第1話、読ませてもらいました…! 山奥の屋敷に集められた見知らぬ6人と、偽名ルール…『金田一』とか『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせる、クラシカルなクローズドサークルミステリーの香りがしっかりしてて、すごく惹き込まれました。 特にGがあの“手紙”を見つけて動揺するラストがもう…あの震えた手、何を知ってるんだろうって気になって仕方ないです。まだ集まったばかりなのに、もう不穏な空気がちゃんとあるのがいい。 あと冒頭の「痩せ細った老人」から始まる入れ子構造も好き。語り手が誰で、この取材が今どう繋がるのか、続きが気になりすぎます…🌙 1話からこの空気感、めっちゃ好みです!
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天音ろっく
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#衝撃のラスト
山根利広
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